TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025105304
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223763
出願日2023-12-29
発明の名称ハイブリッド車、ハイブリッド車の制御方法、給電モード設定システム、給電モード設定方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60W 20/00 20160101AFI20250703BHJP(車両一般)
要約【課題】ユーザが外部給電を所望する場合に、ユーザが給電モードより容易に設定可能とする。
【解決手段】ハイブリッド車は、燃料タンクからの燃料を用いて動力を出力するエンジンと、エンジンからの動力を用いて発電する発電機と、発電機と共に電力ラインに接続された蓄電装置と、制御装置とを備える。制御装置は、車両から外部機器に給電する外部給電をユーザが所望する場合、給電特性が互いに異なる複数の給電モードをユーザに提示し、ユーザが複数の給電モードから何れか1つを選択すると、ユーザが選択した給電モードで外部給電を行なう。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
燃料タンクからの燃料を用いて動力を出力するエンジンと、前記エンジンからの動力を用いて発電する発電機と、前記発電機と共に電力ラインに接続された蓄電装置と、制御装置と、を備えるハイブリッド車であって、
前記制御装置は、車両から車両外部に給電する外部給電をユーザが所望する場合、給電特性が互いに異なる複数の給電モードをユーザに提示し、前記ユーザが前記複数の給電モードから何れか1つを選択すると、前記ユーザが選択した前記給電モードで前記外部給電を行なう、
ハイブリッド車。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1記載のハイブリッド車であって、
前記複数の給電モードは、前記エンジンの運転および前記発電機の発電を行なう所定給電モードとして、騒音の抑制を優先する第1給電モード、給電性能を優先する第2給電モード、燃費を優先する第3給電モード、のうち少なくとも2つを含む、
ハイブリッド車。
【請求項3】
請求項2記載のハイブリッド車であって、
前記所定給電モードは、前記外部給電に際して少なくとも前記蓄電装置の蓄電割合が所定割合未満のときに前記エンジンの運転および前記発電機の発電を行なうモードである、
ハイブリッド車。
【請求項4】
請求項1記載のハイブリッド車であって、
前記制御装置は、前記複数の給電モードのうち現在環境に基づいて推奨する推奨給電モードを含んで前記ユーザに提示する、
ハイブリッド車。
【請求項5】
請求項4記載のハイブリッド車であって、
前記制御装置は、前記推奨給電モードとそれ以外の給電モードとで互いに異なる態様で前記ユーザに提示する、
ハイブリッド車。
【請求項6】
請求項4記載のハイブリッド車であって、
前記複数の給電モードは、前記外部給電に際して少なくとも前記蓄電装置の蓄電割合が所定割合未満のときに前記エンジンの運転および前記発電機の発電を行なう所定給電モードとして、騒音の抑制を優先する第1給電モード、給電性能を優先する第2給電モード、燃費を優先する第3給電モードを含み、
前記制御装置は、
現在時間が所定時間帯であるときには、前記推奨給電モードに前記第1給電モードを設定し、
前記現在時間が前記所定時間帯でなく且つ前記燃料タンクの燃料量が所定量以上であるときには、前記推奨得給電モードに前記第2給電モードを設定し、
前記現在時間が前記所定時間帯でなく且つ前記燃料量が前記所定量未満であるときには、前記推奨給電モードに前記第3給電モードを設定する、
ハイブリッド車。
【請求項7】
請求項6記載のハイブリッド車であって、
前記制御装置は、
前記現在時間が前記所定時間帯であるときにおいて、
前記車両の現在地が住宅地内であるときには、前記推奨給電モードに前記第1給電モードを設定し、
前記車両の現在地が前記住宅地外であるときには、前記燃料量に基づいて前記推奨給電モードに前記第2給電モードまたは前記第3給電モードを設定する、
ハイブリッド車。
【請求項8】
請求項2または7記載のハイブリッド車であって、
前記第1給電モードは、第1パワーを出力するように前記エンジンを運転するモードであり、
前記第2給電モードは、前記第1パワーよりも大きい第2パワーを出力するように前記エンジンを運転するモードであり、
前記第3給電モードは、前記第1、第2給電モードに比して効率のよい動作点で前記エンジンを運転するモードである、
ハイブリッド車。
【請求項9】
燃料タンクからの燃料を用いて動力を出力するエンジンと、前記エンジンからの動力を用いて発電する発電機と、前記発電機と共に電力ラインに接続された蓄電装置と、を備えるハイブリッド車の制御方法であって、
車両から車両外部に給電する外部給電をユーザが所望する場合、給電特性が互いに異なる複数の給電モードをユーザに提示し、前記ユーザが前記複数の給電モードから何れか1つを選択すると、前記ユーザが選択した前記給電モードで前記外部給電を行なう、
ハイブリッド車の制御方法。
【請求項10】
燃料タンクからの燃料を用いて動力を出力するエンジンと、前記エンジンからの動力を用いて発電する発電機と、前記発電機と共に電力ラインに接続された蓄電装置と、制御装置と、を備えるハイブリッド車についての、車両から車両外部に給電する外部給電をユーザが所望する場合の給電モードの設定に用いられる給電モード設定システムであって、
