TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025104825
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222947
出願日
2023-12-28
発明の名称
高温はんだ接合材及びはんだ接合体
出願人
株式会社日本スペリア社
代理人
主分類
B23K
35/28 20060101AFI20250703BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】半導体接合に好適な高温で高い接合信頼性を有し、加工性に優れ、低コストで供給可能な高温用鉛フリーはんだ合金を提供する。
【解決手段】Zn-Al-Inを基本組成とし、Alを1質量%以上30質量%以下含有し、Inを0.1質量%以上50質量%以下含有し、残部をZn及び不可避不純物を含有する鉛フリーはんだ合金組成とすることで接合時のはんだ付け温度を低下させ、当該組成にGaを0.001質量%以上1.0質量%以下含有することにより、濡れ性を向上させた。また、前述のZn-Al-Inを基本組成する鉛フリーはんだ合金に、Mn、Li、Sr、Mg、Si、Sn、Ge、Cu、Ag、Sb、及びNiから選ばれる1種又は2種以上を、夫々特定範囲含有させることにより、接合温度を低下させ、接合強度や濡れ性、はんだ付け性、及び接合信頼性等の特性が向上させた。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
Al及びIn及びZnを基本組成とする鉛フリーはんだ合金であって、当該鉛フリーはんだ合金がAlを1質量%以上30質量%以下含有し、Inを0.1質量%以上50質量%以下含有し、Znを25質量%以上99質量%以下含有し、更に不可避不純物を含有することを特徴とするZn-Al-In系鉛フリーはんだ合金。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
前記Zn-Al-In系鉛フリーはんだ合金に、Gaを0.001質量%以上1.0質量%以下含有することを特徴とする請求項1記載の鉛フリーはんだ合金。
【請求項3】
請求項1及び請求項2記載のZn-Al-In系鉛フリーはんだ合金に、Mn、Li、Sr、Mg、Si、Sn、Ge、Cu、Ag、Sb、及びNiから選ばれる1種又は2種以上を含有することを特徴とするZn-Al-In系鉛フリーはんだ合金。
【請求項4】
請求項1~請求項3の何れかに記載のZn-Al-In系鉛フリーはんだ合金を用いて接合した接合部及びはんだ継手、並びに当該電子部品を基板に接合した電気回路並び電子機器。
【請求項5】
請求項1~請求項3の何れかに記載のZn-Al-In系鉛フリーはんだ合金を用いたアルミニウム材の接合部及びはんだ継手。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉛フリーはんだ合金に関し、特に高温はんだ付けに用いられる鉛フリーはんだ合金、及びこの鉛フリーはんだ合金を用いたはんだ接合体並びに電子回路基板や電子機器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、電子部品の実装に於いて、環境負荷回避の観点より約250℃以下のはんだ接合にはSn-Ag-Cu系鉛フリーはんだ合金やSn-Cu-Ni系鉛フリーはんだ合金が用いられている。
しかし、250℃以上のはんだ接合に用いられる高温用はんだとしてはPb5SnのようにPbを高濃度で含有するはんだ合金が多く用いられている。
【0003】
そして、パワー半導体素子に用いられる組成も従来のシリコンに加え、SiCやGaNよりなるワイドギャップ半導体のニーズが高まり、高温用はんだ接合に用いられる接合材も、Pbフリーのはんだ合金が求められている。
そこで、特許文献1ではZn-Al共析系合金接合材を用いた技術が、特許文献2ではZn-Al-Ag系はんだ合金を用いた技術が夫々開示されている。
【0004】
特許文献1ではZn-Al共析系合金接合材を280℃~410℃の温度で30分~3時間保持後、-4℃~20℃の水中で急冷し、超塑性状態を発現させる工程を必要とするため、接合材の加工に手間が掛かる。
【0005】
特許文献2では、融点が300℃~400℃程度を有するZn-Al-Ag系鉛フリーはんだ合金に関する技術が開示されている。
【0006】
しかし、特許文献1に開示の技術では接合材の加工に手間が掛かり、特許文献2ではAgが含まれていることから材料価格が上昇する懸念があり、夫々の技術は実用性に課題を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2009-113050号公報
特開2018-65170号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、このような状況を鑑み、半導体接合に好適な高温で高い接合信頼性を有し、加工性に優れ、低コストで供給可能な高温用鉛フリーはんだ合金を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、Zn-Al-Inを基本組成とし、Alを1質量%以上30質量%以下含有し、Inを0.1質量%以上50質量%以下含有し、残部をとしてZn及び不可避不純物を含有する鉛フリーはんだ合金であり、当該組成にGaを0.001質量%以上1.0質量%以下含有することにより、濡れ性を向上させたする。
【0010】
更に、前述のZn-Al-Inを基本組成する鉛フリーはんだ合金に、Mn、Li、Sr、Mg、Si、Sn、Ge、Cu、Ag、Sb、及びNiから選ばれる1種又は2種以上を夫々、
Mnを0.001質量%以上0.5質量%以下、
Liを0.01質量%以上0.5質量%以下、
Srを0.001質量%以上0.1質量%以下、
Mgを0.001質量%以上0.3質量%以下、
Siを0.01質量%以上1.0質量%以下、
Snを0.1質量%以上5.0質量%以下、
Geを0.001質量%以上1.0質量%以下、
Cuを0.1質量%以上5.0質量%以下、
Agを0.01質量%以上4.0質量%以下、
Sbを0.01質量%以上3.0質量%以下、
Niを0.005質量%以上0.5質量%以下含有させることにより、
接合温度を低下させ、接合強度や濡れ性、はんだ付け性、及び接合信頼性等の特性が向上する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
タップ
2か月前
個人
加工機
2か月前
麗豊実業股フン有限公司
ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株及びそれを筋肉量の増加や抗メタボリック症候群に用いる用途
2か月前
株式会社不二越
ドリル
2か月前
株式会社不二越
ドリル
3か月前
日東精工株式会社
ねじ締め機
1か月前
株式会社北川鉄工所
回転装置
1か月前
日東精工株式会社
ねじ締め機
3か月前
株式会社ダイヘン
溶接電源装置
今日
日東精工株式会社
ねじ締め装置
25日前
株式会社ダイヘン
溶接電源装置
2日前
株式会社FUJI
工作機械
29日前
株式会社FUJI
工作機械
17日前
日東精工株式会社
多軸ねじ締め機
3か月前
株式会社FUJI
工作機械
3か月前
日進工具株式会社
エンドミル
2か月前
エフ・ピー・ツール株式会社
リーマ
2か月前
株式会社アンド
半田付け方法
2か月前
株式会社ダイヘン
多層盛り溶接方法
2か月前
株式会社アンド
半田付け方法
2か月前
トヨタ自動車株式会社
接合方法
3か月前
村田機械株式会社
レーザ加工機
1か月前
村田機械株式会社
レーザ加工機
1か月前
株式会社トヨコー
被膜除去方法
1か月前
ブラザー工業株式会社
工作機械
3か月前
ブラザー工業株式会社
工作機械
3か月前
株式会社ダイヘン
溶接装置
18日前
株式会社ダイヘン
溶接装置
3か月前
住友重機械工業株式会社
加工装置
22日前
有限会社 ナプラ
ソルダペースト
22日前
トヨタ自動車株式会社
溶接ヘッド
1か月前
トヨタ自動車株式会社
溶接マスク
25日前
株式会社不二越
超硬合金製ドリル
2か月前
大肯精密株式会社
自動送り穿孔機
3か月前
トヨタ自動車株式会社
溶接ヘッド
1か月前
株式会社ダイヘン
溶接装置
18日前
続きを見る
他の特許を見る