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公開番号
2025100593
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025062690,2022567069
出願日
2025-04-04,2021-05-03
発明の名称
IAPアンタゴニスト化合物及びその中間体、並びにそれを合成する方法
出願人
大鵬薬品工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07D
471/04 20060101AFI20250626BHJP(有機化学)
要約
【課題】改良されたIAPアンタゴニスト化合物及びその中間体、並びにそれを合成する方法に関する。
【解決手段】
式(XXIII)の化合物及びその調製方法が提供される(XXIII)。
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特許請求の範囲
【請求項1】
式(XXIII):
TIFF
2025100593000179.tif
48
163
の化合物を調製する方法であって、
(i)式(XX):
TIFF
2025100593000180.tif
33
163
の化合物を、式(XIII):
TIFF
2025100593000181.tif
39
163
の化合物と、式(XXI):
TIFF
2025100593000182.tif
43
163
の化合物、又はその塩、溶媒和物若しくは水和物を提供するのに十分な条件下で接触させること、
(ii)前記式(XXI)の化合物、又はその塩、溶媒和物若しくは水和物を脱保護して、式(XXII):
TIFF
2025100593000183.tif
43
163
の化合物、又はその塩、溶媒和物若しくは水和物を提供することと、
(iii)前記式(XXII)の化合物を乳酸と接触させて、式(XXIII)の化合物を提供することと、
を含む、方法。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記式(XIII)の化合物が、
(i)1つ以上のパラジウム触媒及び配位子の存在下で、式(V):
TIFF
2025100593000184.tif
29
163
の化合物を、式(VI):
TIFF
2025100593000185.tif
21
163
の化合物と反応させて、式(VII):
TIFF
2025100593000186.tif
39
163
の化合物を提供することと、
(ii)前記式(VII)の化合物を臭素化して、式(VIII):
TIFF
2025100593000187.tif
37
163
の化合物を得ることと、
(iii)前記式(VIII)の化合物を保護して、式(IX):
TIFF
2025100593000188.tif
38
156
の化合物を提供することと、
(iv)前記式(IX)の化合物を一酸化炭素と、式(X):
TIFF
2025100593000189.tif
39
163
の化合物、その塩、溶媒和物又は水和物を提供するのに十分な条件下で接触させることと、
(v)式(X)の化合物、又はその塩、溶媒和物若しくは水和物からtert-ブチルオキシカルボニル(Boc)保護基を除去して、式(XI):
TIFF
2025100593000190.tif
39
163
の化合物を提供することと、
(vi)前記式(XI)の化合物を還元して、式(XII):
TIFF
2025100593000191.tif
39
156
の化合物を提供することと、
(vii)前記式(XII)の化合物をクロロアセチルクロリドと接触させて、式(XIII)の化合物を提供することと、
を含む方法によって調製される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
工程(i)における前記1つ以上のパラジウム触媒が、XPhos-Pd-G2触媒、Pd(OAc)
2
及びPd
2
(dba)
3
からなる群から選択される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
工程(i)における前記配位子が、PPh
3
、Xantphos、DPPE、DPPP、DPPB、DPPF、rac-BINAP、RuPhos、XPhos及びtBuXphosからなる群から選択される、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
工程(iv)における前記条件が、パラジウム触媒の存在下で、式(IX)の化合物を、(i)ギ酸フェニル又はフェノール、及び(ii)一酸化炭素と反応させて前記式(X)の化合物を生成することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記式(IX)の化合物を反応させることが、rac-1,1’-ビナフチル-2,2’-ジフェニルホスフェンの存在下、溶液中で起こる、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
工程(iv)において、前記パラジウム触媒が、XPhos-Pd-G2触媒、Pd(OAc)
2
及びPd
2
(dba)
3
からなる群から選択される、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記式(IX)の化合物を反応させることが、PPh
