TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025102915
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2025061099,2022523589
出願日2025-04-02,2020-10-20
発明の名称嵩密度が改善されたモリブデンオキシクロリド
出願人マテリオン コーポレイション
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C01G 39/00 20060101AFI20250701BHJP(無機化学)
要約【課題】改善された物理的特性、例えば、増加させた嵩密度および改善されたサイズ/形状均一性および伝熱を示す改善されたモリブデンオキシクロリド圧密化物、およびその製造方法を提供する。また、圧密化物の形成で使用されるモリブデンオキシクロリド組成物を提供する。
【解決手段】モリブデンオキシクロリドと、10重量%未満の結合剤とを含み、0.85g/ccを超える嵩密度を有する、モリブデンオキシクロリド圧密化物が提供される。また、モリブデンオキシクロリドと10%未満の結合剤とを含み、0.75g/ccを超える嵩密度を有する、モリブデンオキシクロリド組成物が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
モリブデンオキシクロリド圧密化物であって、
モリブデンオキシクロリドと、
10重量%未満の結合剤と
を含み、
0.85g/ccを超える嵩密度を有する、圧密化物。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記モリブデンオキシクロリドが結晶を含み、前記結晶の少なくとも90%が5mm未満の平均差し渡し寸法を有する、請求項1に記載の圧密化物。
【請求項3】
95重量%を超えるモリブデンオキシクロリドを含む、請求項1に記載の圧密化物。
【請求項4】
75%を超える相対密度を有する、請求項1に記載の圧密化物。
【請求項5】
前記個々の圧密化物全体にわたって±10%未満の伝熱均一性を有する、請求項1に記載の圧密化物。
【請求項6】
前記モリブデンオキシクロリドが結晶を含み、前記結晶が0.0005cm

/gを超える表面積を有する、請求項1に記載の圧密化物。
【請求項7】
1mmを超える平均差し渡し寸法を有する、請求項1に記載の圧密化物。
【請求項8】
セラミック結合剤、セルロース、もしくはヒドロキシアルキルセルロース、またはそれらの混合物を含む5重量%未満の結合剤を含む、請求項1に記載の圧密化物。
【請求項9】
モリブデンオキシクロリド組成物であって、
モリブデンオキシクロリドと
10%未満の結合剤と
を含み、
0.75g/ccを超える嵩密度を有する、組成物。
【請求項10】
前記モリブデンオキシクロリドが結晶を含み、前記結晶の少なくとも90%が1mm未満の平均差し渡し寸法を有する、請求項9に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001]本出願は、2019年10月21日に出願された米国特許仮出願第62/923,892号に対する優先権を主張し、その全体は、参照によって本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,200 文字)【0002】
[0002]本開示は、モリブデンオキシクロリド組成物および圧密化物、例えばそれから製造されたペレットに関する。特に、本開示は、あったとしても少量の結合剤を含む、嵩密度において改善を示すモリブデンオキシクロリド組成物に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]従来のモリブデンオキシクロリド組成物は、しばしば典型的には高温の薄膜昇華加工槽中で粉末形態で用いられる。一般に、これらのモリブデンオキシクロリド組成物は、低密度(ふかふかした)粉末の形態で合成され、典型的には比較的大きい平均結晶サイズ、例えば、差し渡し(cross body)測定値、および/または低い表面積を有する。作業では、粉末は昇華するまで、堆積が生じる温度に加熱される。
【0004】
[0004]一般的に言えば、粉末(しばしばペレット化結合剤)は、プレスしてペレット、例えば、錠剤にすることができる。しかしながら、比較的大きい平均結晶サイズを有する粉末は、しばしば恐らく結晶と結晶の接着の可能性が減少することにより、ペレット形成において問題を引き起こし、可能性として嵩密度の低いペレットになる。重要なことには、低密度ペレットは、本質的に粉末組成物を多く含まない。モリブデンオキシクロリドペレットの場合には、低密度ペレットは、モリブデンオキシクロリドを多く含まないことがある。したがって、低密度ペレットは、場合によっては、一部の後続の処理を含めて、しばしば薄膜昇華加工槽に再装填されなければならず、その結果、休止時間が生じ、全工程の効率の低下をもたらす。
【0005】
[0005]一部の場合において、結晶の接着を改善するために結合剤を添加し、それによってペレット形成の改善を促進することができる。残念ながら、結合剤の導入は、さらなる問題、例えば全体的なペレット純度の低下を引き起こし、提案される応用分野におけるペレットの使用より前に、さらなる加工、例えば、ペレット化後の精製または結合剤の「焼尽」に取り組まなければならない。重要なことには、結合剤の添加は、またペレットの嵩密度の低下にも寄与し得る。
【0006】
[0006]さらに、従来のモリブデンオキシクロリド粉末は、不十分な粒度均一性、および/または不十分な形状均一性および/またはそれらの嵩全体にわたってむらのある伝熱の問題を起こし、その結果、堆積の不統一をもたらす。
【0007】
[0007]さらに、従来のモリブデンオキシクロリド粉末は、低密度により包装および輸送の難事を伴うこと、例えば、粉末(またはそれから製造された低密度圧密化物)は、実際の量のモリブデンオキシクロリドに関してあまりにも多くの体積を取ることがわかっている。このように、効果的に利用可能な包装および出荷を使用する能力は有効ではなく、追加の包装および出荷手段が用いられなければならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
[0008]従来のモリブデンオキシクロリド技術を鑑みると、例えば結合剤に対する必要性
を低減または解消しつつ、改善された物理的特性、例えば、増加させた嵩密度および改善されたサイズ/形状均一性および伝熱を示す改善されたモリブデンオキシクロリド圧密化物に対する、および圧密化物の形成で使用されるモリブデンオキシクロリド組成物(粉末)に対する必要性が、存在する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
[0009]一部の実施形態において、本開示は、(95重量%を超える)モリブデンオキシクロリドおよび(10重量%未満、例えば5重量%未満の)結合剤(セラミック結合剤、セルロースもしくはヒドロキシアルキルセルロース、またはその混合物)を含むモリブデンオキシクロリド圧密化物(consolidated masses)に関する。圧密化物は0.85g/
ccを超える、例えば1.4g/ccを超える嵩密度を有する。モリブデンオキシクロリドは結晶を含んでもよく、結晶の少なくとも90%は5mm未満の平均差し渡し寸法(average cross body dimension)および/または0.0005cm

