TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025101844
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023218898
出願日
2023-12-26
発明の名称
工事用エレベータ及び騒音低減方法
出願人
清水建設株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B66B
9/187 20060101AFI20250701BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】搬送効率の低下を抑制しつつ昇降騒音を抑制することが可能な工事用エレベータ及び騒音低減方法を提供する。
【解決手段】構造物の工事現場に設けられ、回転動力をラックアンドピニオンを用いて直動動力に変換することにより昇降部を昇降させる工事用エレベータであって、構造物の外装未施工エリアにおける昇降速度が構造物の外装施工済エリアにおける昇降速度よりも低くなるように直動動力を制御する制御部を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
構造物の工事現場に設けられ、回転動力をラックアンドピニオンを用いて直動動力に変換することにより昇降部を昇降させる工事用エレベータであって、
前記構造物の外装未施工エリアにおける昇降速度が前記構造物の外装施工済エリアにおける前記昇降速度よりも低くなるように前記直動動力を制御する制御部を備えることを特徴とする工事用エレベータ。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記構造物は多層階ビルであり、
前記制御部は、前記多層階ビルの外装施工階を前記外装施工済エリアとして記憶するとともに、前記多層階ビルの外装未施工階を前記外装未施工エリアとして記憶し、前記外装施工階及び前記外装未施工階に基づいて前記直動動力を制御することを特徴とする請求項1に記載の工事用エレベータ。
【請求項3】
前記制御部は、前記外装施工階であっても所定階よりも低い低層階については、前記昇降速度を前記外装施工済エリアの前記昇降速度よりも低くすることを特徴とする請求項2に記載の工事用エレベータ。
【請求項4】
前記制御部は、前記外装未施工階であっても所定階よりも高い高層階については、前記昇降速度を前記外装未施工エリアの前記昇降速度よりも速くすることを特徴とする請求項2または3に記載の工事用エレベータ。
【請求項5】
前記制御部は、前記昇降速度に応じて異なる緊急停止速度を記憶し、前記緊急停止速度に基づいて前記昇降部を緊急停止させることを特徴とする請求項2又は3に記載の工事用エレベータ。
【請求項6】
構造物の外装未施工エリアにおける工事用エレベータの昇降部の昇降速度を前記構造物の外装施工済エリアにおける前記昇降速度よりも低く設定することを特徴とする騒音低減方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、工事用エレベータ及び騒音低減方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1にはラック式の工事用エレベータが開示されている。この工事用エレベータは、作業員や資機材を搭載する搬器が駆動装置を有する昇降フレームに支持されるとともに、複数の駆動装置の出力軸には各々ピニオンギアが取り付けられてガイドレールに取り付けられたラックに篏合しており、ピニオンギアを回転させることで搬器を昇降させる仕組みになっている。この工事用エレベータでは、搬器とカウンターウェイトとがトップシーブを介してロープで連結されており、駆動装置の駆動力の補助的役割を担っている。
【0003】
このような工事用エレベータの最大の利点は、工事進捗に合わせて鉛直方向にガイドレールを継ぎ足しすることにより昇降路の伸延が可能な点である。また、ガイドレールを継ぎ足す際も搬器自体に昇降機能があることから任意の位置に搬器を停止させることが可能であり、作業性が高い。ラック式の工事用エレベータは、このような利点と構造が単純で信頼性が高く、また安価に製作できることから、工事現場において主流となっている。
【0004】
