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公開番号
2025105130
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023223452
出願日
2023-12-28
発明の名称
吸収性物品
出願人
ユニ・チャーム株式会社
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
A61F
13/534 20060101AFI20250703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】接着剤の染み出しを抑制しつつSAPが崩れ難い吸収体を提供する。
【解決手段】高吸収性ポリマー(SAP)を含む吸収層(21)と、吸収層(21)の厚さ方向における一方側に配置されたコアラップシート(25)と、を有する吸収性物品(1)であって、コアラップシート(25)の厚さ方向における他方側の面には、帯状の接着剤が設けられており、帯状の接着剤の平均幅は、高吸収性ポリマー(SAP)の平均粒径よりも小さく、コアラップシート(25)の他方側の面のうち、幅方向において吸収層(21)の最も外側の端(21e)よりも外側に位置する領域を外側領域(OR)とし、外側の端(21e)よりも内側に位置する領域を内側領域(IR)としたとき、外側領域(OR)における、単位面積当たりの、接着剤同士の交点の数は、内側領域(IR)における、単位面積当たりの、接着剤同士の交点の数よりも少ない。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
展開状態において、互いに直交する長手方向、幅方向、及び、厚さ方向を有し、
高吸収性ポリマーを含む吸収層と、前記吸収層の前記厚さ方向における一方側に配置されたコアラップシートと、を有する吸収性物品であって、
前記コアラップシートの前記厚さ方向における他方側の面には、帯状の接着剤が設けられており、
前記帯状の接着剤の平均幅は、前記高吸収性ポリマーの平均粒径よりも小さく、
前記コアラップシートの前記他方側の面のうち、前記幅方向において前記吸収層の最も外側の端よりも外側に位置する領域を外側領域とし、
前記コアラップシートの前記他方側の面のうち、前記幅方向における前記吸収層の最も外側の端よりも内側に位置する領域を内側領域としたとき、
前記外側領域における、単位面積当たりの、前記帯状の接着剤同士の交点の数は、
前記内側領域における、単位面積当たりの、前記帯状の接着剤同士の交点の数よりも少ない、ことを特徴とする吸収性物品。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の吸収性物品であって、
前記帯状の接着剤同士の交点間距離の最小値は、膨潤したときの前記高吸収性ポリマーの平均粒径よりも小さい、ことを特徴とする吸収性物品。
【請求項3】
請求項2に記載の吸収性物品であって、
前記帯状の接着剤同士の交点間距離の最小値は、膨潤していないときの前記高吸収性ポリマーの平均粒径よりも小さい、ことを特徴とする吸収性物品。
【請求項4】
請求項1~3の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
前記吸収層の厚さは、前記高吸収性ポリマーの平均粒径の1.5倍よりも大きい、ことを特徴とする吸収性物品。
【請求項5】
請求項4に記載の吸収性物品であって、
前記吸収層の前記厚さ方向における中央位置に前記帯状の接着剤の少なくとも一部が存在している、ことを特徴とする吸収性物品。
【請求項6】
請求項1~3の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
前記コアラップシートに前記高吸収性ポリマーを固定するための接着剤の残留応力が2KPa以上、20KPa以下である、ことを特徴とする吸収性物品。
【請求項7】
請求項1~3の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
前記吸収層の前記厚さ方向の他方側に、中間シートを有し、
前記中間シートの前記厚さ方向における一方側の面に、帯状の接着剤が設けられており、
前記コアラップシートの前記他方側の面に設けられた前記帯状の接着剤の平均幅は、
前記中間シートの前記一方側の面に設けられた前記帯状の接着剤の平均幅よりも小さい、ことを特徴とする吸収性物品。
【請求項8】
請求項1~3の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
前記吸収層の前記厚さ方向の他方側に、中間シートを有し、
前記中間シートの前記厚さ方向における一方側の面に、帯状の接着剤が設けられており、
前記コアラップシートの前記他方側の面に設けられた前記帯状の接着剤の平均幅は、
前記中間シートの前記一方側の面に設けられた前記帯状の接着剤の平均幅よりも大きい、ことを特徴とする吸収性物品。
【請求項9】
請求項1~3の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
前記吸収層は、前記幅方向において所定の幅を有する領域であって、周囲よりも坪量の低くなった低坪量領域を有する、ことを特徴とする吸収性物品。
【請求項10】
請求項9に記載の吸収性物品であって、
