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公開番号
2025100545
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025038638,2023184091
出願日
2025-03-11,2018-12-13
発明の名称
鉛またはトリウム放射性核種に連結されたPSMA標的化化合物を含む錯体
出願人
サイエンコンス アクスイェ セルスカプ
代理人
弁理士法人清原国際特許事務所
主分類
C07D
257/02 20060101AFI20250626BHJP(有機化学)
要約
【課題】
比較的低い放射線効果(RBE)や準最適生体分布などの課題に対する化合物を提供する。
【解決手段】
本発明は、TCMCまたはDOTAキレート化部分を通じて
212
Pbまたは
227
Thなどの放射性核種に連結された前立腺特異的膜抗原(PSMA)標的化化合物を含む錯体に関する。これらの化合物、およびこれら含む医薬組成物は、医療応用に使用されることができる。これらの適用としては、前立腺癌の治療が挙げられ、そして、その錯体は癌の二重標的化を可能にする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
PSMAユニットとキレートユニットを含む化合物であって、ここで、前記PSMAユニットが前記キレートユニットに連結された炭素骨格であり、そして、前記化合物が、以下の式:
JPEG
2025100545000033.jpg
57
170
{式中、Xは、-NH
2
または-OHである}のとおりである、化合物。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記化合物が、以下の式:
JPEG
2025100545000034.jpg
54
170
のp-SCN-Bn-TCMC-PSMAリガンド1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
前記化合物が、以下の式:
JPEG
2025100545000035.jpg
53
170
のp-SCN-Bn-DOTA-PSMAリガンド2である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
212
Pb、
212
Bi、
213
Bi、
225
Acまたは
227
Thから成る群から選択される放射性核種と共に錯化される、請求項1~3のいずれか一項に記載の化合物を含む錯体。
【請求項5】
請求項2に記載の化合物(p-SCN-Bn-TCMC-PSMAリガンド1)が、
212
Pbと共に錯化される、請求項2に記載の錯体。
【請求項6】
請求項2に記載の化合物(p-SCN-Bn-DOTA-PSMAリガンド2)が、
212
Pb、
212
Bi、
213
Bi、
225
Acまたは
227
Thと共に錯化される、請求項3に記載の錯体。
【請求項7】
請求項1~3のいずれか一項に記載の化合物、または請求項4~6のいずれか一項に記載の錯体、ならびに希釈剤、担体、界面活性剤および/または賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項8】
224
Raをさらに含む、請求項7に記載の放射性医薬組成物。
【請求項9】
224
Raと
212
Pbの量が、放射平衡の状態にある、請求項8に記載の放射性医薬組成物。
【請求項10】
前記
212
Pb対
224
Raの放射能比(MBq)が、0.5~2、例えば、0.8~1.5、または0.8~1.3、または好ましくは0.9~1.15である、請求項9~10のいずれか一項に記載の放射性医薬組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、
212
Pbまたは
227
Thなどの放射性核種に連結されたPSMA標的化化合物を含む錯体に関する。これらの化合物、およびこれら含む医薬組成物は、医学的応用のために用いることができる。これらの応用は、前立腺癌の治療を含み、そして、当該錯体は癌の二重標的化を可能にする。ペプチドおよびペプチド模倣PSMA標的化尿素誘導体は、放射線治療用途のために
212
Pbおよび
227
Thを錯化するためにキレーターに結合されている。これらは一重標的化および二重標的化に使用できる。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
前立腺癌は、男性における癌関連死のうちで最も多い死因の一つである。特に、ホルモン不応性後期疾患において、新規かつ有効な治療を求める大きな需要が存在する。骨格転移は後期の疾患において頻度が高い問題であり、そのため、α粒子放射体
223
Ra(Xofigo)が、骨格転移を患っている後期前立腺癌患者向けの骨特異的療法として導入された。
【0003】
骨集積性として、
223
Raは患者に有意な臨床的利点を示すが、その作用は、骨転移に限定されており、軟組織転移を標的としていない。
【0004】
前立腺特異的膜抗原(PSMA)の放射性リガンド標的化のためのいくつかの担体分子が存在する。ルテチウム-177標識PSMA-617(
177
Lu-PSMA-617)は、放射性核種療法における用途に関して最も進んだ臨床開発段階にある化合物である。
【0005】
当該分子は、好適な様式で動作し、
177
Luおよび
225
Acを含めたより長寿命の(すなわち、数日の半減期)放射性核種に関して関連性のある腫瘍対正常組織比をもたらすが、初期(典型的に注射の数時間後)においては、腎臓への高い取り込みを示す。
212
Pbのようなより短寿命の放射性核種(10.6時間の半減期)では、初期の腎臓取り込みは潜在的な毒性問題を意味する。
【0006】
したがって、より少ない腎臓取り込みを有するPSMAリガンドを使用することが有利であるが、これは腫瘍取り込みを低下させることはない。当該PSMAリガンド分子は、(1)PSMA結合領域、(2)リンカー領域、および(3)キレーターで構成され、これにしたがって、当該リンカー領域が(1)と(3)を接続する。当該リンカー領域はまた、in vivo分布特性に影響するように分子サイズや極性などを調整するためにも使用される。PSMA-11およびPSMA I&T、ならびに
131
Iおよび
211
At標識PSMA結合性リガンドなどのPSMA-617に使用されるPSMA結合領域(モチーフ)は、数人の異なる発明者や研究者によって開発された当該クラスのいくつかの分子において見られる構造である。
【0007】
試験において現在のすべてのリガンドが、比較的低い放射線生物効果(RBE)や準最適生体分布などの課題を有しているので、PSMA領域を含む新規化合物は認可される。骨転移と軟組織転移の両方を標的化できる改良されたα放射体についても必要性が存在する。
【0008】
本発明は、これらの課題に対処する化合物に関する。
【発明の概要】
【0009】
本発明の態様は、本発明の錯体に関し、ここで、化合物Xは、キレート部分Zによって
212
Pbまたは
227
Thなどの放射性核種に連結される。
【0010】
本発明の一実施形態において、放射性核種は
212
Pbである。
(【0011】以降は省略されています)
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