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公開番号
2025101936
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219044
出願日
2023-12-26
発明の名称
多液型クリヤー塗料組成物
出願人
日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09D
175/04 20060101AFI20250701BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】低温硬化可能でありながら、ポットライフ性に優れるとともに、優れた耐擦り傷性および耐鳥糞性を有する塗膜を形成することができるクリヤー塗料組成物を提供する。
【解決手段】水酸基含有アクリル樹脂(A)、ポリエステルポリオール(B)、有機金属触媒(C)および酸(D)を含む第1液と、ポリイソシアネート化合物(E)を含む第2液と、を含み、前記ポリエステルポリオール(B)は、ポリエステルポリオール(B1)、ポリエステルポリオール(B2)、ポリエステルポリオール(B3)、ポリエステルポリオール(B4)、および3つ以上の水酸基を有する直鎖状または分枝状多価アルコールと、直鎖状または分枝状アルカンジオールと、直鎖状または分枝状アルカンジカルボン酸と、の反応物であるポリエステルポリオール(B5)よりなる群から選択される少なくとも1種を含む、多液型クリヤー塗料組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
水酸基含有アクリル樹脂(A)、ポリエステルポリオール(B)、有機金属触媒(C)および酸(D)を含む第1液と、
ポリイソシアネート化合物(E)を含む第2液と、を含み、
前記ポリエステルポリオール(B)は、
下記式(1)で表されるポリエステルポリオール(B1)、
下記式(2)で表されるポリエステルポリオール(B2)、
下記式(3)で表されるポリエステルポリオール(B3)、
下記式(4)で表されるポリエステルポリオール(B4)、および
3つ以上の水酸基を有する直鎖状または分枝状多価アルコールと、直鎖状または分枝状アルカンジオールと、直鎖状または分枝状アルカンジカルボン酸と、の反応物であるポリエステルポリオール(B5)よりなる群から選択される少なくとも1種を含む、多液型クリヤー塗料組成物。
式(1):
TIFF
2025101936000020.tif
26
164
(式中、aは、1~100の整数であり、
R
11
は、繰り返し単位ごとに独立して、結合手を2つ有する飽和炭化水素基を表わし、
R
12
およびR
13
は、互いに、かつ、繰り返し単位ごとに独立して、直鎖アルキレン基または、α位およびβ位以外の位置で分岐している分岐アルキレン基を表わす。)
式(2):
TIFF
2025101936000021.tif
26
165
(式中、jおよびkは、それぞれ0~100の整数であって、j+k≧1を満たし、
R
21
は、結合手を2つ有する飽和炭化水素基を表わし、
R
22
およびR
23
は、互いに、かつ、繰り返し単位ごとに独立して、直鎖アルキレン基または、α位およびβ位以外の位置で分岐している分岐アルキレン基を表わす。)
式(3):
TIFF
2025101936000022.tif
49
164
(式中、p、qおよびrは、それぞれ1~100の整数であって、
R
31
は、結合手を3つ有する飽和炭化水素基を表わし、
R
32
、R
33
およびR
34
は、互いに、かつ、繰り返し単位ごとに独立して、直鎖アルキレン基または、α位およびβ位以外の位置で分岐している分岐アルキレン基を表わす。)
式(4):
TIFF
2025101936000023.tif
51
164
(式中、w、x、yおよびzは、それぞれ1~100の整数であって、
R
41
は、結合手を4つ有する飽和炭化水素基を表わし、
R
42
、R
43
、R
44
およびR
45
は、互いに、かつ、繰り返し単位ごとに独立して、直鎖アルキレン基または、α位およびβ位以外の位置で分岐している分岐アルキレン基を表わす。)
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記水酸基含有アクリル樹脂(A)は、酸価が10mgKOH/g以上50mgKOH/g以下の水酸基含有アクリル樹脂(A1)を含む、請求項1記載の多液型クリヤー塗料組成物。
【請求項3】
前記酸(D)は、酸解離定数pKaが2以上7以下のカルボン酸を含む、請求項1または2記載の多液型クリヤー塗料組成物。
【請求項4】
前記酸(D)は、炭素数7以下のモノカルボン酸を含む、請求項1または2記載の多液型クリヤー塗料組成物。
【請求項5】
前記有機金属触媒(C)を構成する金属は、亜鉛、ビスマスおよび錫よりなる群から選択される少なくとも1種を含む、請求項1または2記載の多液型クリヤー塗料組成物。
【請求項6】
前記有機金属触媒(C)は、亜鉛、ビスマスおよび錫よりなる群から選択される少なくとも1種の金属のアシレート化合物を含み、
前記酸(D)の含有量は、下記条件:
前記有機金属触媒(C)が亜鉛のアシレート化合物を含む場合、亜鉛のアシレート化合物の金属1当量に対して、2当量を超え700当量以下である;
前記有機金属触媒(C)がビスマスのアシレート化合物を含む場合、ビスマスのアシレート化合物の金属1当量に対して、3当量を超え700当量以下である;
前記有機金属触媒(C)が錫のアシレート化合物を含む場合は、錫のアシレート化合物の金属1当量に対して、2当量を超え700当量以下である;
の少なくとも1つを満たす、請求項1または2記載の多液型クリヤー塗料組成物。
【請求項7】
