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公開番号2025106143
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-14
出願番号2024014467
出願日2024-02-01
発明の名称ワイヤの巻き取りを防止する立体回転揺動型の送風装置及びその首振り制御方法
出願人佛山市金星徽電器有限公司,FOSHAN JINXINGHUI ELECTRICAL APPLIANCE CO.,LTD
代理人TRY国際弁理士法人
主分類F04D 25/10 20060101AFI20250707BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】送風装置の内部のワイヤの巻回の問題を防止できる立体回転揺動型の送風装置を提供する。
【解決手段】台座には回転テーブル及び回転テーブルを駆動して回転させる第1モータが設置され、首振りアセンブリはユニバーサルジョイント、ピン、第2モータ、第1接続部材及び第2接続部材を含み、ユニバーサルジョイントの外輪が第1接続部材にヒンジで連結され、第1接続部材が台座及び電動送風部材のうちの一方に固定して接続され、ユニバーサルジョイントの内輪が第2接続部材を介して他方に固定して接続され、第2モータがピンを駆動してその回転軸の周りに回転させるためのものであり、ピンのロッド本体が第2モータの回転軸に対して1°~60°間の傾斜角を形成し、ピンの端部がユニバーサルジョイントの内輪又は第2接続部材に接することにより伝動される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ワイヤの巻き取りを防止する立体回転揺動型の送風装置であって、
台座であって、外部載物面上に置かれて立体回転揺動型の送風装置の支持物とされ、台座に回転テーブル及び第1モータが設置され、前記第1モータが回転テーブルを駆動して回転させるためのものである台座と、
ユーザーへ送風するための電動送風部材と、
ユニバーサルジョイント、ピン、第2モータ、第1接続部材及び第2接続部材を含み、前記ユニバーサルジョイントの外輪が第1接続部材にヒンジで連結され、第1接続部材が台座及び電動送風部材のうちの一方に固定して接続され、ユニバーサルジョイントの内輪が第2接続部材を介して他方に固定して接続され、前記第2モータがピンを駆動してその回転軸の周りに回転させるためのものであり、前記ピンのロッド本体が第2モータの回転軸に対して1°~60°間の傾斜角を形成することにより水平傾斜を形成し、前記ピンの端部が前記ユニバーサルジョイントの内輪又は第2接続部材に接することにより伝動される首振りアセンブリと、
を備えることを特徴とするワイヤの巻き取りを防止する立体回転揺動型の送風装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
立体回転揺動型の送風装置は電動送風部材に給電するためのワイヤを有し、前記ワイヤの配線が前記ピンの回転空間を巻き付けており、且つ立体回転揺動型の送風装置における配置方式は動く余裕を形成することによりワイヤが電動送風部材の首振りにつれて動く機能を有するように設定されることを特徴とする請求項1に記載のワイヤの巻き取りを防止する立体回転揺動型の送風装置。
【請求項3】
前記台座の天面にケーシングが固定され、前記首振りアセンブリがケーシング内に収納されて遮蔽を形成し、対応する接続部材がケーシングの外に延出して電動送風部材に接し、
前記ワイヤが台座から上向きに延在して前記電動送風部材に接続されることを特徴とする請求項2に記載のワイヤの巻き取りを防止する立体回転揺動型の送風装置。
【請求項4】
前記ワイヤは台座から上向きにケーシングの内側壁に沿って延在して、ユニバーサルジョイント及びピンを巻き付けてから電動送風部材に接する対応する接続部材内に貫入して電動送風部材に給電するように配置され、ワイヤを対応する接続部材に貫入する位置がケーシング内に配置されることを特徴とする請求項3に記載のワイヤの巻き取りを防止する立体回転揺動型の送風装置。
【請求項5】
前記ユニバーサルジョイントの内輪の外壁に第1回転軸が設けられ、前記第1回転軸がユニバーサルジョイントの外輪にヒンジで連結され、前記ユニバーサルジョイントの外輪の外壁に第2回転軸が設けられ、前記第2回転軸が第1接続部材にヒンジで連結され、前記第1回転軸の軸線が第2回転軸の軸線に垂直であり、
