TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025099706
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216589
出願日2023-12-22
発明の名称アンカーコーティング剤
出願人ハニー化成株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C09D 183/02 20060101AFI20250626BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】本発明は、製造適性に優れ、高密着性、高金属めっき性、高硬度のバランスに優れたアンカーコーティング層を形成する為のアンカーコーティング剤、該アンカーコーティング剤を用いて作製されたアンカーコーティング層を有する高密着積層体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】特定のコロイダルシリカ(A)と、シリケートバインダー(B)と、溶剤(C)とを含有し、基材層と、樹脂層または金属めっき層との間にアンカーコーティング層を形成する、アンカーコーティング剤。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材層と、樹脂層または金属めっき層との間に、アンカーコーティング層を形成して、基材層と、樹脂層または金属めっき層との接着性を高める為の、アンカーコーティング剤であって、
該アンカーコーティング剤は、コロイダルシリカ(A)と、シリケートバインダー(B)と、溶剤(C)とを含有し、
コロイダルシリカ(A)は、鎖状シリカおよび/またはパールネックレス状シリカを含んでいてもよい、
前記アンカーコーティング剤。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記アンカーコーティング剤の固形分中のコロイダルシリカ(A)の含有量は、30質量%以上、90質量%以下である、請求項1に記載のアンカーコーティング剤。
【請求項3】
コロイダルシリカ(A)中の、60質量%以上は、鎖状シリカおよび/またはパールネックレス状シリカである、請求項1に記載のアンカーコーティング剤。
【請求項4】
密着材(D)をさらに含有する、請求項1に記載のアンカーコーティング剤。
【請求項5】
基材層上にアンカーコーティング層と、樹脂層とを、この順で隣接して有する高密着積層体であって、
該アンカーコーティング層は、請求項1~4の何れか1項に記載のアンカーコーティング剤からなる層である、
前記高密着積層体。
【請求項6】
基材層上にアンカーコーティング層と、金属めっき層とを、この順で隣接して有する金属めっき積層体であって、
該アンカーコーティング層は、請求項1~4の何れか1項に記載のアンカーコーティング剤からなる層である、
前記金属めっき積層体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、製造適性に優れ、高密着性、高めっき性、高硬度のバランスに優れたアンカーコーティング層(AC層)を形成する為のアンカーコーティング剤、該アンカーコーティング剤を用いて作製されたアンカーコーティング層を有する高密着積層体及び金属めっき積層体に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
電子機器、自動車には、ガラス、樹脂、金属リードフレームを用いた電気部品や電子部品等が用いられており、多種の金属、樹脂、金属めっき表面間の接合性や接着性が求められている。
特許文献1、2、3には、接着樹脂によって金属部材を接着する試みが開示されているが、金属表面を予め物理処理または化学処理によって表面処理することが必要であったり、また、金属部材と接着樹脂とを射出成型等によって一体成型するものであったりし、小型部品の接合や接着には不向きであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-037103号公報
特開2001-225352号公報
特開2016-089261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、製造適性に優れ、高密着性、高金属めっき性、高硬度のバランスに優れたアンカーコーティング層を形成する為のアンカーコーティング剤、該アンカーコーティング剤を用いて作製されたアンカーコーティング層を有する高密着積層体及び金属めっき積層体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、種々検討の結果、少なくとも、特定のコロイダルシリカ(A)と、特定のシリケートバインダー(B)と、溶剤(C)とを含有するアンカーコーティング剤が、上記の課題を達成することを見出した。
【0006】
すなわち、本発明は、以下の点を特徴とする。
