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公開番号2025103507
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220944
出願日2023-12-27
発明の名称タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C08L 9/00 20060101AFI20250702BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】多量のブタジエンゴムを用いながら、ゴム強度、耐チップカット性、低燃費性、氷雪がない低温路面での高速性能(グリップ性能)、高温路面でのグリップ性能などに優れたタイヤ用ゴム組成物、及びタイヤを提供する。
【解決手段】ブタジエンゴムと、スチレンブタジエンゴム及び/又はイソプレン系ゴムとを含み、ゴム成分100質量%中の前記ブタジエンゴムの含有量が65質量%以上であるタイヤ用ゴム組成物に関する。
【選択図】なし


特許請求の範囲【請求項1】
ブタジエンゴムと、スチレンブタジエンゴム及び/又はイソプレン系ゴムとを含み、
ゴム成分100質量%中の前記ブタジエンゴムの含有量が65質量%以上であるタイヤ用ゴム組成物。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
ゴム成分100質量%中のブタジエンゴムの含有量が90質量%以上である請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項3】
ガラス転移温度が-50℃以下のスチレンブタジエンゴムを含む請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項4】
樹脂を含み、
ゴム成分100質量部に対する前記樹脂の含有量が5質量部以上50質量部以下である請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項5】
シリカを含み、
ゴム成分100質量部に対する前記シリカの含有量が10質量部以上150質量部以下である請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項6】
バイオマス材料由来シリカを含む請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項7】
窒素吸着比表面積が200m

/g以上のシリカを含む請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項8】
カーボンブラックを含み、
ゴム成分100質量部に対する前記カーボンブラックの含有量が5質量部以上100質量部以下である請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項9】
スルフェンアミド系加硫促進剤、グアニジン系加硫促進剤及びチウラム系加硫促進剤を含む請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項10】
請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物で構成された表面ゴム層と、前記表面ゴム層のタイヤ半径方向内側に配される少なくとも1層の内側ゴム層とからなる多層構造トレッドを備えたタイヤであって、
前記内側ゴム層の少なくとも1層がシリカを含むタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤ用ゴム組成物及びタイヤに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
タイヤ用ゴム組成物において、ブタジエンゴムは、耐摩耗性、耐引き裂き性に優れ、かつ天然由来の製法も可能であることから、これをゴム成分として活用することは今後も望まれる。一方で、ゴム成分をブタジエンゴムのみとすると、いわゆる単一モルホロジー系となり、タイヤ部材として用いると微細な損傷が連続的に広がる恐れがあり、またグリップ性能や強度に劣る恐れがある。従来から、グリップ性能、耐摩耗性の改善を目的とする技術が求められている(特許文献1など)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-285524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、前記課題を解決し、多量のブタジエンゴムを用いながら、ゴム強度、耐チップカット性、低燃費性、氷雪がない低温路面での高速性能(グリップ性能)、高温路面でのグリップ性能などに優れたタイヤ用ゴム組成物、及びタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、ブタジエンゴムと、スチレンブタジエンゴム及び/又はイソプレン系ゴムとを含み、
ゴム成分100質量%中の前記ブタジエンゴムの含有量が65質量%以上であるタイヤ用ゴム組成物に関する。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、ブタジエンゴムと、スチレンブタジエンゴム及び/又はイソプレン系ゴムとを含み、ゴム成分100質量%中の前記ブタジエンゴムの含有量が65質量%以上であるタイヤ用ゴム組成物であるので、多量のブタジエンゴムを用いながら、優れたゴム強度、耐チップカット性、低燃費性、氷雪がない低温路面での高速性能(グリップ性能)、高温路面でのグリップ性能などを付与できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
空気入りタイヤの一部が示された断面図である。
図1のタイヤのトレッドの近辺が示された拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
上記タイヤ用ゴム組成物は、ブタジエンゴムと、スチレンブタジエンゴム及び/又はイソプレン系ゴムとを含み、ゴム成分100質量%中の該ブタジエンゴムの含有量が65質量%以上である。
【0009】
上記タイヤ用ゴム組成物により前述の効果が得られるメカニズムは必ずしも明らかではないが、以下のように推察される。
ブタジエンゴムに少量のスチレンブタジエンゴム及び/又はイソプレン系ゴムを配合することにより、多量成分のブタジエンゴム相の中でスチレンブタジエンゴム及び/又はイソプレン系ゴムが小さい島相として存在することにより、ブタジエンゴム相側で発生した損傷がスチレンブタジエンゴム及び/又はイソプレン系ゴムの島相で止まることにより、機械強度、耐チップカット性が向上すると考えられる。
また、単一モルホロジー系では、比較的シャープな粘弾性特性を示すが、粘弾性特性の異なるゴム系を配合することにより、ウェットグリップ性能の温度依存性を低減させ、優れたタイヤ性能に寄与すると考えられる。
以上のメカニズムにより、多量のブタジエンゴムを用いているにもかかわらず、ゴム強度、耐チップカット性、低燃費性、氷雪がない低温路面での高速性能(グリップ性能)、高温路面でのグリップ性能などに優れたタイヤ用ゴム組成物を提供できると推察される。
【0010】
<タイヤ用ゴム組成物>
上記タイヤ用ゴム組成物は、ゴム成分として、ブタジエンゴム(BR)と、スチレンブタジエンゴム(SBR)及び/又はイソプレン系ゴムとを含む。なかでも、より効果が得られる観点から、少なくともBR及びSBRを含むことが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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