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公開番号
2025100816
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025070058,2023562302
出願日
2025-04-22,2022-07-28
発明の名称
オーバーザスコープクリップの再位置決めおよび展開のためのインタフェース機構
出願人
ボストン サイエンティフィック メディカル デバイス リミテッド
,
ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド
,
BOSTON SCIENTIFIC SCIMED,INC.
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61B
17/122 20060101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】胃腸管に沿って組織を処置するための改良された内視鏡クリッピングデバイスを提供する。
【解決手段】組織をクリッピングするためのデバイスは、内視鏡の遠位端上に取り付けられるキャップと、キャップ上に取付可能であり、かつ第1および第2の顎状部を含むクリップとを含み、第1および第2の顎状部は、第1および第2の顎状部がキャップ上に延在して、それらの間に標的組織を受容する挿入形態と、クリップの少なくとも一部が内視鏡の光学系の視野内に延在する点検形態と、クリップがキャップから離れて遠位に移動されて、第1および第2の顎状部が互いに向かって引き寄せられる展開形態との間で相互に移動可能に連結されている。制御エレメントは、キャップを通した近位への第1の距離の移動により、クリップを挿入形態から点検形態に移動させ、第2の距離により、クリップを点検形態から展開形態に移動させるように構成される。
【選択図】図21
特許請求の範囲
【請求項1】
組織をクリッピングするためのデバイスであって、
近位端から遠位端まで長手方向に延在するキャップであって、前記キャップの内部を通って延在するチャネルを含むとともに、内視鏡の遠位部分上に取り付けられるように構成されている前記キャップと、
複数のヒンジを介して互いに移動可能に連結された第1の顎状部および第2の顎状部を含むクリップであって、前記複数のヒンジのうちの少なくとも1つは、前記第1の顎状部および前記第2の顎状部を互いに向かって引き寄せるように付勢されており、前記クリップは、前記第1の顎状部および前記第2の顎状部がそれらの間に標的組織を受容するために互いに離間するようにして前記キャップの両側の上に延在するように前記キャップ上に取付可能であり、前記キャップは、前記内視鏡に対する遠位への移動によって、前記クリップを、挿入形態から、前記内視鏡の光学系の視野内に前記クリップの少なくとも一部が延在する点検形態に移動させるように構成されるとともに、前記クリップが前記キャップに対して遠位に移動することによって、前記クリップを前記点検形態から、前記クリップが前記キャップから遠位に移動して、前記第1の顎状部および前記第2の顎状部が前記少なくとも1つのヒンジの付勢下で互いに引き寄せられて、それらの間に受容された組織上で閉じる展開形態に移動させるように構成されている、前記クリップと、
前記キャップに連結された遠位端から、前記キャップの前記チャネルを通って近位端まで延在し、使用時に生体の外側に留まる再位置決めエレメントであって、前記再位置決めエレメントを近位に移動させることにより、前記キャップが前記内視鏡に沿って前記挿入形態から前記点検形態に遠位に移動するように構成されている前記再位置決めエレメントと、
前記クリップに解放可能に連結された遠位端から、前記キャップの前記チャネルを通って近位端まで延在し、使用時に生体の外側に留まる展開エレメントであって、前記展開エレメントの近位への移動により、前記クリップが前記展開形態に向かって前記キャップに対して遠位に移動するように構成されている前記展開エレメントと、
