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公開番号
2025099822
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216769
出願日
2023-12-22
発明の名称
防曇組成物、透光性部材、光学ユニット、及び、それらの製造方法
出願人
スタンレー電気株式会社
代理人
デロイトトーマツ弁理士法人
主分類
C09K
3/00 20060101AFI20250626BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】防曇性に優れた防曇組成物、透光性部材、光学ユニット、及び、それらの製造方法を提供することを目的としている。
【解決手段】親水性基を含むラジカル反応性材料と反応性ベタイン化合物とN-ビニル-2-ピロリドンとを含み、粘度が3mPa・s~70mPa・sである活性エネルギー線硬化型の防曇組成物。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
親水性基を含むラジカル反応性材料と反応性ベタイン化合物とN-ビニル-2-ピロリドンとを含み、粘度が3mPa・s~70mPa・sである活性エネルギー線硬化型の防曇組成物。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記ラジカル反応性材料の含有率が70~90%であり、前記反応性ベタイン化合物の含有率が0.1~10%であり、前記N-ビニル-2-ピロリドンの含有率が1~15%であり、前記ラジカル反応性材料と、前記反応性ベタイン化合物と、前記N-ビニル-2-ピロリドンとの合計含有率が92~100%である請求項1に記載の防曇組成物。
【請求項3】
チオール材料を含み、前記チオール材料の含有率が2~10%であり、
前記ラジカル反応性材料と、前記反応性ベタイン化合物と、前記N-ビニル-2-ピロリドンと、前記チオール材料との合計含有率が92~100%である請求項1に記載の防曇組成物。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の防曇組成物が硬化されてなる硬化膜により、少なくとも一部が被覆されている透光性部材。
【請求項5】
請求項4に記載の透光性部材と、ハウジングと、前記透光性部材及び前記ハウジングにより画定されている内部空間に配置されている光学機器とを有する光学ユニット。
【請求項6】
前記光学機器としての発光装置を有する車両用ヘッドライトユニットである請求項5に記載の光学ユニット。
【請求項7】
硬化膜を有する透光性部材の製造方法であって、
前記透光性部材の内面に、活性エネルギーを用いて、請求項1に記載の防曇組成物を硬化させることにより前記硬化膜を形成する工程を含む透光部材の製造方法。
【請求項8】
硬化膜を有する透光性部材と、ハウジングと、前記透光性部材及び前記ハウジングにより画定されている内部空間に配置されている光学機器とを有する光学ユニットの製造方法であって、
前記透光性部材の内面に、活性エネルギーを用いて、請求項1に記載の防曇組成物を硬化させることにより前記硬化膜を形成する工程を含む光源ユニットの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、防曇組成物、透光性部材、光学ユニット、及び、それらの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリカーボネート樹脂(PC)及びポリメチルメタクリレート樹脂(PMMA)などの透明合成樹脂は、透明性、成形性、力学特性に優れているため、自動車及びオートバイ等の灯具のカバー、眼鏡のレンズ、光学センサーのカバー、各種液晶パネル等、多くの分野で利用されている。しかし、合成樹脂などの部材の表面では、該表面温度が露点温度以下になると、大気中の水分が細かい水滴となって結露し、曇りが生じる。そのため、光の透過性を低下させ、視界不良、センサー等の誤作動を引き起こすという問題がある。このような問題を防止するため、部材の表面に組成物を塗布し、該組成物を硬化させた親水性の硬化膜を部材の表面に形成することにより、透明性を確保している。
【0003】
例えば、特許文献1には、水酸基含有(メタ)アクリレート化合物(A)と、非イオン性防曇剤(B)と、水性不飽和基含有混和促進剤(C)と、親水性樹脂(D)と、を含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化型防曇性組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7102957号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような活性エネルギー線硬化型防曇性組成物を用いたとしても、防曇性が不十分となり、部材の曇りが発生する懸念があった。
【0006】
本発明の目的は、上記の点に鑑みてなされたものであり、より優れた防曇性を有する防曇組成物、透光性部材、光学ユニット、及び、それらの製造方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の防曇組成物は、
親水性基を含むラジカル反応性材料と反応性ベタイン化合物とN-ビニル-2-ピロリドンとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の防曇組成物及び透光性部材を示した概念図である。
本発明の光学ユニットを示した概念図である。
本発明の防曇組成物が硬化された硬化膜を有する透光性部材の製造工程を示す図である。
本発明の防曇組成物の実施例と比較例の組成をまとめた表である。
本発明の防曇組成物の実施例と比較例の比較結果をまとめた表である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態について説明する。本発明の防曇組成物10は、ラジカル反応性材料と反応性ベタイン化合物とN-ビニル-2-ピロリドンと開始剤とを含む活性エネルギー硬化型の防曇組成物である。
【0010】
防曇組成物10は、無溶剤型である。ここで「無溶剤型」とは、防曇組成物10に非反応性揮発性有機溶剤が含有されていない又は実質的に非反応性揮発性有機溶剤が含有されていないことをいう。「実質的に非反応性揮発性有機溶剤が含有されていない」とは、防曇組成物10を200℃のガスクロマトグラフィー分析にかけ、ビニル基またはアクリロイル基を含まない構造で検出された成分の合算値が1質量%未満であることをいう。
(【0011】以降は省略されています)
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