TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025106752
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-16
出願番号2024000342
出願日2024-01-04
発明の名称プラグインハイブリッド車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60K 6/40 20071001AFI20250709BHJP(車両一般)
要約【課題】低くフラットなフロアを実現して広い車室空間を確保できるミニバンタイプのプラグインハイブリッド車両を提供する。
【解決手段】ミニバンタイプのプラグインハイブリッド車両1は、フロアパネル100の下にバッテリ50と、燃料タンク52と、排気管54とが配設されている。ミニバンタイプのプラグインハイブリッド車両1は、フロアパネル100の下に、第1ワイヤハーネス81と、第3ワイヤハーネス83と、第4ワイヤハーネス84と、第5ワイヤハーネス85と、が燃料タンク52の側方を通して車両前後方向に配索されている。上記のワイヤハーネスは、電力を伝達するワイヤハーネスである。さらに、上記のワイヤハーネスは、バッテリ50と、排気管54との間を通して車両前後方向に配索されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンとモータを動力源として備え、前記エンジンに供給する燃料を貯留する燃料タンクと、前記モータに供給する電力を蓄えるバッテリと、外部からの電力を前記バッテリに充電する車載充電器と、前記エンジン及び前記モータの回転動力を前輪に伝達する動力伝達機構と、前記モータを駆動するインバータと、前記エンジンからの排気を車両後方に導く排気管と、排気音を低減するマフラと、を備え、車室と荷室が仕切られていないミニバンタイプのプラグインハイブリッド車両であり、
前記車室よりも車両前方にエンジンコンパートメントを備え、
前記エンジンコンパートメント内に、前記エンジンと、前記モータと、前記動力伝達機構と、前記インバータと、が配設されており、
前記車室の床面を構成するフロアパネル上に、1列目のシートと、前記1列目のシートよりも車両後方に位置する2列目のシートと、が配設され、
車両側面視において、前記1列目のシートは前輪よりも車両後方に位置し、前記2列目のシートは後輪よりも車両前方に位置し、前記2列目のシートは前記フロアパネル上に設けられた車両前後方向に延びるスライドレールに沿って車両前後方向にスライド可能であり、
前記フロアパネルの下に、
前記バッテリと、前記燃料タンクと、前記排気管と、前記マフラと、が配設され、
電力を伝達するワイヤハーネスが、前記燃料タンクの側方を通して車両前後方向に配索されている
プラグインハイブリッド車両。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
後輪駆動用モータを備え、
前記後輪駆動用モータは、前記インバータによって駆動され、
前記フロアパネルの下において、
前記後輪駆動用モータは、前記燃料タンクよりも車両後方に配設され、
前記ワイヤハーネスは、前記後輪駆動用モータと、前記インバータと、を接続するワイヤハーネスを含む
請求項1に記載のプラグインハイブリッド車両。
【請求項3】
前記燃料タンクが、前記バッテリよりも車両後方に配設され、
前記バッテリと、前記インバータと、が前記ワイヤハーネスとは異なるワイヤハーネスによって接続されている
請求項1に記載のプラグインハイブリッド車両。
【請求項4】
前記バッテリが、車幅方向中央を通って車両右側の領域と車両左側の領域との双方に亘るとともに、前記バッテリの重心位置が車幅方向中央からオフセットするように車幅方向の片側に寄せて配設され、
前記ワイヤハーネスが、前記バッテリが寄せられている側とは車幅方向の反対側に寄せて配設され、前記バッテリの側方を通して配設されている
請求項1に記載のプラグインハイブリッド車両。
【請求項5】
後輪駆動用モータを備え、
前記マフラは前記後輪駆動用モータよりも車両後方に位置し、
前記排気管は前記バッテリ及び前記燃料タンクの側方を通して前記エンジンと前記マフラとを接続するように配設され、
前記ワイヤハーネスが、前記バッテリと前記排気管との間、及び前記燃料タンクと前記排気管との間を通して車両前後方向に配索されている
請求項4に記載のプラグインハイブリッド車両。
【請求項6】
前記バッテリから供給される電力を分岐する分岐ボックスと、
前記バッテリから供給される電力の電圧を変換するコンバータと、を備え、
前記分岐ボックスは、前記1列目のシートの下且つ前記フロアパネルの上に配設され、
前記コンバータは、前記後輪の車軸よりも車両後方且つ前記フロアパネルの上に配設され、
前記ワイヤハーネスは、前記分岐ボックスと、前記コンバータと、を接続するワイヤハーネスを含む
請求項5に記載のプラグインハイブリッド車両。
【請求項7】
前記後輪の車軸よりも車両後方且つ前記フロアパネルの上に、前記車載充電器が配設され、
前記ワイヤハーネスは、前記バッテリと、前記車載充電器と、を接続するワイヤハーネスを含む
請求項5に記載のプラグインハイブリッド車両。
【請求項8】
車両の側方にスライドドアと、
車両外部から充電プラグが差し込まれる充電口と
前記バッテリから供給される電力を分岐する分岐ボックスと、を備え、
前記充電口が、車両側面且つスライドドアよりも車両後方に配設され、
前記ワイヤハーネスは、前記充電口と、前記分岐ボックスと、を接続するワイヤハーネスを含む
請求項5に記載のプラグインハイブリッド車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、外部電源に接続してバッテリを充電することができるプラグインハイブリッド車両に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、駆動源としてエンジン及び駆動モータが配置されたハイブリッド車両において、バッテリと、高電圧系部品と、排気系部品とをフロアパネルの下にコンパクトに配置する構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-160519号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
