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公開番号2025100450
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2024221276
出願日2024-12-18
発明の名称接触クリーニングシステム及び接触クリーニングシステムから接着ロールを除去する方法
出願人イリノイトゥールワークスインコーポレイティド
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B08B 1/34 20240101AFI20250626BHJP(清掃)
要約【課題】接触クリーニングシステム、及び、接着ロールから接着シートを除去する方法の提供。
【解決手段】本発明は接触クリーニングシステム及び接触クリーニングシステムのための接着ロールに関する。接触クリーニングシステムは、少なくとも1つの接着シートを備える接着ロールであって、少なくとも1つの接着シートが前縁を備える接着ロールと、ピックアップ要素を備える接着シート除去装置とを備える。ピックアップ要素は、少なくとも1つの接着シートの前縁に接触し、前縁に真空を作用させて前縁を接着ロールから離して持ち上げるように構成される。少なくとも1つの接着シートを備える接着ロールを供給することであって、少なくとも1つの接着シートは前縁を備えることと、前縁の位置を検出することと、少なくとも1つの接着シートの前縁に真空を作用させて前縁を接着ロールから離して持ち上げることとを含む、接着ロールを除去する方法も開示される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
接触クリーニングシステムであって、
少なくとも１つの接着シートを備える接着ロールであって、前記少なくとも１つの接着シートが前縁を備える、接着ロールと、
ピックアップ要素を備える接着シート除去装置と、
を備え、
前記ピックアップ要素は、前記少なくとも１つの接着シートの前記前縁に接触しかつ前記前縁に真空を作用させて前記前縁を前記接着ロールから離して持ち上げるように構成されている、
接触クリーニングシステム。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記ピックアップ要素の前記真空が前記少なくとも１つの接着シートの前記前縁にほぼ垂直の力を付与して前記前縁を前記接着ロールから離れるよう持ち上げる、請求項１に記載の接触クリーニングシステム。
【請求項３】
前記ピックアップ要素は、前記少なくとも１つの接着シートの前記前縁に前記真空を伝達するように構成された中空要素を備えている、請求項１又は２に記載の接触クリーニングシステム。
【請求項４】
前記接着シート除去装置は廃棄ローラーを更に備えており、前記ピックアップ要素は、前記少なくとも１つの接着シートの前記前縁を前記廃棄ローラーに移動させるように構成されている、請求項１から３のいずれか１項に記載の接触クリーニングシステム。
【請求項５】
前記ピックアップ要素は、前記少なくとも１つの接着シートの前記前縁を前記廃棄ローラーに移動させるように、前記接着ロールと前記廃棄ローラーとの間で旋回可能である、請求項４に記載の接触クリーニングシステム。
【請求項６】
前記ピックアップ要素は、前記少なくとも１つの接着シートの前記前縁を前記廃棄ローラーに移動させるように、前記接着ロールと前記廃棄ローラーとの間で長手方向軸に沿って並進可能である、請求項４に記載の接触クリーニングシステム。
【請求項７】
前記接着シート除去装置は、前記廃棄ローラーが受け取った前記少なくとも１つの接着シートを加熱するように構成された加熱要素を更に備えている、請求項４から６のいずれか１項に記載の接触クリーニングシステム。
【請求項８】
前記接着シート除去装置は、前記少なくとも１つの接着シートが前記廃棄ローラーと接触する際に、前記少なくとも１つの接着シートに圧力を付与して前記少なくとも１つの接着シートを前記廃棄ローラーに接着させるよう構成された圧力要素を備えている、請求項４から７のいずれか１項に記載の接触クリーニングシステム。
【請求項９】
前記加熱要素は前記圧力要素を備え、それにより、前記少なくとも１つの接着シートが前記廃棄ローラーと接触する際に、前記接着ロールから除去された前記少なくとも１つの接着シートが加熱されて前記廃棄ローラーに対し押し付けられるようにした、請求項７に従属する場合の、請求項８に記載の接触クリーニングシステム。
【請求項１０】
前記接着ロールは、ロール芯の周りに巻き付けられた複数の接着シートを備えている、請求項１から９のいずれか１項に記載の接触クリーニングシステム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、接触クリーニングシステム及び接触クリーニングシステムのための接着ロールに関する。接着ロールから接着シートを除去する方法が更に開示される。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
接触クリーニングは、基板表面をクリーニングするのに用いられる。クリーニング後、基板表面は、電子機器、光起電機器、及びフラットパネルディスプレイの製造等における様々な精巧なプロセスに用いることができる。通常、ゴム又はエラストマー製のクリーニングローラーが、基板表面から汚染粒子を除去するのに用いられ、その後、接着ロールを用いて、クリーニングローラーから汚染粒子又は破片を除去することができる。これにより、クリーニングローラーが基板表面から汚染粒子を除去する効率を最大化することができる。
【０００３】
接触クリーニングにおいて、接着ロールは、通常、巻かれた長さ、又はシート状の長さの、芯に巻き付けられた基材を備える。基材は、クリーニングローラーの表面から破片を除去又は収集するために使用することができる接着面を含む。クリーニング前の接着材料の長さは、破片によって実質的に覆われておらず、相対的に高い粘着度を有する。
【０００４】
接着ロールが破片を除去するにつれ、破片が接着表面領域を覆い、接着材料の粘着度は、破片が接着表面領域のより大きな割合を覆うにつれ、より低いものとなる。したがって、接着材料は有効性を失う。接着材料の性能が必要な閾値を下回るとき、接着材料は使用済みとなり、接着ロールから除去しなければならない。
【０００５】
接着ロールから使用済み接着材料を除去するには、接着シート除去装置が、接着材料の端部に接触して、接着ロールから材料を持ち上げなければならない。接着シート除去装置の１つの例は、接着表面を有する装置である。しかし、接着表面は接着シートを接着ロールから持ち上げるのに十分な強度を持たない場合があるか、又は接着表面が２つ以上の接着シートを接着ロールから持ち上げてしまう場合がある。
【０００６】
或る特定の既知の例では、更なる接着表面を使用し、使用済み接着シートに接触させて持ち上げる。しかしながら、このシステムは、更なる接着表面が必然的に汚染されたシートと接触するという欠点を有しており、これは、更なる接着表面がそれ自体汚染され、置換又は交換が必要となることを意味する。このようなシステムでは、使用済み接着シートを除去するプロセスに、望ましくない複雑さ及び費用が追加される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
本発明の実施の形態の目的は、従来技術の１つ以上の問題を少なくとも軽減することである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明の態様及び実施の形態は、添付の特許請求の範囲に記載されるように、接触クリーニングシステムにおいて使用される接着ロール、接触クリーニングシステム、及び接着ロールを製造する方法を提供する。
【０００９】
１つの態様において、少なくとも１つの接着シートを備える接着ロールであって、少なくとも１つの接着シートが前縁を備える、接着ロールと、
ピックアップ要素を備える接着シート除去装置と、
を備え、
ピックアップ要素は、少なくとも１つの接着シートの前縁に接触し、前縁に真空を作用させて前縁を接着ロールから離して持ち上げるように構成されている、接触クリーニングシステムが提供される。
【００１０】
ピックアップ要素の真空によって、少なくとも１つの接着シートの前縁にほぼ垂直の力を付与して、前縁を接着ロールから離して持ち上げることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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