また、このようなラック式の工事用エレベータは、1本のガイドレールを昇降路とする1本構エレベータと1対のガイドレールに沿って昇降する2本構エレベータとに大別される。前者は、建築物の建屋内の開口部に設置されることが多く、事務所系の工事で多く採用されている。後者は、建屋外部に設置する中小規模の施設あるいは高層から超高層に至る集合住宅の建設工事で使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平08-277079号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、ラック式の工事用エレベータには、非常に大きな昇降騒音が発生するという問題がある。この昇降騒音は、比較的大型の工事用エレベータの場合、ケージ内外近傍で100dB(デジベル)を超えるものも少なくない。この結果、工事現場の近隣からの騒音苦情、朝夕の時間外稼働ができず、工事用エレベータの現場揚重効率(搬送効率)が抑えられてしまう等の問題が生じている。
【0007】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、搬送効率の低下を抑制しつつ昇降騒音を抑制することが可能な工事用エレベータ及び騒音低減方法の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明では、工事用エレベータに係る第1の解決手段として、構造物の工事現場に設けられ、回転動力をラックアンドピニオンを用いて直動動力に変換することにより昇降部を昇降させる工事用エレベータであって、前記構造物の外装未施工エリアにおける昇降速度が前記構造物の外装施工済エリアにおける前記昇降速度よりも低くなるように前記直動動力を制御する制御部を備える、という手段を採用する。
【0009】
本発明では、工事用エレベータに係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記構造物は多層階ビルであり、前記制御部は、前記多層階ビルの外装施工階を前記外装施工済エリアとして記憶するとともに、前記多層階ビルの外装未施工階を前記外装未施工エリアとして記憶し、前記外装施工階及び前記外装未施工階に基づいて前記直動動力を制御する、という手段を採用する。
【0010】
本発明では、工事用エレベータに係る第3の解決手段として、上記第2の解決手段において、前記制御部は、前記外装施工階であっても所定階よりも低い低層階については、前記昇降速度を前記外装施工済エリアの前記昇降速度よりも低くする、という手段を採用する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
清水建設株式会社
外装材
27日前
清水建設株式会社
耐風装置
11日前
清水建設株式会社
集塵ユニット
1か月前
清水建設株式会社
水素貯蔵容器
20日前
清水建設株式会社
機械排煙システム
3日前
清水建設株式会社
空調制御システム
17日前
清水建設株式会社
カーテンウォール
1か月前
清水建設株式会社
建物のエコシステム
13日前
清水建設株式会社
木鋼接合部の耐火構造
17日前
富士電機株式会社
タンク
25日前
富士電機株式会社
タンク
25日前
清水建設株式会社
プレキャスト床版の接合構造
11日前
清水建設株式会社
工事用エレベータ及び騒音低減方法
12日前
清水建設株式会社
構造体取替装置および構造体取替方法
17日前
清水建設株式会社
マーカー抽出システム及びプログラム
19日前
清水建設株式会社
空間管理システムおよび空間管理方法
25日前
中日本高速道路株式会社
眩光防止板
1か月前
清水建設株式会社
洗浄性評価方法及び洗浄性評価デバイス
1か月前
清水建設株式会社
水素貯蔵容器および水素吸蔵合金の投入方法
20日前
清水建設株式会社
構造部材の製造装置および構造部材の製造方法
17日前
三商株式会社
建築部材及び建築部材の製造方法
17日前
清水建設株式会社
移動ロボットの位置推定システム及び位置推定方法
1か月前
清水建設株式会社
情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム
19日前
清水建設株式会社
工事用エレベータおよび工事用エレベータの制御方法
12日前
清水建設株式会社
3Dモデル生成方法、施工方法、及び3Dモデル生成装置
1か月前
清水建設株式会社
吹付コンクリート評価装置及び吹付コンクリート評価方法
1か月前
清水建設株式会社
掘削時のリバウンド抑制方法、リバウンド抑制構造および設計方法
26日前
清水建設株式会社
人流推定システム、人流推定装置、人流推定方法、及びプログラム
11日前
清水建設株式会社
耐火被覆構造およびその施工方法
1か月前
清水建設株式会社
地震動波形生成方法、学習モデル作成方法、地震動波形生成装置、及び、学習モデル作成装置
10日前
個人
自走手摺
3日前
個人
懸吊装置
10か月前
ユニパルス株式会社
吊具
1か月前
個人
海上コンテナ昇降装置
7か月前
ユニパルス株式会社
吊具装置
7か月前
ユニパルス株式会社
荷役装置
6か月前
続きを見る
他の特許を見る