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公開番号2025104159
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023223923
出願日2023-12-27
発明の名称冷暖房機能を備えた車両用座席構造
出願人株式会社東洋シート
代理人
主分類B60N 2/56 20060101AFI20250702BHJP(車両一般)
要約【課題】部品点数を増加させることなく、より簡素な構造で故障が少なく、しかも低コストにて、座席表面を冷暖房できる装置を備えた車両用座席を提供する。
【解決手段】通電時に発熱し座席の表皮カバーを加熱して着座者の身体を温める機能と、非通電時に着座者の身体や座席の表皮カバーの熱を吸熱する機能と、当該吸熱した熱を熱伝導する機能と、当該熱伝導した熱を放熱する機能の三つの機能によって座席の表皮カバーを冷却して着座者の身体を冷やす機能とを兼ね備えたシート状加熱・冷却体を車両用座席に装着する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
通電時に発熱し座席の表皮カバーを加熱して着座者の身体を温める機能と、非通電時に着座者の身体や座席の表皮カバーの熱を吸熱する機能と、当該吸熱した熱を熱伝導する機能と、当該熱伝導した熱を放熱する機能の三つの機能によって座席の表皮カバーを冷却して着座者の身体を冷やす機能とを兼ね備えたシート状加熱・冷却体を装着したことを特徴とする車両用座席。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、座部や背凭れ部からなる車両用座席の表面側となる着座面を加熱・冷却する冷暖房機能を備えた車両用座席の構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来の車両用座席には、暖房機能だけでなく、冷房機能も備えられたものがある。例えば、特許文献1に記載された従来技術では、以下に示す構造が開示されている。
【0003】
特許文献1の図8~図10に示すように、座部32や背凭れ部33を有する車両用座席31は、表面側となる着座面の内部に埋設された座席内熱交換器34(34a、34b)と、座部32の裏面側に配置された座席外熱交換器35と、座席内熱交換器34(34a、34b)と座席外熱交換器35との間で熱交換媒体を循環させる媒体循環手段36(36a、36b)と、座席内熱交換器34(34a、34b)に組み込まれる電熱ヒーター37(37a、37b)とを備え、着座面の冷房時は媒体循環手段36(36a、36b)を作動させて、冷却ファンや通電により冷却するペルチェ素子などが備えられた座席外熱交換器35の低温媒体を座席内熱交換器34(34a、34b)に供給するとともに、暖房時は電熱ヒーター37(37a、37b)を作動させて加温するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-80965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された車両用座席31は、座部32および背凭れ部33の内部には、それぞれ座席内熱交換器34(34a、34b)が埋設されている。この座席内熱交換器34(34a、34b)には、図10に示すように、エンジン冷却水などの熱交換媒体が循環する媒体流路34ap、34bpや、電熱ヒーター線37ah、37bhが設けられている。また、座部32の裏面側には、座席外熱交換器35が配置されている。この座席外熱交換器35は、着座面の熱を吸熱した熱交換媒体を冷却するための冷却ファンやペルチェ素子などが備えられており、媒体流路34ap、34bpによって、熱交換媒体が座席内熱交換器34(34a、34b)との間で循環するよう連結されている。さらに、熱交換媒体を循環させる電動式ウォーターポンプ36aやリザーバタンク36bの媒体循環手段36が設けられている。
【0006】
以上のように、特許文献1に記載された車両用座席31は、構成部品が多く、構造が複雑となっている。このため、耐久性が低くなったり、コスト高になったりする懸念がある。
【0007】
本発明は、このような点を鑑みて創案されたものであり、部品点数を増加させることなく、より簡素な構造で故障が少なく、しかも低コストにて、座席表面を冷暖房できる装置を備えた車両用座席を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、通電時に発熱し座席の表皮カバーを加熱して着座者の身体を温める機能と、非通電時に着座者の身体や座席の表皮カバーの熱を吸熱する機能と、当該吸熱した熱を熱伝導する機能と、当該熱伝導した熱を放熱する機能の三つの機能によって座席の表皮カバーを冷却して着座者の身体を冷やす機能とを兼ね備えたシート状加熱・冷却体を装着したことを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように本発明の車両用座席構造によれば、部品点数を増加させることなく、より簡素な構造で故障が少なく、しかも低コストにて、座席表面を冷暖房することができる車両用座席を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の車両用座席の第1実施形態を示す側面図である。
第1実施形態の車両用座席におけるシート状加熱・冷却体の配置位置を概略的に示す斜視図である。
本発明の車両用座席の第2実施形態を示す側面図である。
第2実施形態の車両用座席におけるシート状加熱・冷却体の配置位置を概略的に示す斜視図である。
本発明の車両用座席の第3実施形態を示す側面図である。
第3実施形態の車両用座席におけるシート状加熱・冷却体および吸熱口の配置位置を概略的に示す斜視図である。
本発明の車両用座席の第1~第3実施形態に用いられるシート状加熱・冷却体の構造を示す概略図である。
従来の車両用座席の構造を示す側面図である。
従来の車両用座席に備えられる冷暖房装置を示す概略図である。
図9中のA-A線に沿った拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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