/gを超える表面積を有していてもよい。圧密化物は、75%を超える相対密度および/または個々の圧密化物全体にわたって±10%未満の伝熱均一性を有していてもよい。圧密化物は、1mmを超える平均差し渡し寸法を有していてもよい。
【0010】
[0010]一部の実施形態において、本開示は、(95重量%を超える)モリブデンオキシクロリドおよび10%未満の結合剤を含むモリブデンオキシクロリド組成物に関する。モリブデンオキシクロリド組成物は、ASTM B527-2006によって測定して0.75g/ccを超える嵩密度および/または1g/ccを超えるタップ密度を有する。モリブデンオキシクロリドは結晶を含んでもよく、結晶の少なくとも90%は、1mm未満の平均差し渡し寸法および/または0.0005cm

/gを超える表面積を有していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

デンカ株式会社
無機質粉末
1か月前
燐化学工業株式会社
精製リン酸およびその製造方法
4日前
株式会社トクヤマ
シリカ粉末、樹脂組成物、及び基板。
25日前
大陽日酸株式会社
窒素ガス精製装置
24日前
株式会社合同資源
ヨウ化水素ガスの製造方法
8日前
吉澤石灰工業株式会社
吸湿剤及び吸湿剤の製造方法
18日前
ダイハツ工業株式会社
水素製造装置
24日前
株式会社大木工藝
活性炭及び活性炭製造方法
1日前
DIC株式会社
モリブデン化合物の回収方法
3日前
任彩國際股ふん有限公司
遠赤外線放射材料及びその製造方法
1か月前
株式会社豊田中央研究所
水素貯蔵システム
18日前
太平洋セメント株式会社
無機酸化物中空粒子
8日前
株式会社豊田中央研究所
水素貯蔵システム
18日前
株式会社豊田中央研究所
水素貯蔵システム
18日前
株式会社アストム
炭酸ナトリウムの製造方法
4日前
東亞合成株式会社
水酸化カリウムの製造方法
18日前
星和電機株式会社
多孔質炭素材料およびその製造方法
4日前
日本メディア株式会社
水素ガスの製造方法及び製造装置
17日前
イビデン株式会社
高純度炭化ケイ素粉末の製造方法
4日前
株式会社カーリット
二酸化塩素発生方法
1日前
テイカ株式会社
リサイクル酸化チタンの製造方法
1か月前
日本ゼオン株式会社
カーボンナノチューブ分散液およびその製造方法
1か月前
三菱重工業株式会社
水素供給設備の操作方法、及び、水素供給設備
17日前
学校法人福岡工業大学
無機ナノシート複合体、及び無機ナノシート複合体の製造方法
15日前
artience株式会社
炭素材料分散液、電極スラリー、電極、及び二次電池の製造方法
2日前
株式会社常光
薄片化黒鉛分散液の製造方法および薄片化黒鉛分散液
1日前
住友化学株式会社
リサイクル正極活物質の製造方法
22日前
AGC株式会社
酸化セリウム及び研磨剤
1日前
住友化学株式会社
リサイクル正極活物質の製造方法
22日前
住友金属鉱山株式会社
二酸化炭素の固定方法、及び、炭酸マグネシウムの製造方法
2日前
東レ株式会社
粒子表面が不燃材料でコーティングされた過硫酸塩粒子組成物、およびその製造方法
8日前
株式会社常光
薄片化黒鉛の製造方法および薄片化黒鉛分散液の製造方法
1日前
日産化学株式会社
アルコール分散大粒子シリカゾル及びその製造方法
10日前
国立大学法人徳島大学
ゼオライトの製造方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
P2型Na含有酸化物の製造方法
1か月前
日本特殊陶業株式会社
アンモニアの合成装置
29日前
続きを見る