前記低坪量領域の平均坪量は、前記吸収層のうち前記低坪量領域以外の領域の平均坪量の0%より大きく、50%以下である、ことを特徴とする吸収性物品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、多数の高吸収性ポリマー(SAP)粒子を基材シート(コアラップシート)で包含することでシート状に形成した、所謂SAPシートを備えた吸収性物品が知られている。例えば、特許文献1には、横断方向及び長手方向に延在し、SAP等の吸収性材料をコアラップに封入し、実質的に平面状に形成された吸収性コア(SAPシート)に関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2017-518813号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなSAPシートでは、従来、コアラップシートの内側の表面に塗工した接着剤によって、包含される多数のSAP粒子を固定して平面状に形成することが一般的であった。しかしながら、多数のSAP粒子のうち、コアラップシートの表面と対向していない粒子には接着剤が行きわたり難く、SAP粒子の位置ズレによってSAPシートの型崩れが生じやすくなっていた。一方、コアラップシートに塗工される接着剤の量を多くしてSAP粒子の位置ズレを抑制しようとすると、コアラップシートの外側に接着剤が染み出してしまうおそれがあった。
【0005】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、接着剤の染み出しを抑制しつつSAPが崩れ難い吸収体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための主たる発明は、展開状態において、互いに直交する長手方向、幅方向、及び、厚さ方向を有し、高吸収性ポリマーを含む吸収層と、前記吸収層の前記厚さ方向における一方側に配置されたコアラップシートと、を有する吸収性物品であって、前記コアラップシートの前記厚さ方向における他方側の面には、帯状の接着剤が設けられており、前記帯状の接着剤の平均幅は、前記高吸収性ポリマーの平均粒径よりも小さく、前記コアラップシートの前記他方側の面のうち、前記幅方向において前記吸収層の最も外側の端よりも外側に位置する領域を外側領域とし、前記コアラップシートの前記他方側の面のうち、前記幅方向における前記吸収層の最も外側の端よりも内側に位置する領域を内側領域としたとき、前記外側領域における、単位面積当たりの、前記帯状の接着剤同士の交点の数は、前記内側領域における、単位面積当たりの、前記帯状の接着剤同士の交点の数よりも少ない、ことを特徴とする吸収性物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、接着剤の染み出しを抑制しつつSAPが崩れ難い吸収体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
おむつ1の概略斜視図である。
展開且つ伸長状態のおむつ1を肌側から見た平面図である。
図2の中央線CLでの概略断面図である。
吸収体20の断面模式図である。
吸収性コア21~23を重ね合わせた平面図である。
吸収体20を形成する吸収性体形成装置100の一部を模式的に示す図である。
図7A及び図7Bは、第1接着剤吐出機構140の構成について説明する図である。
第2接着剤吐出機構150の構成について説明する図である。
コアラップシート25において、SAP粒子及び接着剤が設けられる領域について説明する平面図である。
内側領域IRにおいてコアラップシート25の肌側面の一部を40倍に拡大して撮像した写真である。
外側領域ORにおいてコアラップシート25の肌側面の一部を40倍に拡大して撮像した写真である。
SAPの粒径分布の測定結果の一例である。
一方側吸収層21の変形例を示した吸収体20の断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
(態様1)
展開状態において、互いに直交する長手方向、幅方向、及び、厚さ方向を有し、高吸収性ポリマーを含む吸収層と、前記吸収層の前記厚さ方向における一方側に配置されたコアラップシートと、を有する吸収性物品であって、前記コアラップシートの前記厚さ方向における他方側の面には、帯状の接着剤が設けられており、前記帯状の接着剤の平均幅は、前記高吸収性ポリマーの平均粒径よりも小さく、前記コアラップシートの前記他方側の面のうち、前記幅方向において前記吸収層の最も外側の端よりも外側に位置する領域を外側領域とし、前記コアラップシートの前記他方側の面のうち、前記幅方向における前記吸収層の最も外側の端よりも内側に位置する領域を内側領域としたとき、前記外側領域における、単位面積当たりの、前記帯状の接着剤同士の交点の数は、前記内側領域における、単位面積当たりの、前記帯状の接着剤同士の交点の数よりも少ない、ことを特徴とする吸収性物品。
【0010】
態様1の吸収性物品によれば、SAP粒径よりも細い幅で帯状の接着剤が設けられているため、接着剤がSAP粒子同士の隙間に入り込みやすく、SAP粒子同士が固定されて型崩れが抑制される。また、コアラップシートにおいて、SAP粒子が配置されていない幅方向の外側領域では、SAP粒子が配置されている幅方向の内側領域よりも接着剤同士の交点数が少なくなるように接着剤の塗工密度を下げることで、接着剤の染み出しが抑制される。
(【0011】以降は省略されています)
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