給電特性が互いに異なる複数の前記給電モードをユーザに提示し、前記ユーザが前記複数の給電モードから何れか1つを選択すると、前記車両に、前記ユーザが選択した前記給電モードで前記外部給電を行なわせる、
給電モード設定システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ハイブリッド車、ハイブリッド車の制御方法、給電モード設定システム、給電モード設定方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両と電力設備との間でやりとりされる電力を制御する電力制御システムにおいて、車両から電力設備への放電が行なわれる場合、単位時間当たりに車両から放電される電力を、ユーザが設定した放電電力設定値とするものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-97334号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のシステムでは、車両から車両外部に給電する外部給電をユーザが所望する場合に、ユーザが、放電電力設定値をどのように設定すればよいかが分かりにくく感じる可能性がある。このため、ユーザが外部給電を所望する場合に、ユーザが給電モードをより容易に設定可能とすることが求められている。
【0005】
本開示のハイブリッド車、ハイブリッド車の制御方法、給電モード設定システム、給電モード設定方法は、ユーザが外部給電を所望する場合に、ユーザが給電モードより容易に設定可能とすることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のハイブリッド車、ハイブリッド車の制御方法、給電モード設定システム、給電モード設定方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
[1]本開示のハイブリッド車は、
燃料タンクからの燃料を用いて動力を出力するエンジンと、前記エンジンからの動力を用いて発電する発電機と、前記発電機と共に電力ラインに接続された蓄電装置と、制御装置と、を備えるハイブリッド車であって、
前記制御装置は、車両から車両外部に給電する外部給電をユーザが所望する場合、給電特性が互いに異なる複数の給電モードをユーザに提示し、前記ユーザが前記複数の給電モードから何れか1つを選択すると、前記ユーザが選択した前記給電モードで前記外部給電を行なう、
ことを要旨とする。
【0008】
本開示のハイブリッド車では、車両から車両外部に給電する外部給電をユーザが所望する場合、給電特性が互いに異なる複数の給電モードをユーザに提示し、ユーザが複数の給電モードから何れか1つを選択すると、ユーザが選択した給電モードで外部給電を行なう。したがって、ユーザは、複数の給電モードから何れか1つを選択すればよいから、ユーザが給電モードより容易に設定することができる。ここで、「外部給電」は、車両から外部機器に給電するものであってもよいし、車両から家屋などに給電するものであってもよい。「外部機器」は、車両の構成要素でない機器であり、例えば、電化製品や携帯端末などが挙げられる。
【0009】
[2]上述したハイブリッド車([1]に記載のハイブリッド車)において、前記複数の給電モードは、前記エンジンの運転および前記発電機の発電を行なう所定給電モードとして、騒音の抑制を優先する第1給電モード、給電性能を優先する第2給電モード、燃費を優先する第3給電モード、のうち少なくとも2つを含んでもよい。
【0010】
[3]上述したハイブリッド車([2]に記載のハイブリッド車)において、前記所定給電モードは、前記外部給電に際して少なくとも前記蓄電装置の蓄電割合が所定割合未満のときに前記エンジンの運転および前記発電機の発電を行なうモードであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
カーテント
1か月前
個人
車窓用防虫網戸
2か月前
個人
警告装置
3か月前
個人
小型EVシステム
3か月前
日本精機株式会社
ケース
3か月前
個人
ホイルのボルト締結
16日前
個人
車輪清掃装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
個人
アンチロール制御装置
3か月前
個人
キャンピングトライク
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
個人
キャンピングトレーラー
1か月前
個人
アクセルのソフトウェア
21日前
個人
ワイパーゴム性能保持具
1か月前
個人
乗合路線バスの客室装置
今日
個人
ブレーキシステム
3か月前
個人
車両用スリップ防止装置
22日前
個人
自動車ドア開度規制ベルト
3か月前
個人
車載小物入れ兼雨傘収納具
14日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ
3か月前
株式会社クラベ
ヒータユニット
2か月前
個人
円湾曲ホイール及び球体輪
今日
株式会社ニフコ
保持装置
15日前
井関農機株式会社
収穫作業車両
2か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
17日前
株式会社ユーシン
照明装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
1か月前
株式会社ユーシン
照明装置
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
28日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
28日前
帝国繊維株式会社
作業車両
3か月前
続きを見る