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公開番号2025101519
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023218426
出願日2023-12-25
発明の名称画像表示方法、画像表示装置及び画像表示装置用プログラム
出願人個人
代理人個人,個人,個人
主分類G06F 3/04815 20220101AFI20250630BHJP(計算;計数)
要約【課題】取り込んだ3次元画像情報に基づく表示部での画像の視認範囲を拡大して、画像に基づく観察の利便性を高める。
【解決手段】表示部5に、第1表示領域19と、該第1表示領域19を囲む複数の第2表示領域20とを設定し、3次元画像情報12を取り込むことにより、第1表示領域19に該3次元画像情報12に基づく画像21を表示させ、第1表示領域19に画像21を表示させている状態で、第2表示領域20を選択したときには、第1表示領域19における画像21の基礎となる3次元画像情報12の中心点Oを通る仮想軸線のうち、選択された第2表示領域20と第1表示領域19との並設方向に対して直交する方向であって表示部5に沿う方向に伸びるものを回動軸線x、yとして、該3次元画像情報12を所定角度θだけ回動させて得る画像22を作成し、該画像22を前記選択された第2表示領域20に表示させる。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
表示部に表示領域を設けて、該表示領域に3次元画像情報に基づく画像を表示する画像表示方法において、
前記表示領域として、第1表示領域と、該第1表示領域に並設された状態で配置される第2表示領域と、を設け、
3次元画像情報を取り込むことにより、前記第1表示領域に該3次元画像情報に基づく画像を表示させ、
前記第1表示領域に前記画像を表示させている状態で、前記第2表示領域を選択したときには、該第1表示領域における画像の基礎となる前記3次元画像情報の中心点を通る仮想軸線のうち、該選択された第2表示領域と該第1表示領域との並設方向に対して直交する方向であって前記表示部に沿う方向に伸びるものを回動軸線として、該3次元画像情報を所定角度だけ回動させて得る画像を作成し、該画像を前記選択された第2表示領域に表示させる、
ことを特徴とする画像表示方法。
続きを表示(約 3,000 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記第2表示領域を、前記第1表示領域の周囲に該第1表示領域を取り囲むようにして複数設け、
前記複数の第2表示領域を、前記第1表示領域を間に挟んで対向する複数組の一対の第2表示領域をもって構成し、
前記各組における一対の各第2表示領域を前記選択された第2表示領域として、該各第2表示領域に前記画像を表示させる際には、該各第2表示領域で用いる3次元画像情報として、前記第1表示領域における表示画像の基礎となる3次元画像情報を、該3次元画像情報の状態を基準に、前記回動軸線を中心として相反する回動方向に所定角度だけ回動させたものを用いる、
ことを特徴とする画像表示方法。
【請求項3】
請求項2において、
前記第1表示領域を矩形状に設定すると共に、前記複数の第2表示領域を、前記第1表示領域を中心として、少なくとも、該第1表示領域における上下方向両側及び横方向両側にそれぞれ連続して配置するものとし、
前記第1表示領域における上下方向両側の第2表示領域、及び前記第1表示領域における横方向両側の第2表示領域のそれぞれを、前記各組における一対の第2表示領域として用いる、
ことを特徴とする画像表示方法。
【請求項4】
請求項1において、
前記3次元画像情報を所定角度だけ回動させて得る画像を作成するに当たり、その回動方向を、その作成する画像において、該回動により、前記第1表示領域の表示画像のうち、前記選択された第2表示領域より遠い画像部分ほど表示されなくなる方向とする、
ことを特徴とする画像表示方法。
【請求項5】
請求項1において、
前記第1表示領域における表示画像の姿勢を変更可能とすることを前提として、
前記第2表示領域に表示画像が表示されている状態において、前記第1表示領域における表示画像の姿勢を変更したことを検出したときには、その姿勢変更された第1表示領域における表示画像の基礎となる3次元画像情報を前記回動軸線を中心として所定角度だけ回動させて得る画像を作成し、前記第2表示領域の表示画像を該画像に変更する、
ことを特徴とする画像表示方法。
【請求項6】
表示部に表示領域を設けて、該表示領域に3次元画像情報に基づく画像を表示する画像表示装置において、
前記表示領域を設定するための表示領域設定情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部から前記表示領域設定情報を読み出して、前記表示部に、第1表示領域と、該第1表示領域に並設された状態で配置される第2表示領域とを設定する表示領域設定部と、
3次元画像情報を取り込むことを条件に、前記表示領域設定部が設定する前記第1表示領域に、該3次元画像情報に基づく画像を表示する第1表示処理部と、