前記ポリエステルポリオール(B)の含有量は、前記水酸基含有アクリル樹脂(A)100質量部に対して15質量部以上である、請求項1または2記載の多液型クリヤー塗料組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、多液型クリヤー塗料組成物に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、自動車等の技術分野において、省エネルギーおよび二酸化炭素排出量低減の観点から、塗装工程の短縮が求められている。特許文献1には、a)特定のポリイソシアネート、b)ヒドロキシ官能性ポリ(メタ)アクリレートポリオール、c)ルイス塩基、d)有機溶剤等を含有する二成分系コーティング材料が開示されており、上記コーティング材料はポリエステルポリオールを含んでもよいと開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2018-517013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の二成分系コーティング材料は、低温硬化が可能である。通常、低温での硬化を達成するために、架橋成分の反応を促進する触媒が多く配合される。そのため、ポットライフが短くなり易い。すなわち、ポットライフ性が低下する。加えて、低温硬化で得られた塗膜は、耐擦り傷性および耐鳥糞性が十分でない場合がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、低温硬化可能でありながら、ポットライフ性に優れるとともに、優れた耐擦り傷性および耐鳥糞性を有する塗膜を形成することができるクリヤー塗料組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は下記態様を提供する。
[1]
水酸基含有アクリル樹脂(A)、ポリエステルポリオール(B)、有機金属触媒(C)および酸(D)を含む第1液と、
ポリイソシアネート化合物(E)を含む第2液と、を含み、
前記ポリエステルポリオール(B)は、
下記式(1)で表されるポリエステルポリオール(B1)、
下記式(2)で表されるポリエステルポリオール(B2)、
下記式(3)で表されるポリエステルポリオール(B3)、
下記式(4)で表されるポリエステルポリオール(B4)、および
3つ以上の水酸基を有する直鎖状または分枝状多価アルコールと、直鎖状または分枝状アルカンジオールと、直鎖状または分枝状アルカンジカルボン酸と、の反応物であるポリエステルポリオール(B5)よりなる群から選択される少なくとも1種を含む、多液型クリヤー塗料組成物。
式(1):
JPEG
2025101936000001.jpg
26
164
(式中、aは、1~100の整数であり、
R
11
は、繰り返し単位ごとに独立して、結合手を2つ有する飽和炭化水素基を表わし、
R
12
およびR
13
は、互いに、かつ、繰り返し単位ごとに独立して、直鎖アルキレン基または、α位およびβ位以外の位置で分岐している分岐アルキレン基を表わす。)
式(2):
JPEG
2025101936000002.jpg
26
164
(式中、jおよびkは、それぞれ0~100の整数であって、j+k≧1を満たし、
R
21
は、結合手を2つ有する飽和炭化水素基を表わし、
R
22
およびR
23
は、互いに、かつ、繰り返し単位ごとに独立して、直鎖アルキレン基または、α位およびβ位以外の位置で分岐している分岐アルキレン基を表わす。)
式(3):
JPEG
2025101936000003.jpg
49
164
(式中、p、qおよびrは、それぞれ1~100の整数であって、
R
31
は、結合手を3つ有する飽和炭化水素基を表わし、
R
32
、R
33
およびR
34
は、互いに、かつ、繰り返し単位ごとに独立して、直鎖アルキレン基または、α位およびβ位以外の位置で分岐している分岐アルキレン基を表わす。)
式(4):
JPEG
2025101936000004.jpg
51
164
(式中、w、x、yおよびzは、それぞれ1~100の整数であって、
R
41
は、結合手を4つ有する飽和炭化水素基を表わし、
R
42
、R
43
、R
44
およびR
45
は、互いに、かつ、繰り返し単位ごとに独立して、直鎖アルキレン基または、α位およびβ位以外の位置で分岐している分岐アルキレン基を表わす。)
[2]
前記水酸基含有アクリル樹脂(A)は、酸価が10mgKOH/g以上50mgKOH/g以下の水酸基含有アクリル樹脂(A1)を含む、上記[1]記載の多液型クリヤー塗料組成物。
[3]
前記酸(D)は、酸解離定数pKaが2以上7以下のカルボン酸を含む、上記[1]または[2]記載の多液型クリヤー塗料組成物。
[4]
前記酸(D)は、炭素数7以下のモノカルボン酸を含む、上記[1]または[2]記載の多液型クリヤー塗料組成物。
[5]
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、低温硬化可能でありながら、ポットライフ性に優れるとともに、優れた耐擦り傷性および耐鳥糞性を有する塗膜を形成することができるクリヤー塗料組成物が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[クリヤー塗料組成物]
本開示に係るクリヤー塗料組成物は、水酸基含有アクリル樹脂(A)、ポリエステルポリオール(B)、有機金属触媒(C)および酸(D)を含む第1液と、ポリイソシアネート化合物(E)を含む第2液と、を含む。
【0009】
ポリエステルポリオール(B)は、下記式(1)~(4)で表されるポリエステルポリオール(B1)~(B4)、および、3つ以上の水酸基を有する直鎖状または分枝状多価アルコールと、直鎖状または分枝状アルカンジオールと、直鎖状または分枝状アルカンジカルボン酸と、の反応物であるポリエステルポリオール(B5)よりなる群から選択される少なくとも1種を含む。
【0010】
式(1):
JPEG
2025101936000005.jpg
26
164
(式中、aは、1~100の整数であり、
R
11
は、繰り返し単位ごとに独立して、結合手を2つ有する飽和炭化水素基を表わし、
R
12
およびR
13
は、互いに、かつ、繰り返し単位ごとに独立して、直鎖アルキレン基または、α位およびβ位以外の位置で分岐している分岐アルキレン基を表わす。)
(【0011】以降は省略されています)
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