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公開番号
2025102122
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219372
出願日
2023-12-26
発明の名称
接着剤および接着シート
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09J
163/02 20060101AFI20250701BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】密着性を維持しつつ、接着力に優れ、材料の接着において界面剥離をおこさず、凝集破壊させることができるエポキシ系接着剤を提供することを目的とする。
【解決手段】エポキシ樹脂および硬化剤を含むエポキシ系接着剤であって、前記エポキシ樹脂として、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(A1)、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(A2)、およびゴム変性エポキシ樹脂(A3) を含有し、前記ビスフェノールA型エポキシ樹脂は、少なくとも液状ビスフェノールA型エポキシ樹脂(A1-1)を含み、前記ビスフェノールF型エポキシ樹脂は、液状ビスフェノールF型エポキシ樹脂(A2-1)および固形ビスフェノールF型エポキシ樹脂(A2-2)を含み、前記液状ビスフェノールF型エポキシ樹脂に対する、前記液状ビスフェノールA型エポキシ樹脂の含有量比が1.0以上であり、前記液状ビスフェノールF型エポキシ樹脂に対する、前記固形ビスフェノールF型エポキシ樹脂の含有量比が1.0未満である、エポキシ系接着剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
エポキシ樹脂(A)および硬化剤(B)を含むエポキシ系接着剤であって、
前記エポキシ樹脂(A)として、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(A1)、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(A2)、およびゴム変性エポキシ樹脂(A3)を含有し、
前記ビスフェノールA型エポキシ樹脂(A1)は、少なくとも液状ビスフェノールA型エポキシ樹脂(A1-1)を含み、
前記ビスフェノールF型エポキシ樹脂(A2)は、液状ビスフェノールF型エポキシ樹脂(A2-1)および固形ビスフェノールF型エポキシ樹脂(A2-2)を含み、
前記液状ビスフェノールF型エポキシ樹脂(A2-1)に対する、前記液状ビスフェノールA型エポキシ樹脂(A1-1)の含有量比〔(A1-1)/(A2-1)〕が1.0以上であり、
前記液状ビスフェノールF型エポキシ樹脂(A2-1)に対する、前記固形ビスフェノールF型エポキシ樹脂(A2-2)の含有量比〔(A2-2)/(A2-1)〕が1.0未満である、エポキシ系接着剤。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記ビスフェノールF型エポキシ樹脂(A2)に対する、前記ビスフェノールA型エポキシ樹脂(A1)の含有量比〔(A1)/(A2)〕が2.0未満である、請求項1記載のエポキシ系接着剤。
【請求項3】
前記ゴム変性エポキシ樹脂(A3)として、カルボキシ基末端ブタジエンニトリルゴム変性エポキシ樹脂および/またはニトリルブタジエンゴム変性エポキシ樹脂を含有する、請求項1記載のエポキシ系接着剤。
【請求項4】
前記エポキシ樹脂(A)として、前記(A1)~(A3)を除く、芳香環含有エポキシ樹脂(A4)をさらに含有し、
前記芳香環含有エポキシ樹脂(A4)は、少なくとも固形芳香環含有エポキシ樹脂(A4-1)を含む、請求項1記載のエポキシ系接着剤。
【請求項5】
前記エポキシ樹脂(A)全体に対して、固形のエポキシ樹脂含有量が40質量%以上である、請求項4記載のエポキシ系接着剤。
【請求項6】
前記硬化剤(B)として、ジシアンジアミドおよびその誘導体を含有する、請求項1記載のエポキシ系接着剤。
【請求項7】
さらに、コアシェル構造を有するポリマー微粒子(C)を含有する、請求項1記載のエポキシ系接着剤。
【請求項8】
さらに、シランカップリング剤(D)を含有する、請求項7記載のエポキシ系接着剤。
【請求項9】
前記シランカップリング剤(D)がエポキシ基を含有する、請求項8記載のエポキシ系接着剤。
【請求項10】
25℃で固形である、請求項1記載のエポキシ系接着剤。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、接着剤および接着シートに関するものである。詳しくは、材料の貼り合わせの際に、それらを強固に接着することが可能な接着剤および接着シートに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
エポキシ樹脂を主成分とする樹脂組成物の硬化物は、寸法安定性、機械的強度、電気的絶縁性、耐熱性、耐熱性、耐水性、耐薬性等の多くの点で優れており、車両の構造パネル等の構造用接着剤として使用されている。
【0003】
現在、自動車分野においては、リベット接合、スポット接合と併用する形で接着剤の使用が増加しており、使用される接着剤は一般的に、高いせん断接着強度を持つ接着強度の高い構造用接着剤が使用されている。
【0004】
このような用途に用いられるエポキシ系接着剤としては、エポキシ樹脂にゴム、強化剤、およびポリマー微粒子等を添加することで、接着剤の接着強度の向上や衝撃特性の付与が行われている。
【0005】
例えば、特許文献1では、ゴム変性エポキシ樹脂と反応性強化剤とを添加することにより得られる硬化物の耐衝撃性や剥離強度を向上させることが記載されている。また、特許文献2では、エポキシ樹脂とポリマー微粒子を添加することにより、高弾性率を維持しつつ高接着力を達成できることが記載されている。
さらに、特許文献3では、ビスフェノールA型エポキシ樹脂とビスフェノールF型エポキシ樹脂の含有量を調製することにより、密着性と接着性が両立できることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2010-523800号公報
特表2015-182248号公報
国際公開第2022/124336号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、現在、自動車の高機能化に伴って、接着剤に求められる物性が向上しており、接着剤の使用場所が多岐にわたることから、高強度かつ密着性の良い接着剤が求められている。
【0008】
このような現状において、前記特許文献1,2の接着剤を材料の接着に用いたところ、ゴムや強化剤、ポリマー微粒子の使用量が少ない領域では材料との密着性が低く、界面剥離を起こしやすいという課題があった。また、多量にゴムを使用した場合には、凝集破壊させることは可能であるが、弾性率が大きく低下することに由来して接着強度の低下が発生するという、構造用接着剤として使用するには致命的な課題があることが判明した。
そして、前記特許文献3の接着剤を材料の接着に用いたところ、密着性は十分であるものの、接着力が十分に高いとは言えないことが判明した。
【0009】
そこで、本発明ではこのような背景の下において、密着性を維持しつつ、接着力に優れ、材料の接着において界面剥離をおこさず、凝集破壊させることが可能なエポキシ系接着剤を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
しかるに本発明者らは、かかる事情に鑑み鋭意研究を重ねた結果、ビスフェノールA型エポキシ樹脂およびビスフェノールF型エポキシ樹脂に注目し、それらの性状と割合を調製することによって、前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
(【0011】以降は省略されています)
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