前記第1表示処理部に基づき前記第1表示領域に前記3次元画像情報に基づく画像が表示されていて、前記第2表示領域が選択されたことを検出したときに、前記第1表示領域における画像の基礎となる前記3次元画像情報の中心点を通る仮想軸線のうち、該選択された第2表示領域と該第1表示領域との並設方向に対して直交する方向であって前記表示部に沿う方向に伸びるものを回動軸線として、該3次元画像情報を所定角度だけ回動させて得る画像を作成し、該画像を前記選択された第2表示領域に表示する第2表示処理部と、
を備える、
ことを特徴とする画像表示装置。
【請求項7】
請求項6において、
前記第1表示領域が矩形状に設定されると共に、前記第2表示領域が複数とされることにより、該複数の第2表示領域が、前記第1表示領域を中心として、少なくとも、該第1表示領域における上下方向両側及び横方向両側にそれぞれ連続して配置するように設定され、
前記第2表示処理部は、前記第1表示領域における上下方向両側の各第2表示領域又は前記第1表示領域における横方向両側の各第2表示領域に前記画像を表示させる際には、該各第2表示領域に用いる3次元画像情報として、前記第1表示領域における表示画像の基礎となる3次元画像情報を、該3次元画像情報の状態を基準に、前記回動軸線を中心として相反する回動方向に所定角度だけ回動させたものを用いるように設定されている、
ことを特徴とする画像表示装置。
【請求項8】
請求項6において、
前記第2表示処理部は、前記3次元画像情報を所定角度だけ回動させて得る画像を作成するに当たり、その回動方向を、その作成する画像において、該回動により、前記第1表示領域の表示画像のうち、前記選択された第2表示領域より遠い画像部分ほど表示されなくなる方向としている、
ことを特徴とする画像表示装置。
【請求項9】
請求項6において、
回動指示情報の入力を条件に、前記第1表示領域における表示画像の基礎となる3次元画像情報を回動させて、該第1表示領域における表示画像の姿勢を変更する第3表示処理部を備え、
前記第2表示処理部は、該第2表示処理部からの情報に基づき前記第2表示領域に表示画像が表示されていることを判断すると共に、前記第3表示処理部からの情報に基づき前記第1表示領域における表示画像が姿勢変更されたことを判断したときに、前記第1表示領域における表示画像の姿勢変更に伴い、前記姿勢変更された第1表示領域における表示画像の基礎となる3次元画像情報を前記回動軸線を中心として所定角度だけ回動させて得る画像を作成し、前記第2表示領域の表示画像を該画像に変更するように設定されている、
ことを特徴とする画像表示装置。
【請求項10】
表示部での表示領域を設定するための表示領域設定情報を記憶する記憶装置が存在されていて、その存在の下で、該記憶装置から前記表示領域設定情報を読み出して該表示部に表示領域を設定し、該表示領域に3次元画像情報に基づく画像を表示する画像表示装置用プログラムであって、
コンピュータを、
前記表示部に、前記表示領域として、第1表示領域と、該第1表示領域に並設された状態で配置される第2表示領域とを設定する表示領域設定部、
3次元画像情報を取り込むことを条件に、前記表示領域設定部が設定する前記第1表示領域に、該3次元画像情報に基づく画像を表示する第1表示処理部、
前記第1表示処理部に基づき前記第1表示領域に前記3次元画像情報に基づく画像が表示されていて、前記第2表示領域が選択されたことを検出したときに、前記第1表示領域における画像の基礎となる前記3次元画像情報の中心点を通る仮想軸線のうち、該選択された第2表示領域と該第1表示領域との並設方向に対して直交する方向であって前記表示部に沿う方向に伸びるものを回動軸線として、該3次元画像情報を所定角度だけ回動させて得る画像を作成し、該画像を前記選択された第2表示領域に表示する第2表示処理部、
として機能させる、
ことを特徴とする画像表示装置用プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示部上での画像表示方法、その画像表示方法を使用する画像表示装置及びその画像表示装置に用いる画像表示装置用プログラムに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
画像に立体感を与える手法としてステレオ画像を用いた方法が知られている。このステレオ画像を用いた方法においては、ステレオ画像として、視差を有する2枚の画像を用意し、そのステレオ画像を並べて配置し、一方の画像を右目で見、他方の画像を左目で見ることとされている。このステレオ画像を生成するに当たっては、既存の画像から容易に生成するべく、特許文献1に示すように、既存の画像の各画素の輝度情報を各画素の奥行方向の深さに利用することが提案されている。
【0003】
ところで、近時、3次元(以下、3Dという)スキャナーにより3Dの点群データを収集し、その点群データを3Dモデリングソフトウェアにより3Dモデリングデータ(色彩、写真等のテクスチャが付加されたものを含む3Dオブジェクトを表現するためのデータ(3次元画像情報))に処理し、その3Dモデリングデータを3Dビューアーにより2次元平面をなすパーソナルコンピューター(PC)上の表示部に表示することが行われている。このとき、視点や視野角などのパラメータを調整することにより3Dモデリングデータ(3Dオブジェクト)を回動させれば、ユーザーは好みの角度から画像を見ることができる。
【0004】
