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公開番号2025106728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-16
出願番号2024000290
出願日2024-01-04
発明の名称炭素繊維前駆体用処理剤および炭素繊維前駆体
出願人竹本油脂株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類D06M 15/647 20060101AFI20250709BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】巻き取られた炭素繊維前駆体の紡糸集束性の向上、当該炭素繊維前駆体を耐炎化処理して耐炎化繊維を製造したときの耐炎化毛羽の発生を抑制すること、及び当該炭素繊維前駆体から得られた炭素繊維の強度向上を果たす。
【解決手段】本発明に係る炭素繊維前駆体用処理剤は、シリコーン化合物(A)を含有し、シリコーン化合物(A)が、フェニル変性シリコーン(A1)及びアラルキル変性シリコーン(A2)から選択される少なくとも一つを含むことを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
シリコーン化合物(A)を含有し、
前記シリコーン化合物(A)が、フェニル変性シリコーン(A1)及びアラルキル変性シリコーン(A2)から選択される少なくとも一つを含むことを特徴とする炭素繊維前駆体用処理剤。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記シリコーン化合物(A)の屈折率が1.420~1.600である請求項1に記載の炭素繊維前駆体用処理剤。
【請求項3】
更に、非イオン界面活性剤(N)を含有する請求項1に記載の炭素繊維前駆体用処理剤。
【請求項4】
前記非イオン界面活性剤(N)が、エチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドから選択される少なくとも一つがアルコールに付加された複数の化合物(n)を含み、且つ、前記アルコールは化学式の異なる二種以上である請求項3に記載の炭素繊維前駆体用処理剤。
【請求項5】
前記シリコーン化合物(A)及び前記非イオン界面活性剤(N)の含有量の合計を100質量部として、前記シリコーン化合物(A)の含有量が10質量部以上90質量部以下であり、前記非イオン界面活性剤(N)の含有量が10質量部以上90質量部以下である請求項3に記載の炭素繊維前駆体用処理剤。
【請求項6】
前記シリコーン化合物(A)が、アミノ変性シリコーン(A3)をさらに含む請求項1に記載の炭素繊維前駆体用処理剤。
【請求項7】
前記シリコーン化合物(A)が、ポリエーテル変性シリコーン(A4)をさらに含む請求項1に記載の炭素繊維前駆体用処理剤。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の炭素繊維前駆体用処理剤が付着していることを特徴とする炭素繊維前駆体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、炭素繊維前駆体用処理剤および炭素繊維前駆体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
炭素繊維の製造方法として、繊維状の材料を紡糸した後に当該材料を焼成する、という手法が汎用されており、この繊維状の材料を炭素繊維前駆体という。炭素繊維前駆体としては、高分子等の繊維材料の表面に炭素繊維前駆体用処理剤が付着したものが使用される場合がある。かかる処理剤は、炭素繊維を製造する際の諸工程における炭素繊維前駆体の取り扱い性を向上する等の目的で用いられる。
【0003】
特開2002-129481号(特許文献1)には、少なくとも主鎖の側鎖にアミノ変性基を有する特定のアミノ変性ポリオルガノシロキサンと特定の多環芳香族化合物とを合計で所定量以上、且つ双方を所定割合で含有する炭素繊維製造用合成繊維処理剤が開示されている。特許文献1に記載の処理剤を付与して製造された炭素繊維は、耐炎化工程での耐炎化繊維相互の融着防止と耐炎化工程での糸切れの発生防止とを同時に且つ充分に図ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-129481号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
炭素繊維前駆体は、紡糸、延伸、乾燥、および処理剤付与等の工程を連続的に経たのちに、ワインダー等の巻取装置に巻き取られることが一般的である。この連続工程において炭素繊維前駆体は、ローラー等の案内具に案内されながら各工程を通過する。特許文献1に記載の処理剤を付与された炭素繊維前駆体は、巻き取られた炭素繊維前駆体の集束性の向上、当該炭素繊維前駆体を耐炎化処理して耐炎化繊維を製造したときの耐炎化毛羽の発生を抑制すること、及び当該炭素繊維前駆体から得られた炭素繊維の強度向上の観点で改善の余地があった。
【0006】
そこで、巻き取られた炭素繊維前駆体の紡糸集束性の向上、当該炭素繊維前駆体を耐炎化処理して耐炎化繊維を製造したときの耐炎化毛羽の発生を抑制すること、及び当該炭素繊維前駆体から得られた炭素繊維の強度向上を果たし得る炭素繊維前駆体用処理剤、ならびに、当該処理剤が付与された炭素繊維前駆体の実現が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る炭素繊維前駆体用処理剤は、シリコーン化合物(A)を含有し、前記シリコーン化合物(A)が、フェニル変性シリコーン(A1)及びアラルキル変性シリコーン(A2)から選択される少なくとも一つを含むことを特徴とする。
【0008】
本発明に係る炭素繊維前駆体は、炭素繊維前駆体用処理剤が付着していることを特徴とする。
【0009】
これらの構成によれば、巻き取られた炭素繊維前駆体の紡糸集束性の向上、当該炭素繊維前駆体を耐炎化処理して耐炎化繊維を製造したときの耐炎化毛羽の発生を抑制すること、及び当該炭素繊維前駆体から得られた炭素繊維の強度向上を、いずれも実現することができる。
【0010】
以下、本発明の好適な態様について説明する。ただし、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定されるわけではない。
(【0011】以降は省略されています)

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