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公開番号
2025100567
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025053014,2021574779
出願日
2025-03-27,2020-06-12
発明の名称
放射線防護装置
出願人
テクスレイ アーベー
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G21F
3/02 20060101AFI20250626BHJP(核物理;核工学)
要約
【課題】電離放射線などの放射線から防護するための甲状腺カラーなどの放射線防護装置を提供する。
【解決手段】電離放射線などの放射線から防護するための甲状腺カラーなどの放射線防護装置が開示される。装置は、第1前方部分から第1後方部分まで横断方向に、冠状方向に、及び、矢状方向に延在する第1セクションと、第1前方部分及び第1後方部分は冠状方向に長さを有し、及び第2前方部分から第2後方部分まで横断方向に、冠状方向に、及び、矢状方向に延在する第2セクションと、を含み、第2前方部分及び第2後方部分は冠状方向に長さを有し、第2セクションの第2前方部分は、少なくとも部分的に第1セクションの第1前方部分に冠状に配置される。
【選択図】図2b
特許請求の範囲
【請求項1】
電離放射線などの放射線から防護するための甲状腺カラーなどの放射線防護装置であって、
第1前方部分から第1後方部分まで横断方向に、冠状方向に、及び、矢状方向に延在する第1セクションであって、前記第1前方部分及び前記第1後方部分は、前記冠状方向に長さを有する、第1セクションを含み、
第2前方部分から第2後方部分まで前記横断方向に、前記冠状方向に、及び、前記矢状方向に延在する第2セクションであって、前記第2前方部分及び前記第2後方部分は前記冠状方向に長さを有し、前記第2セクションの前記第2前方部分は、少なくとも部分的に前記第1セクションの前記第1前方部分に冠状に配置される、第2セクションを特徴とする、
放射線防護装置。
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【請求項2】
前記第2セクションは、前記第1セクションに関して前記冠状方向に傾斜している、請求項1に記載の放射線防護装置。
【請求項3】
前記第2部分は、その後部に向かって前部から湾曲した上部端部を有する、請求項1又は2に記載の放射線防護装置。
【請求項4】
前記第2部分の高さは、前記後部よりも前記前部で高い、請求項3に記載の放射線防護装置。
【請求項5】
甲状腺カラーに装着可能な放射線防護パネルであって、前記パネルは、フック及び/又はループ、テープ、或いは、2つの物体を互いに可逆的又は不可逆的に装着しうる任意のその他のメカニズムなどの固定メカニズムを含み、前記パネルは、前記甲状腺カラーに装着された際にユーザーの首の周りに延在するように、及び、前記甲状腺カラーに装着された際に前記甲状腺カラーに冠状に延在するように、湾曲している、放射線防護パネル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、一般に、特に医学的介入において使用される電離放射線から防護するための放射線防護装置の分野に関する。更に詳しくは、本発明は、電離放射線などの放射線から防護するための甲状腺カラーなどの放射線防護装置に関する。装置は、第1前方部分から第1後方部分まで横断方向に、冠状方向に、及び矢状方向に延在し、第1前方部分及び第1後方部分は冠状方向に長さを有する第1セクションと、第2前方部分から第2後方部分まで横断方向に、冠状方向に、及び矢状方向に延在し、第2前方部分及び第2後方部分は冠状方向に長さを有する第2セクションと、を含み、第2セクションの第2前方部分は、少なくとも部分的に第1セクションの第1前方部分に冠状に配置されている。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
発明の背景
X線などの電離放射線が継続的に使用される手術手順においては、手術スタッフは、放出された放射線から自身を防護する必要がある。放出された放射線は、直接的な曝露のみならず、散乱放射線でもありうる。従って、放射線から防護するために、甲状腺カラー及び時には鉛を含む眼鏡と共に、エプロンなどの放射線防護衣類が使用される。これは、下肢、腕、又は頭蓋以外の身体の約75%をカバーする。
【0003】
外科医によって使用されうるその他の製品は、放射線防護キャップ及び鉛含有ガラススクリーンである。防護が使用されない場合には、外科医は放射線に晒され、放射線は時間の経過と共に蓄積して致死量に達する。
【0004】
放射線量は蓄積する。従って、介入手順に関与する医療スタッフにとっては、統計学的な影響が主な脅威となりうる。甲状腺に対する電離放射線の有害な生物学的影響については周知である。従って、放射線曝露及び散乱放射線の量を低減する努力が必要である。甲状腺シールドは、手順において放射線曝露を極小化するための効果的な方法である。甲状腺カラーは、介入医療スタッフ用の標準的なシールドである。甲状腺カラーは通常、甲状腺が存在する喉の部分をカバーするように設計されており、その結果、図1に示されている設計が得られる。これは結果的に、甲状腺に向かう散乱放射線の低減をもたらす。但し、甲状腺カラーは、頭蓋の内側の放射線の量を低減しない。散乱放射線が患者から及び術者に向かって上方に放射されると、甲状腺カラー又はその他のシールドに入射する放射線は極小化される。但し、シールドに入射しない散乱ビームは、頭蓋及び脳を通り抜ける。
【0005】
手術の際に、外科医は通常、X線ソースなどのエネルギーソースを、間欠的に監視しながらフットペダルによって稼働させている。この結果、患者の上方又は下方に位置するエネルギーソースから、X線ビームが放出される。患者の反対側には放射線検出装置が存在し、X線画像がデジタル処理されて、外科医の隣のモニター上に提示される。
【0006】
エネルギーソースから放出された一次電子は患者に入射し、いくつかの電子は患者を通過して、X線画像を生成する。その他の電子は、患者の組織及び脂肪によって吸収されるか、又は二次電子として患者から散乱される。後者のエネルギーソースは、手術スタッフが自身を防護する必要がある、放射線の重要な部分を構成する。従って、有害な放射線の大部分は、下方(患者)からの二次放射線としてスタッフに向かって到来する。
【0007】
手術スタッフは、胴、陰嚢、及び太腿エリア内の内部臓器をカバーするように放射線防護エプロンを使用する。甲状腺カラーは、甲状腺及び首を防護する。鉛によって支持された眼鏡は、眼及び脳のある程度の部分を放射線から防護する。また、放射線防護キャップも、頭蓋及び脳を、患者から以外の他の角度から防護する。従って、外科医の頭蓋は、依然として患者から散乱された放射線からほとんど防護されていない。
【0008】
放射線量は、エネルギーソース(即ち、患者)からの距離に伴って指数関数的に減少し、これは、患者に近い臓器を防護することがより重要であることを意味しているが、スタッフの眼のレベルに到達する線量は、循環器疾患における閾値を超える、0.5Gyと計測されている。
【0009】
従って、医学的介入の際の頭蓋及び脳に向かうX線などの電離放射線からの防護を改善することは有利であり、特に、精度の改善、柔軟性の増大、快適性、費用対効果の増大、及び/又は患者の安全性を許容することが有利であろう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
発明の概要
従って、本発明の実施形態は、好ましくは、本発明の実施形態による放射線防護装置の実施形態を提供することにより、単独で又は任意の組合せにおいて、上記のものなどの当技術分野における1つ又は複数の欠点、不都合、又は問題の軽減、低減、又は除去を追求する。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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