このような3次元画像情報としての3Dモデリングデータは、種々の観察に利用されている。遺跡、植物、動物等の観察対象が経時的に変化(損傷、腐敗、成長等)し、同じ状態で観察することが困難となるからである。このため、3Dスキャナー等により観察対象の3Dモデリングデータを、必要なタイミングで作成、保存し、その作成、保存された3Dモデリングデータを、3Dビューアーを用いて、PCの表示部において観察対象画像として表示し、その観察対象画像について、その作成タイミングを考慮しつつ観察が行われている。その際、必要に応じて、観察対象画像の基礎となる3Dモデリングデータは回動され(視点の変更)、その観察対象画像の姿勢状態は観察に都合のよい状態に調整される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5177668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、観察対象画像を観察する場合、PC上の表示部に表示されるその観察対象画像は1つであり、しかも、観察対象の画像が3Dモデリングデータに基づくものといえども、2次元平面上に表示するものであり、表示部に表示されている観察対象画像を正面とすれば、その側面は、正面から奥行きが進むほど、視認が困難となる。しかも、表示部に表示されている特定の画像部分を基準部分としつつ他の部分を比較観察したい場合があるが、基準部分と他の部分とが同時に表示部に表示されない場合には、上記のような観察を行うことができない。
【0007】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その第1の目的は、取り込んだ3次元画像情報に基づく表示部での画像の視認範囲を拡大して、画像に基づく観察の利便性を高めることができる画像表示方法を提供することにある。第2の目的は、上記画像表示方法を使用する画像表示装置を提供することにある。第3の目的は、上記画像表示装置に用いる画像表示装置用プログラムを提供することにある。
【0008】
前記第1目的を達成するため本発明にあっては、次の(1)~(5)の構成とされている。
(1)表示部に表示領域を設けて、該表示領域に3次元画像情報に基づく画像を表示する画像表示方法において、
前記表示領域として、第1表示領域と、該第1表示領域に並設された状態で配置される第2表示領域と、を設け、
3次元画像情報を取り込むことにより、前記第1表示領域に該3次元画像情報に基づく画像を表示させ、
前記第1表示領域に前記画像を表示させている状態で、前記第2表示領域を選択したときには、該第1表示領域における画像の基礎となる前記3次元画像情報の中心点を通る仮想軸線のうち、該選択された第2表示領域と該第1表示領域との並設方向に対して直交する方向であって前記表示部に沿う方向に伸びるものを回動軸線として、該3次元画像情報を所定角度だけ回動させて得る画像を作成し、該画像を前記選択された第2表示領域に表示させる構成とされている。
【0009】
この構成によれば、第1表示領域の画像に加えて、通常は表示部で同時に視認できない奥行き部分を含む画像が第2表示領域に表示されることになり、取り込んだ3次元画像情報に基づく表示部での画像の視認範囲を拡大して、画像に基づく観察の利便性を高めることができる。しかもこの場合、第1表示領域に並設される第2表示領域の表示画像が、第1表示領域で用いる3次元画像情報の中心点を通る仮想軸線のうち、選択された第2表示領域と第1表示領域との並設方向に対して直交する方向であって表示部に沿う方向に伸びるものを回動軸線として、該3次元画像情報を所定角度だけ回動させて得るものであることから、第1表示領域の画像と第2表示領域の画像との間に認識し易いつながり性を持たせることができ、第1表示領域の画像と第2表示領域の画像とを使う場合であっても、使いにくさを極力なくすことができる。このため、観察に際して、観察対象における画像の特定部分を基準部分として特定し、その基準部分との関係で、画像の他の部分を観察する場合において、その他の部分が奥行き深い個所に存在して、基準部分と他の部分とを同時に表示部の第1表示領域に表示できないときであっても、第1表示領域と第2表示領域とを利用して、基準部分と他の部分とを表示できることになる。しかもこのとき、第1表示領域と第2表示領域とに、両者の共通の画像部分が表示されることになり、第1表示領域の画像と第2表示領域の画像との間に認識し易いつながり性を持たせることができ、有効な観察を行うことができる。
【0010】
(2)前記(1)の構成の下で、
前記第2表示領域を、前記第1表示領域の周囲に該第1表示領域を取り囲むようにして複数設け、
前記複数の第2表示領域を、前記第1表示領域を間に挟んで対向する複数組の一対の第2表示領域をもって構成し、
前記各組における一対の各第2表示領域を前記選択された第2表示領域として、該各第2表示領域に前記画像を表示させる際には、該各第2表示領域で用いる3次元画像情報として、前記第1表示領域における表示画像の基礎となる3次元画像情報を、該3次元画像情報の状態を基準に、前記回動軸線を中心として相反する回動方向に所定角度だけ回動させたものを用いる構成とされている。
(【0011】以降は省略されています)

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