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公開番号2025137093
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024036093
出願日2024-03-08
発明の名称樹脂吹付け方法
出願人公益財団法人鉄道総合技術研究所,清水建設株式会社,前田工繊産資株式会社
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類B05D 1/36 20060101AFI20250911BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】施工対象が凹凸面で施工範囲が広くなったとしても、効率的に合成樹脂の吹き付けを行うことができるようになる樹脂吹付け方法を提供する。
【解決手段】凹凸面に合成樹脂を吹き付ける樹脂吹付け方法である。
そして、凹凸面に対して下地処理を行う工程(ステップS2)と、下地処理が行われた凹凸面に対して吹付け用に希釈したプライマーを吹付け機によって吹き付ける工程(ステップS3)と、プライマーが吹き付けられたプライマー層に対してポリウレア樹脂を吹き付ける工程(ステップS4)とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
凹凸面に合成樹脂を吹き付ける樹脂吹付け方法であって、
前記凹凸面に対して下地処理を行う工程と、
前記下地処理が行われた前記凹凸面に対して吹付け用に希釈したプライマーを吹付け機によって吹き付ける工程と、
前記プライマーが吹き付けられたプライマー層に対してポリウレア樹脂を吹き付ける工程とを備えたことを特徴とする樹脂吹付け方法。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記プライマーは、主成分がエポキシ樹脂であって、エポキシシンナーにより希釈率10%以上20%未満に希釈されることを特徴とする請求項1に記載の樹脂吹付け方法。
【請求項3】
前記プライマーの吹付け量は、0.5kg/m
2
以上であることを特徴とする請求項2に記載の樹脂吹付け方法。
【請求項4】
前記ポリウレア樹脂の吹付け量は、2.8kg/m
2
以上であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の樹脂吹付け方法。
【請求項5】
前記凹凸面の凹凸の高低差は、5mm以上であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の樹脂吹付け方法。
【請求項6】
前記凹凸面は、トンネルの覆工表面であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の樹脂吹付け方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、凹凸面に合成樹脂を吹き付ける樹脂吹付け方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1,2に開示されているように、トンネルの覆工などのコンクリート面の剥落対策として、覆工の表面にプライマーを塗布した後に、ポリウレア樹脂を吹き付ける工法が実施されている。
【0003】
プライマーは、覆工表面とポリウレア樹脂層との接着力を高めるために塗布されるもので、ローラや刷毛によって覆工表面に塗布される。ポリウレア樹脂は、イソシアネート成分とポリアミン成分とを含む樹脂であって、それらによって形成される塗膜は、剛性が小さくて伸び性能が大きいため、大きな変形にも追随しやすく、コンクリートの剥落や崩落の防止対策に適している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-160732号公報
特開2014-152584号公報
特開2004-218352号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、覆工表面が比較的に平滑である場合は、ローラを使ってプライマーを効率よく塗布することができる。しかしながら、コンクリートの経年劣化により覆工表面のモルタル分が失われて粗骨材が露出している覆工や、吹付けコンクリート仕上げの覆工などでは、覆工表面の凹凸が大きく、プライマーを施工速度がローラよりも劣る刷毛によって塗布しなければならなくなる。
【0006】
特許文献3には、局所的なコンクリート片の剥離剥落箇所を補修するために、プライマーを吹付けノズルによって吹き付ける方法が記載されているが、接着力を高めるために使用されるプライマーは粘度が高く、そのままの状態で吹付け機に供給しても、広い範囲の吹き付けに適用することはできないおそれがある。
【0007】
そこで、本発明は、施工対象が凹凸面で施工範囲が広くなったとしても、効率的に合成樹脂の吹き付けを行うことができるようになる樹脂吹付け方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために、本発明の樹脂吹付け方法は、凹凸面に合成樹脂を吹き付ける樹脂吹付け方法であって、前記凹凸面に対して下地処理を行う工程と、前記下地処理が行われた前記凹凸面に対して吹付け用に希釈したプライマーを吹付け機によって吹き付ける工程と、前記プライマーが吹き付けられたプライマー層に対してポリウレア樹脂を吹き付ける工程とを備えている。
【0009】
ここで、前記プライマーは、主成分がエポキシ樹脂であって、エポキシシンナーにより希釈率10%以上20%未満に希釈されることが好ましい。また、前記プライマーの吹付け量は、0.5kg/m
2
以上であることが好ましい。さらに、前記ポリウレア樹脂の吹付け量は、2.8kg/m
2
以上であることが好ましい。
【0010】
また、前記凹凸面の凹凸の高低差は、5mm以上である場合に適用するのが好ましい。さらに、前記凹凸面は、トンネルの覆工表面である場合に適用するのが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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