[1] 基材層と、樹脂層または金属めっき層との間に、アンカーコーティング層を形成して、基材層と、樹脂層または金属めっき層との接着性を高める為の、アンカーコーティング剤であって、
該アンカーコーティング剤は、コロイダルシリカ(A)と、シリケートバインダー(B)と、溶剤(C)とを含有し、
コロイダルシリカ(A)は、鎖状シリカおよび/またはパールネックレス状シリカを含んでいてもよい、
前記アンカーコーティング剤。
[2] 前記アンカーコーティング剤の固形分中のコロイダルシリカ(A)の含有量は、30質量%以上、90質量%以下である、上記[1]に記載のアンカーコーティング剤。[3] コロイダルシリカ(A)中の、60質量%以上は、鎖状シリカおよび/またはパールネックレス状シリカである、上記[1]または[2]に記載のアンカーコーティング剤。
[4] 密着材(D)をさらに含有する、上記[1]~[3]の何れかに記載の前記アンカーコーティング剤。
[5] 基材層上にアンカーコーティング層と、樹脂層とを、この順で隣接して有する高密着積層体であって、
該アンカーコーティング層は、上記[1]~[4]の何れかに記載のアンカーコーティング剤からなる層である、
前記高密着積層体。
[6] 基材層上にアンカーコーティング層と、金属めっき層とを、この順で隣接して有する金属めっき積層体であって、
該アンカーコーティング層は、上記[1]~[4]の何れかに記載のアンカーコーティング剤からなる層である、
前記金属めっき積層体。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、製造適性に優れ、高密着性、高めっき性、高硬度のバランスに優れたアンカーコーティング層を形成する為のアンカーコーティング剤、該アンカーコーティング剤を用いて作製されたアンカーコーティング層を有する高密着積層体及び金属めっき積層体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の高密着積層体の断面図である。
本発明の金属めっき積層体の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の、アンカーコーティング剤、高密着積層体、及び金属めっき積層体について、以下に更に詳しく説明する。具体例を示しながら説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0010】
1.アンカーコーティング剤
本発明のアンカーコーティング剤は、基材層と、樹脂層または金属めっき層との間にアンカーコーティング層を形成して、基材層と、樹脂層または金属めっき層との接着性を高める為の、アンカーコーティング剤であり、コロイダルシリカ(A)と、シリケートバインダー(B)と、溶剤(C)とを含有する。
本発明のアンカーコーティング剤は、塗装方法に特に制限はなく、スプレー、ディップ、スピンコート、クロス塗布等の何れによっても塗布が可能である。
乾燥・硬化温度は、15℃~150℃が好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ハニー化成株式会社
親水防汚処理剤
9日前
個人
消火塗料
2か月前
個人
粘着テープ
2か月前
ベック株式会社
被覆材
2か月前
ベック株式会社
被覆材
9日前
ベック株式会社
水性被覆材
1か月前
ベック株式会社
水性被覆材
1か月前
ぺんてる株式会社
固形描画材
2か月前
三商株式会社
屋外用塗料組成物
2か月前
アイカ工業株式会社
パテ組成物
2か月前
株式会社リコー
インクセット
23日前
東ソー株式会社
ホットメルト接着剤
3か月前
ぺんてる株式会社
水性インキ組成物
1か月前
ぺんてる株式会社
水性インキ組成物
10日前
株式会社エフコンサルタント
被覆材
2か月前
東ソー株式会社
ゴム用接着性改質剤
18日前
東亞合成株式会社
硬化型接着剤組成物
23日前
東亞合成株式会社
硬化型接着剤組成物
23日前
artience株式会社
印刷インキ
1か月前
アイカ工業株式会社
光硬化型圧着組成物
3か月前
コニシ株式会社
プライマー組成物
3か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
1か月前
JNC株式会社
光硬化型導電性ペースト
1か月前
株式会社大阪ソーダ
撥水撥油性表面処理剤
3か月前
株式会社フェクト
透明防錆塗料
1か月前
花王株式会社
レオロジー改質剤
2か月前
デンカ株式会社
蛍光体粉末
2か月前
ハニー化成株式会社
防反射処理剤
9日前
アイカ工業株式会社
バランスウエイト用組成物
3か月前
個人
レンズ用防曇剤
1か月前
TOTO株式会社
設備
3か月前
花王株式会社
液状レオロジー改質剤
2か月前
アイカ工業株式会社
ポリマー被覆粒子の製造方法
2日前
大日本印刷株式会社
塗工液及び容器
3か月前
旭化成株式会社
包装材
1か月前
ハニー化成株式会社
親水防汚処理剤
9日前
続きを見る