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公開番号2025099654
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216484
出願日2023-12-22
発明の名称クーラント装置及び工作機械
出願人株式会社ツガミ
代理人個人,個人
主分類B23Q 11/10 20060101AFI20250626BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】複数のクーラント吐出部を設けたとしても、クーラントポンプの出力を適した状態に制御することが容易なクーラント装置を提供する。
【解決手段】クーラント装置10は、材料を加工する際に使用されるクーラントが溜められたクーラントタンク20と、クーラントタンク20に溜められたクーラントを吸い上げるクーラントポンプ30と、クーラントポンプ30により吸い上げられたクーラントが、クーラントタンク20まで戻る流路であるクーラント循環路と、クーラント循環路から分岐箇所で分岐した吐出部用流路31に設けられ、第1クーラント吐出部21が接続された吐出部用流路の開閉を行うクーラントバルブ27と、クーラント循環路において、吐出部用流路31の分岐箇所よりも下流に設けられ、クーラントの状態を計測する計測器70と、を備える。クーラントポンプ30は、計測器70による計測値が一定となるように、その出力が制御される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
材料を加工する際に使用されるクーラントが溜められたクーラントタンクと、
前記クーラントタンクに溜められたクーラントを吸い上げるクーラントポンプと、
前記クーラントポンプにより吸い上げられたクーラントが、前記クーラントタンクまで戻る流路であるクーラント循環路と、
前記クーラント循環路から分岐箇所で分岐した吐出部用流路に設けられ、クーラント吐出部が接続された前記吐出部用流路の開閉を行うクーラントバルブと、
前記クーラント循環路において、前記吐出部用流路の前記分岐箇所よりも下流に設けられ、クーラントの状態を計測する計測器と、を備え、
前記クーラントポンプは、前記計測器による計測値が一定となるように、その出力が制御される、
クーラント装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
材料を加工する際に使用されるクーラントが溜められたクーラントタンクと、
前記クーラントタンクに溜められたクーラントを吸い上げるクーラントポンプと、
前記クーラントポンプにより吸い上げられたクーラントが、前記クーラントタンクまで戻る流路であるクーラント循環路と、
前記クーラント循環路から分岐箇所で分岐した吐出部用流路に設けられ、クーラント吐出部が接続された前記吐出部用流路の開閉を行うクーラントバルブと、
前記クーラント循環路において、前記吐出部用流路の前記分岐箇所よりも下流に設けられ、クーラントの状態を計測する計測器と、を備え、
前記クーラントポンプは、前記計測器による計測値が一定となるように、自身の出力を制御する、
クーラント装置。
【請求項3】
前記クーラントポンプは、インバータ制御されポンプの出力を変更できる、
請求項1又は2に記載のクーラント装置。
【請求項4】
前記計測器は流量計である、
請求項1又は2に記載のクーラント装置。
【請求項5】
前記クーラント循環路には、前記クーラントポンプが吸い上げたクーラントを濾過する濾過器が設けられている、
請求項1又は2に記載のクーラント装置。
【請求項6】
材料を加工する加工室を有する機械本体と、
前記クーラントバルブを開き、前記加工室に設けられた前記クーラント吐出部に前記クーラントタンクに溜められたクーラントを供給する請求項1又は2に記載のクーラント装置と、を備える、
工作機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クーラント装置及び工作機械に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
工作機械では、切粉の除去、潤滑、及び冷却等を目的として、クーラント装置から供給されたクーラントを吐出しながら加工を行っている。このような工作機械には、クーラントを吐出する複数のクーラント吐出部が、用途ごとに配置されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-127565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
工作機械に複数のクーラント吐出部があると、各クーラント吐出部のON/OFFと、各クーラント吐出部における吐出量との組み合わせが多数存在することになり、各組合せパターンでクーラントポンプの適した出力を決定するプロセスが複雑になりやすかった。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、複数のクーラント吐出部を設けたとしても、クーラントポンプの出力を適した状態に制御することが容易なクーラント装置及び工作機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るクーラント装置は、材料を加工する際に使用されるクーラントが溜められたクーラントタンクと、前記クーラントタンクに溜められたクーラントを吸い上げるクーラントポンプと、前記クーラントポンプにより吸い上げられたクーラントが、前記クーラントタンクまで戻る流路であるクーラント循環路と、前記クーラント循環路から分岐箇所で分岐した吐出部用流路に設けられ、クーラント吐出部が接続された前記吐出部用流路の開閉を行うクーラントバルブと、前記クーラント循環路において、前記吐出部用流路の前記分岐箇所よりも下流に設けられ、クーラントの状態を計測する計測器と、を備え、前記クーラントポンプは、前記計測器による計測値が一定となるように、その出力が制御される。
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るクーラント装置は、材料を加工する際に使用されるクーラントが溜められたクーラントタンクと、前記クーラントタンクに溜められたクーラントを吸い上げるクーラントポンプと、前記クーラントポンプにより吸い上げられたクーラントが、前記クーラントタンクまで戻る流路であるクーラント循環路と、前記クーラント循環路から分岐箇所で分岐した吐出部用流路に設けられ、クーラント吐出部が接続された前記吐出部用流路の開閉を行うクーラントバルブと、前記クーラント循環路において、前記吐出部用流路の前記分岐箇所よりも下流に設けられ、クーラントの状態を計測する計測器と、を備え、前記クーラントポンプは、前記計測器による計測値が一定となるように、自身の出力を制御する。
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の工作機械は、材料を加工する加工室を有する機械本体と、前記クーラントバルブを開き、前記加工室に設けられた前記クーラント吐出部に前記クーラントタンクに溜められたクーラントを供給する上記のクーラント装置と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数のクーラント吐出部を設けたとしても、クーラントポンプの出力を適した状態に制御することが容易なクーラント装置及び工作機械を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態に係る工作機械の背面図である。
本発明の実施の形態に係る工作機械の機械本体に着目した図である。
本発明の実施の形態に係る工作機械における構成とクーラントの流れを示した模式図である。
本発明の実施の形態に係る工作機械の各機器を示した構成図である。
本発明の実施の形態に係る工作機械の各機器で使用されるクーラント量を示す図である。
本発明の実施の形態に係る工作機械の各機器の使用状態とクーラントポンプの出力との関係を示す図である。
本発明の実施の形態の他の例に係る工作機械の各機器を示した構成図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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