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公開番号
2025102014
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219169
出願日
2023-12-26
発明の名称
ベルトガイド
出願人
株式会社カーメイト
代理人
個人
,
個人
主分類
B60R
22/18 20060101AFI20250701BHJP(車両一般)
要約
【課題】ベルトの着脱は容易としつつ、使用時においてはベルトが外れ辛く、かつベルトガイド自体の取り付け角度に影響され難いベルトガイドを提供する。
【解決手段】ベルト保持空間18の上辺を構成する第1片12と、下辺を構成する第2片14とを有するベルトガイド10であって、第1片12の基端部と、第2片14の基端部とが接続されて又部13を構成し、両片の先端側にベルト保持空間18の開口部が設けられており、開口部側に位置する第2片14の先端部には第3片16が延設されており、第3片16を第1片12の外側辺12bの対向位置にまで延設することでベルト入出空間20を構成し、第2片14の内側辺14aの延設方向と第3片16の延設方向の成す角が鋭角となり、ベルト保持空間18の長手方向端部とベルト入出空間20の長手方向端部とが連続する空間を構成していることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ベルト保持空間の上辺を構成する第1片と、前記ベルト保持空間の下辺を構成する第2片とを有するベルトガイドであって、
前記第1片の基端部と、前記第2片の基端部とが接続されて又部を構成し、両片の先端側に前記ベルト保持空間の開口部が設けられており、
前記開口部側に位置する前記第2片の先端部には第3片が延設されており、前記第3片を前記第1片の外側辺の対向位置にまで延設することでベルト入出空間を構成し、前記第2片の内側辺の延設方向と前記第3片の延設方向の成す角が鋭角となり、前記ベルト保持空間の長手方向端部と前記ベルト入出空間の長手方向端部とが連続する空間を構成していることを特徴とするベルトガイド。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
前記ベルト保持空間と前記ベルト入出空間との間には折り返し空間が設けられ、前記ベルト保持空間の幅をA、前記折り返し空間の幅をB、前記ベルト入出空間の幅をCとした場合に、各幅は、B>A>Cの関係を満たすように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のベルトガイド。
【請求項3】
前記第1片は、平面視において先細りとなるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のベルトガイド。
【請求項4】
前記第2片は、側面視において前記基端部側ほど幅広に形成されており、前記ベルト保持空間には、前記開口部から前記又部にかけて前記第2片の幅変化に応じた傾斜が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のベルトガイド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベルトガイドに係り、特に、ベルトの着脱を頻繁に行う箇所への適用に好適なベルトガイドに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
本願に係るベルトガイドは使用形態を限定するものでは無いが、ベルトの着脱を頻繁に行う箇所の一例として、車両のシートベルトをガイドするものを挙げることができる。特に、特許文献1に開示されているような、ジュニアシートと呼ばれる児童用シートは、乳幼児を対象としたチャイルドシートと異なり、車両に付帯されたシートベルトをジュニアシートに掛け回してベルト高さを調整し、児童の身体を保持するように設計されている。このため、シートベルトを掛け回すベルトガイドには、ベルトの着脱を容易としつつ、使用時においてはベルトが外れる事が無いといった特性が求められている。
【0003】
しかし、特許文献1に開示されているベルトガイドは図5に示すように、ベース部2と、第1片3、及び第2片4を有する構成とされている。このような基本構成を有するベルトガイド1においてベース部2は、ベルト保持空間5の下辺を構成する要素であり、第1片3は、ベース部2の基端側から延設されてベルト保持空間5の上辺の一部を構成する要素である。また、第2片4は、ベース部2の先端側から延設されてベルト保持空間5の上辺の他の一部を構成する要素である。さらに、第1片3と第2片4との間には、ベルト保持空間5へシートベルト50を導くための隙間(ベルト入出空間6)が設けられている。
【0004】
このような構成のベルトガイド1は、使用時においてシートベルト50が外れ辛いという特性は満たすものの、着脱に手間がかかるといった懸念がある。これは、ベルト入出空間6から入れたシートベルト50を矢印Aに示すように、第1片3の下部側空間へ押し込み、その後に矢印Bに示すように第2片4の下部空間へ広げる事で、ベルト保持空間5に配置するといった動作が必要となるからである。
【0005】
これに対し、ベルト保持空間5へのシートベルト50の誘導に折り返し動作を必要としないベルトガイドが、特許文献2に開示されている。特許文献2に開示されているベルトガイドは、シート背もたれ部のショルダーベルトを位置決めするためのガイドである。特許文献2に開示されているベルトガイドは、ベルトガイド下端の一方にピン結合による回動部を備え、このピンの配置位置側に開口部を備え、ピンと反対方向に、かつ下端から離間する方向の傾斜を持つように延設されたベルト受け部と、ベルト受け部と逆向きの傾斜を持つように形成された隆起部を持ち、固定状態では、隆起部をガイドとしてベルト受け部にベルトを案内することとなる。一方で、ピンを基点としてベルトガイドが傾倒している場合には、隆起部の傾斜は、先端側に向けて下り勾配を持つこととなり、ベルト受け部に掛け回されていたシートベルトが隆起部に沿って離脱することとなる。このように、特許文献2に開示されているベルトガイドによれば、使用状態ではベルトが外れ辛く、着脱が容易となる。
【0006】
しかし、特許文献2に開示されているベルトガイドは、ベルト受け部よりも開口部の幅が広く、開口部よりも隆起部とベルト受け部の先端との幅が広くなるように構成されている。このため、使用箇所によってはベルトの引張方向に力が加えられた際、使用状態に係るベルトが離脱しやすい状態となってしまう場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
中国実用新案登録公報210970757号公報
特開2006-219028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで本発明では、上記問題を解決し、ベルトの着脱は容易としつつ、使用時においてはベルトが外れ辛く、かつベルトガイド自体の取り付け角度に影響され難いベルトガイドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明に係るベルトガイドは、ベルト保持空間の上辺を構成する第1片と、前記ベルト保持空間の下辺を構成する第2片とを有するベルトガイドであって、前記第1片の基端部と、前記第2片の基端部とが接続されて又部を構成し、両片の先端側に前記ベルト保持空間の開口部が設けられており、前記開口部側に位置する前記第2片の先端部には第3片が延設されており、前記第3片を前記第1片の外側辺の対向位置にまで延設することでベルト入出空間を構成し、前記第2片の内側辺の延設方向と前記第3片の延設方向の成す角が鋭角となり、前記ベルト保持空間の長手方向端部と前記ベルト入出空間の長手方向端部とが連続する空間を構成していることを特徴とする。
【0010】
また、上記のような特徴を有するベルトガイドでは、前記ベルト保持空間と前記ベルト入出空間との間には折り返し空間が設けられ、前記ベルト保持空間の幅をA、前記折り返し空間の幅をB、前記ベルト入出空間の幅をCとした場合に、各幅は、B>A>Cの関係を満たすように構成されているようにすると良い。このような特徴を有する事によれば、ベルト保持部へベルトを導入し易く、意図せずベルトが離脱してしまう事を抑制する事ができる。
(【0011】以降は省略されています)
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