前記再位置決めエレメントの移動を制御するように構成された第1のアクチュエータおよび前記展開エレメントの移動を制御するように構成された第2のアクチュエータを含む作動アセンブリと、を備えるデバイス。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記作動アセンブリは、ハウジングをさらに含み、前記再位置決めエレメントおよび前記展開エレメントの近位端は、前記第1のアクチュエータおよび前記第2のアクチュエータに連結されるように前記ハウジングを通って延在している、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記第1のアクチュエータは、ハンドルに枢動可能に連結されたレバーを含み、前記再位置決めエレメントの近位端は、前記ハンドルの一部に連結されており、前記レバーの前記ハウジングに対する移動により、前記再位置決めエレメントが近位に引かれて、前記キャップおよび前記クリップが前記挿入形態から前記点検形態に向かって遠位に移動する、請求項2に記載のデバイス。
【請求項4】
前記第2のアクチュエータは、前記ハウジング内に延在し、かつ前記展開エレメントの近位端に連結された押しボタンを含み、前記押しボタンが前記ハウジング内にさらに押し込まれると、前記展開エレメントが近位に移動して、前記クリップが前記キャップに対して前記点検形態から前記展開形態に向かって遠位に移動する、請求項2に記載のデバイス。
【請求項5】
前記キャップの遠位端と、前記キャップが取り付けられる前記内視鏡の最遠位端に配置されるように構成された止め具との間に延在する付勢エレメントをさらに備え、前記付勢エレメントは、前記再位置決めエレメントを介した遠位方向の力が加わらないとき、前記キャップおよび前記クリップが前記挿入形態に戻るように前記キャップを前記挿入形態に向かって付勢する、請求項1に記載のデバイス。
【請求項6】
前記キャップの遠位端と、前記キャップが取り付けられる前記内視鏡の最遠位端に配置されるように構成された止め具との間に延在する付勢エレメントをさらに備え、前記付勢エレメントは、前記レバーが解放されると、前記キャップおよび前記クリップが前記挿入形態に戻るように前記キャップを前記挿入形態に向かって付勢する、請求項3に記載のデバイス。
【請求項7】
前記挿入形態において、前記クリップの全体が前記止め具の近位側にある、請求項5に記載のデバイス。
【請求項8】
前記挿入形態および前記点検形態において、前記クリップの遠位部分は、前記キャップの遠位端よりも遠位に延在する、請求項1に記載のデバイス。
【請求項9】
前記再位置決めエレメントは、前記キャップに遠位方向の力を加えることで、前記付勢エレメントの付勢力に抗して前記キャップを前記内視鏡に対して遠位に移動させるように構成されている、請求項6に記載のデバイス。
【請求項10】
前記再位置決めエレメントおよび前記展開エレメントは、前記内視鏡の作業チャネルを通して給送されるように構成されている、請求項1に記載のデバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、内視鏡デバイスに関し、特に、胃腸管に沿って組織を処置するための内視鏡クリッピングデバイスに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
医師は、積極的な介入的および治療的内視鏡胃腸(GI)処置をより進んで実行するようになってきており、このことは、GI管の壁を穿孔するリスクを増加させ得るか、または処置の一部としてGI管壁の閉鎖を必要とし得る。そのような処置は、例えば、大きな病変の除去、粘膜の下の組織を治療するためのGI管の粘膜層の下のトンネリング、組織の全層除去、GI管を介して身体に進入し、組織を貫通してGI管から出てGI管の外側の組織を手術すること、ならびに手術後の問題(例えば、手術後漏出、手術ステープルラインの機能停止、および吻合部漏出)の内視鏡的治療/修復を含み得る。
【0003】
現在、組織は、スルーザスコープ(through-the-scope)クリップまたはオーバーザスコープ(over-the-scope)クリップを含む内視鏡用閉鎖デバイスを介して処置され得る。オーバーザスコープクリップは、より大きな組織欠損の閉鎖を達成するために特に有用であり得る。これらの内視鏡用閉鎖デバイスは、病院の費用を節約することができ、患者に利益を提供し得る。しかしながら、場合によっては、現在の内視鏡用閉鎖デバイスは、使用が困難であるか、位置決めに時間がかかるか、または特定の穿孔、状態、および解剖学的形状に対して不十分である可能性がある。例えば、現在のオーバーザスコープクリップは、概して、クリップ自体が操作者に視認不可能な位置からクリップを送り出す必要がある。即ち、クリッピングに先立って、操作者は、クリッピングされる標的組織を視認し得、標的組織のこの可視化に基づいて、デバイスの遠位端およびクリップが標的組織に対して所望の位置にあることを判断し得る。次いで、標的組織の観察に基づいて、操作者は、クリップが展開するまで、クリップ自体を確認することができない状態でクリップを展開する。