3
、Xantphos、DPPE、DPPP、DPPB、DPPF、rac-BINAP、RuPhos、tBuXphos及び2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル(XPhos)からなる群から選択される配位子の存在下で起こる、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
式(XX):
TIFF
2025100593000192.tif
34
163
の化合物を調製する方法であって、
(i)式(XIX):
TIFF
2025100593000193.tif
33
163
の化合物を脱ベンジル化することと、
(ii)前記脱ベンジル化された生成物を溶媒中でシュウ酸に接触させて、式(XX)の化合物を提供することと、
を含む、方法。
【請求項10】
工程(i)の前記脱ベンジル化が、炭素上のパラジウム及び水素ガスの存在下で行われる、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は2020年5月4日付けで出願された米国仮特許出願第63/019,865号及び2020年5月4日付けで出願された米国仮特許出願第63/019,874号に対する米国特許法第119条(e)項に基づく利益を主張するものであり、この内容全体が引用することにより本明細書の一部をなす。
続きを表示(約 1,700 文字)
【0002】
本願は、改良されたIAPアンタゴニスト化合物及びその中間体、並びにそれを合成する方法に関する。
【背景技術】
【0003】
アポトーシス、又はプログラムされた細胞死は、ヒトの生理機能及び正常な免疫反応に不可欠な構成要素である。アポトーシスの不足又は過剰は、神経変性疾患、自己免疫疾患、及び多くの種類の癌を含む、ヒトの疾患を引き起こす可能性がある。アポトーシス阻害剤(IAP:Inhibitors of apoptosis)は、リンパ腫等の幾つかの癌で発現される。8種類の異なるヒトのIAP、すなわち、XIAP、hILP-2、c-IAP1、c-IAP2、ML-IAP、NAIP、Survivin及びApollonが特性決定されている(非特許文献1)。癌におけるIAPの共通の構造的特徴、メカニズム、及び発現は、米国特許第9,783,538号(その全体が参照することで本明細書の一部をなす)に記載されている。
【0004】
本明細書では、改良されたIAPアンタゴニスト化合物及び改善された中間体、並びにIAPアンタゴニスト化合物を合成する方法が開示される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
Mary X.D. O'Riordan, Laura D. Bauler, Fiona L. Scott, and Colin S. Duckett, "Inhibitor of apoptosis proteins in eukaryotic evolution and development: a model of thematic conservation", Developmental Cell 15(4):497-508, Oct. 2008
【発明の概要】
【0006】
本明細書では、式(XXII)及び式(XXIII)の化合物を調製するための中間体及び方法が提供され、その化合物は、下記及び米国特許第9,783,538号に記載される。
TIFF
2025100593000001.tif
50
163
【0007】
本願は、式(Ia)、式(Va)、式(VII)、式(IX)、式(XXIII)及び式(XXIIIa)の化合物、並びに式(Ia)、式(Va)、式(VII)、式(IX)、式(XXIII)及び式(XXIIIa)の化合物を合成する方法を提供する。式(IX)の化合物は、式(XXIII)及び(XXIIIa)の化合物を合成する際の中間体である。本願は、式(I)、式(XVI)、式(XVIa)及び式(XX)、及び式(XXIIIa)の化合物、並びに式(I)、式(XVI)、式(XVIa)及び式(XX)の化合物の合成方法を提供する。式(XXIII)及び式(XXIIIa)の化合物は、IAPファミリーのタンパク質、特にXIAP、及び/又はcIAP(cIAP1及び/又はcIAP2等)のアンタゴニストであり、IAPを介する状態の治療に有用である。
【0008】
一態様では、本明細書において、発明を実施するための形態の欄で後述するように、化合物(XX)を化合物(XIII)と接触させて化合物(XXI)を得て、化合物(XXI)を化合物(XXIII)に転化することを含む、化合物(XXIII)の調製方法が提供される。
【0009】
別の態様では、本明細書において、発明を実施するための形態の欄に後述するように、化合物(IX)を化合物(X)に転化し、次いで化合物(X)を化合物(XIII)に転化し、化合物(XX)を化合物(XIII)と接触させて化合物(XXI)を得て、次いで化合物(XXI)を(XXIII)に転化することを含む、化合物(XXIII)の調製方法が提供される。
【0010】
更なる態様では、本明細書において、発明を実施するための形態の欄で後述する化合物(IX)の調製方法が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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