2列目のシートとして、前後方向にフロア上をスライド可能なスライドシートを備え、スライドドアを備えるミニバンタイプの車両が知られている。スライドシートのスライド量を確保するためには、長いスライドレールをフロアに配設する必要がある。そのため、ミニバンタイプの車両では、1列目のシートよりも後ろのフロアは、低くフラットな構造であることが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するためのプラグインハイブリッド車両は、エンジンとモータを動力源として備え、前記エンジンに供給する燃料を貯留する燃料タンクと、前記モータに供給する電力を蓄えるバッテリと、外部からの電力を前記バッテリに充電する車載充電器と、前記エンジン及び前記モータの回転動力を前輪に伝達する動力伝達機構と、前記モータを駆動するインバータと、前記エンジンからの排気を車両後方に導く排気管と、排気音を低減するマフラと、を備える。前記プラグインハイブリッド車両は、車室と荷室が仕切られていないミニバンタイプのプラグインハイブリッド車両である。前記プラグインハイブリッド車両は、前記車室よりも車両前方にエンジンコンパートメントを備える。前記エンジンコンパートメント内には、前記エンジンと、前記モータと、前記動力伝達機構と、前記インバータと、が配設されている。前記車室の床面を構成するフロアパネル上には、1列目のシートと、前記1列目のシートよりも車両後方に位置する2列目のシートと、が配設されている。車両側面視において、前記1列目のシートは前輪よりも車両後方に位置し、前記2列目のシートは後輪よりも車両前方に位置し、前記2列目のシートは前記フロアパネル上に設けられた車両前後方向に延びるスライドレールに沿って車両前後方向にスライド可能である。前記プラグインハイブリッド車両は、前記フロアパネルの下に、前記バッテリと、前記燃料タンクと、前記排気管と、前記マフラと、が配設されている。前記ハイブリッド車両は、電力を伝達するワイヤハーネスが、前記燃料タンクの側方を通して車両前後方向に配索されている。
【発明の効果】
【0006】
プラグインハイブリッド車両は、低くフラットなフロアを実現して広い車室空間を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態のミニバンタイプのプラグインハイブリッド車両の模式図である。
図2は、実施形態のプラグインハイブリッド車両が備えるスライドドアを左側方から見た車両側面視における平面図である。
図3は、実施形態のプラグインハイブリッド車両が備えるスライドドアを右側方から見た車両側面視における平面図である。
図4は、実施形態のプラグインハイブリッド車両における内部構造を示す模式図である。
図5は、実施形態のプラグインハイブリッド車両におけるシートの配置を示す模式図である。
図6は、実施形態のプラグインハイブリッド車両におけるフロアパネルの上に配設された機器の配置を示す模式図である。
図7は、実施形態のプラグインハイブリッド車両におけるフロアパネルの下に配設された機器の配置を示す模式図である。
図8は、実施形態のプラグインハイブリッド車両における駆動系及び電気系統の構成を示す模式図である。
図9は、変更例のプラグインハイブリッド車両におけるフロアパネルの下に配設された機器の配置を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、プラグインハイブリッド車両の一実施形態について、図1~図8を参照して説明する。
<プラグインハイブリッド車両1の外部構造について>
図1は、本実施形態のプラグインハイブリッド車両1を示す模式図である。図1に示すように、プラグインハイブリッド車両1は、車両側面に、フロントドア2と、車両開口部3と、スライドドア4と、を備えている。
【0009】
車両開口部3は、車両前後方向に移動するスライドドア4によって開閉される。また、車両開口部3の下部には、ステップパネル5が配設されている。ステップパネル5は、プラグインハイブリッド車両1の床面を構成するフロアパネル100の下部に配設されている。ステップパネル5の下面には、プラグインハイブリッド車両1の車両前後方向に延びるガイドレール11が固定されている。ガイドレール11の前端は、前輪14よりも車両後方に位置している。ガイドレール11の後端は、後輪15よりも車両前方に位置している。
【0010】
図2は、プラグインハイブリッド車両1が備えるスライドドア4を左側方から見た車両側面視における平面図である。図2に示すように、プラグインハイブリッド車両1の車両左側面且つスライドドア4よりも車両後方には、給油口17が配設されている。プラグインハイブリッド車両1は、車両開口部3の周囲にアッパレール7、センタレール9及び前述のガイドレール11が配設されている。アッパレール7は、車両開口部3の上方に配設されている。ガイドレール11は、車両開口部3の下方に配設されている。センタレール9は、車両開口部3よりも車両後方の車両側面に配設されている。センタレール9の車両高さ方向の位置は、アッパレール7よりも下方であって、ガイドレール11よりも上方である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
カーテント
1か月前
個人
車窓用防虫網戸
2か月前
個人
ホイルのボルト締結
17日前
個人
車輪清掃装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
個人
キャンピングトライク
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
個人
乗合路線バスの客室装置
1日前
個人
キャンピングトレーラー
1か月前
個人
車両用スリップ防止装置
23日前
個人
ワイパーゴム性能保持具
1か月前
個人
アクセルのソフトウェア
22日前
個人
円湾曲ホイール及び球体輪
1日前
井関農機株式会社
収穫作業車両
2か月前
株式会社ニフコ
保持装置
16日前
株式会社クラベ
ヒータユニット
2か月前
個人
車載小物入れ兼雨傘収納具
15日前
日本精機株式会社
車載表示装置
18日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
23日前
井関農機株式会社
作業車両
29日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
29日前
日本精機株式会社
車両用投影装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
エムケー精工株式会社
車両処理装置
1か月前
AGC株式会社
車両用窓ガラス
1か月前
株式会社クボタ
作業車両
17日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
2か月前
ヤマハ発動機株式会社
電動車両
8日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
11日前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
2か月前
株式会社東洋シート
車両用シート構造
24日前
AGC株式会社
車両用窓ガラス
25日前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
25日前
続きを見る