前記第2回転軸が中空に設置され、
前記ワイヤは台座から上向きに延在して、第2回転軸の中空部を介して電動送風部材に接する対応する接続部材内に貫入して電動送風部材に給電するように配置されることを特徴とする請求項3に記載のワイヤの巻き取りを防止する立体回転揺動型の送風装置。
【請求項6】
前記ユニバーサルジョイントの外輪内に球状キャビン本体が設けられ、前記ユニバーサルジョイントは内輪が球状を呈し、その外壁が前記球状キャビン本体の内壁面に転がり接触し、
前記球状キャビン本体の側壁に貫通孔が開設され、前記内輪にスレッディング用通路が開設され、前記スレッディング用通路は一端が前記貫通孔に位置合わせされ、他端が電動送風部材に接する対応する接続部材に連通し、
前記ワイヤは、台座から上向きに延在して、前記貫通孔及びスレッディング用通路を介して電動送風部材に接する対応する接続部材内に貫入して電動送風部材に給電するように配置され、前記スレッディング用通路と前記ワイヤとの間にはワイヤが動ける隙間があり、
前記送風装置に伝動部材が設置され、伝動部材の一端が第2モータの回転軸に接続され、前記ピンの両端部がそれぞれ第2接続部材又は内輪の底部、伝動部材の他端に接し、且つ両方のうちの一方は固定して接続されるように配置され、他方は摺動可能なネスティングを形成してピンがそのロッド本体の方向に沿って動く機能を有することが許容されるように配置されることを特徴とする請求項3に記載のワイヤの巻き取りを防止する立体回転揺動型の送風装置。
【請求項7】
前記ピンが内輪に対して固定され、
前記ピンの底部が球状腕に設置され、前記伝動部材のピンに接する端には球状腕を支えてそれに転がり接触するための支え構造が設置されることを特徴とする請求項6に記載のワイヤの巻き取りを防止する立体回転揺動型の送風装置。
【請求項8】
前記球状腕には底部から延出する非円形断面の位置決め部材が設置され、
前記支え構造の溝底には位置決め部材を収納するための制限溝又は制限孔が開設され、前記制限溝又は制限孔が位置決め部材により前記内輪の回転過程における動き軌跡を制限することにより圧着を回避することを特徴とする請求項7に記載のワイヤの巻き取りを防止する立体回転揺動型の送風装置。
【請求項9】
前記スレッディング用通路の貫通孔に接する端は貫通孔に近接する方向に向かって開口幅が増加するように配置され、
及び/又は、前記スレッディング用通路の接続部材に接する端は該接続部材に近接する方向に向かって開口幅が減少するように配置されることを特徴とする請求項6に記載のワイヤの巻き取りを防止する立体回転揺動型の送風装置。
【請求項10】
前記立体回転揺動型の送風装置に伝動部材が設置され、伝動部材の一端が第2モータの回転軸に接続され、
前記ピンの両端部はそれぞれ第2接続部材又は内輪の底部、伝動部材の他端に接し、且つ両方のうちの一方は固定接続されるように配置され、他方は摺動可能なネスティングを形成してピンがそのロッド本体の方向に沿って動く機能を有することが許容されるように配置されることを特徴とする請求項1に記載のワイヤの巻き取りを防止する立体回転揺動型の送風装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は送風装置の技術分野に属し、具体的にワイヤの巻き取りを防止する立体回転揺動型の送風装置及びその首振り制御方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
ファンは外部へ送風して、空気の流れを加速する家庭用電器である。ファンの送風領域を増加させるために、従来のファンはその電動送風部材(ファンヘッド)の回転軸構造を改良することにより、より多くの領域へ送風し、送風範囲を広げる。
【0003】
例えば、出願第201721500103.X号の中国特許に開示される立体回転揺動型の構造において、第1回転軸(ファンブレードを駆動して回転させる)及び第2回転軸(電動送風部材を駆動して回転させる)の軸心線は同一面上の直線又は異なる面上の直線であるように配置され、且つそれらの夾角が0°、90°及び180°に等しくなく、これにより電動送風部材は第2回転軸の駆動によって第2回転軸の周りに回転する。ところが、このようなファンは片側だけへ送風でき、且つ電動送風部材が第2回転軸の周りに回転するため、その送風範囲が依然として狭くて、立体ではない。