【発明の概要】
【0004】
本実施形態は、キャップを含む、組織を処置するためのクリッピングシステムに関する。キャップは、内視鏡の遠位端上に取り付けられるように構成され、キャップは、近位端から遠位端まで長手方向に延在しており、かつ生体内の標的組織に隣接して配置され得るように、その内部を通って延在するチャネルを含む。クリップは、キャップ上に取り付けられるように構成されており、クリップは、第1の顎状部および第2の顎状部を含み、第1の顎状部および第2の顎状部は、第1の顎状部および第2の顎状部を互いに向かって引き寄せるように付勢されたヒンジを介して互いに移動可能に連結されており、クリップは、(a)第1の顎状部および第2の顎状部がキャップ上に延在して、第1の顎状部および第2の顎状部が互いに離間して、それらの間に標的組織を受容し、かつキャップが取り付けられる内視鏡の光学系の障害物が最小限に抑えられる挿入形態と、(b)クリップがキャップに対して遠位に移動されて、クリップの少なくとも一部が、キャップが取り付けられる内視鏡の光学系の視野内に延在するまで、クリップの一部が遠位に延在する点検形態と、(c)クリップがキャップから離れて遠位に移動されて、第1の顎状部および第2の顎状部がヒンジの付勢下で互いに向かって引き寄せられて閉じて、第1の顎状部および第2の顎状部の間に受容された組織をクリップする展開形態と、の間でキャップに対して移動可能である。制御エレメントは、クリップに解放可能に連結される遠位端から、キャップのチャネルおよびそれが連結される内視鏡を通って近位端まで延在しており、使用時には、制御エレメントは、キャップが標的組織に隣接している間、生体の外側に留まっている。制御エレメントは、キャップを通した制御エレメントの近位への移動により、クリップをキャップに対して遠位に移動させるように構成されており、制御エレメントは、制御エレメントのキャップを通した近位への第1の距離の移動により、クリップを挿入形態から点検形態に移動させ、制御エレメントのキャップを通した近位への第2の距離の移動により、クリップを点検形態から展開形態に移動させるように構成される。
【0005】
一実施形態において、システムは、制御エレメントの近位端に連結された作動アセンブリをさらに備え得、作動アセンブリは、作動時に、制御エレメントが内視鏡を通して第1の距離だけ近位に移動されて、クリップを挿入形態から点検形態に移動させるように構成された第1のアクチュエータを含む。
【0006】
一実施形態において、第1のアクチュエータは、互いに枢動可能に連結された第1の長尺状部材および第2の長尺状部材を含み得、第1の長尺状部材および第2の長尺状部材の近位部分が互いに向かって引き寄せられると、第1の長尺状部材および第2の長尺状部材の遠位部分が対応して互いに引き寄せられる。
【0007】
一実施形態において、作動アセンブリは、作動時に、制御エレメントが内視鏡を通して第2の距離だけ近位に移動されて、クリップを点検形態から展開形態に移動させるように構成された第2のアクチュエータをさらに含み得る。
【0008】
一実施形態において、作動アセンブリは、移動エレメントおよびプーリ機構をさらに備え得、制御エレメントは、移動エレメントに連結されるべくプーリ機構を通るように経路指定されており、第1の長尺状部材および第2の長尺状部材が互いに向かって引き寄せられるときに、移動エレメントが作動アセンブリのハウジングに対して近位位置から遠位位置に向かって移動して、内視鏡を通って制御エレメントを近位に引っ張り、それにより、クリップが挿入形態から点検形態に向かって移動する。
【0009】
一実施形態において、第2のアクチュエータは、作動アセンブリのハウジング内に延在するタブを含む押しボタンを含み得、クリップが点検形態にあるとき、押しボタンを押すことで、追加の張力が制御エレメントに沿って加えられて、クリップが点検形態から展開形態に向かって移動するように、タブが制御エレメントの一部に係合している。
【0010】
一実施形態において、作動アセンブリは、第1のアクチュエータを挿入形態に向かって付勢する付勢エレメントをさらに備え得る。
一実施形態において、作動アセンブリは、点検形態に向けてクリップをロックするためのロック機構を含み得る。
(【0011】以降は省略されています)
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