【0004】
更に例えば、出願第202222237447.3号の中国特許に開示される複数の角度で回転できる首振りファンに第1回転軸及び第2回転軸が設けられ、2組の回転軸の作用によって、首振りファン本体は第1回転軸の中心軸の周りに360度で回転するだけでなく、第2回転軸の中心軸の周りに回転することもでき、これにより首振りファンの送風範囲を広げる。
【0005】
上記複数の角度で回転できる首振りファンは電池が第1台座内に設置されており、ファンブレードを駆動して回転させる第1駆動装置が電源を取得できるために、導線を配置する必要があり、導線は一端が電池に電気的に接続され、且つ順に第1台座、第1ブラケット及び第2台座を通過し、最終的に第1駆動装置に電気的に接続されており、それにより第1駆動装置に給電する。ところが、使用過程において、首振りファン本体が第1回転軸の周りに回転するとき、第1駆動装置が首振りファン本体に従って同期回転し、このとき、第1駆動装置が電池に対して回転し、導線が曲げられてしまう。首振りファンの送風範囲を更に広げるために、首振りファン本体を同時に第2回転軸の周りに回転させると、導線が更に曲げられてしまい、このようにすれば導線を折って導線の絶縁層を損傷させて、回路故障などの問題が発生しやすく、より深刻には、ひいては極めて深刻な使用上の安全問題(例えば、感電又は導線の過熱による火災)が発生してしまう。
【0006】
以上の首振りファンの首振りファン本体は複数組の固定回転軸の周りに回転することにより送風範囲を広げており、従来のファンにおいて、回転軸を回転可能な状態に設置することによりファンの送風範囲を広げるものもある。
【0007】
例えば、出願第87203899.8号の中国特許には全方位で首振りできるシーリングファンが提供されており、該シーリングファンはユニバーサルジョイント機構を設置することにより首振り機構を支持する(首振り機構の中心軸線が上記回転軸である)。ところが、上記構造の首振り式シーリングファンはデスクトップファン又はフロアファンに使用され、ファンが片側だけへ送風できるため、送風範囲が狭い。それと同時に、この技術はシーリングファンのみに適用され、デスクトップファン又はフロアファンに適用されると機械的損傷問題が発生してしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は従来技術の欠陥を克服して、送風範囲が広くて、電動送風部材が同一方向に沿って360度で無限に繰り返して回転でき、又は360度における任意の角度で回転できるとともに、送風装置の内部のワイヤの巻回の問題を効果的に緩和できるワイヤの巻き取りを防止する立体回転揺動型の送風装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以上の目的を実現するために、本発明はワイヤの巻き取りを防止する立体回転揺動型の送風装置を開示し、前記ワイヤの巻き取りを防止する立体回転揺動型の送風装置は、
台座であって、外部載物面上に置かれて立体回転揺動型の送風装置の支持物とされ、台座に回転テーブル及び第1モータが設置され、前記第1モータが回転テーブルを駆動して回転させるためのものである台座と、
ユーザーへ送風するための電動送風部材と、
ユニバーサルジョイント、ピン、第2モータ、第1接続部材及び第2接続部材を含み、前記ユニバーサルジョイントの外輪が第1接続部材にヒンジで連結され、第1接続部材が台座及び電動送風部材のうちの一方に固定して接続され、ユニバーサルジョイントの内輪が第2接続部材を介して他方に固定して接続され、前記第2モータがピンを駆動してその回転軸の周りに回転させるためのものであり、前記ピンのロッド本体が第2モータの回転軸に対して1°~60°間の傾斜角を形成することにより水平傾斜を形成し、前記ピンの端部が前記ユニバーサルジョイントの内輪又は第2接続部材に接することにより伝動される首振りアセンブリと、を備える。
【0010】
好ましくは、立体回転揺動型の送風装置は電動送風部材に給電するためのワイヤを有し、前記ワイヤの配線が前記ピンの回転空間を巻き付けており、且つ立体回転揺動型の送風装置における配置方式は動く余裕を形成することによりワイヤが電動送風部材の首振りにつれて動く機能を有するように設定される。
(【0011】以降は省略されています)

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