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公開番号
2025099332
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215919
出願日
2023-12-21
発明の名称
ウェアラブル型バイタルサイン測定装置および医療用バイタルサイン測定システム
出願人
国立大学法人北海道大学
,
個人
,
電制コムテック株式会社
代理人
IAT弁理士法人
主分類
A61B
7/04 20060101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】呼吸器疾患の症状を的確にかつ正確に予想・判断することができ、また、睡眠時無呼吸症候群の症状を的確にかつ正確に予想・判断することができ、しかも、呼吸器系の健康診断と循環器系の健康診断とを同時に行うことができるウェアラブル型バイタルサイン測定装置および医療用バイタルサイン測定システムを提供することにある。
【解決手段】この発明は、ケース20の対向部20Aにデジタル聴診デバイス21と飽和酸素濃度センサ22と心電センサ23とを設け、ケース20に同期部245を設ける。この結果、この発明は、呼吸器疾患の症状を的確にかつ正確に予想・判断することができ、また、睡眠時無呼吸症候群の症状を的確にかつ正確に予想・判断することができ、しかも、呼吸器系の健康診断と循環器系の健康診断とを同時に行うことができる。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
対象者の胸または背中に装着可能なウェアラブル型バイタルサイン測定装置であって、
前記ウェアラブル型バイタルサイン測定装置が前記対象者の胸または背中に装着されたときに、前記対象者の胸または背中に対向する対向部と、
前記対向部に設けられていて、前記対向部が対向する前記対象者の胸または背中から前記対象者のバイタルサインを収集して電気信号として出力するバイタルサイン検出部と、
を備え、
前記バイタルサイン検出部は、
前記対向部に設けられていて、前記対向部が対向する前記対象者の胸または背中から前記対象者の肺音を収集して電気信号として出力するデジタル聴診デバイス、
前記対向部に設けられていて、前記対向部が対向する前記対象者の胸または背中から前記対象者の飽和酸素濃度を収集して電気信号として出力する飽和酸素濃度センサ、
前記対向部に設けられていて、前記対向部が対向する前記対象者の胸または背中から前記対象者の心臓の活動を収集して電気信号として出力する心電センサ、
のうち、少なくとも、2つ有する、
ことを特徴とするウェアラブル型バイタルサイン測定装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記デジタル聴診デバイスからの前記電気信号、前記飽和酸素濃度センサからの前記電気信号、前記心電センサからの前記電気信号、のうち少なくとも2つの前記電気信号を時間的に同期させて出力する同期部を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブル型バイタルサイン測定装置。
【請求項3】
前記デジタル聴診デバイスは、前記肺音に加えて心音を収音する、
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブル型バイタルサイン測定装置。
【請求項4】
前記デジタル聴診デバイスは、
少なくとも肺音と外部環境音を収集する肺音収集用マイクロフォンと、
外部環境音のみを収集する外部環境音収集用マイクロフォンと、
信号処理部と、
を有し、
前記信号処理部は、
前記外部環境音収集用マイクロフォンで収集した外部環境音のレベルを、前記肺音収集用マイクロフォンで収集した少なくとも肺音と外部環境音のレベルに合わせる信号処理と、
前記肺音収集用マイクロフォンで収集した少なくとも肺音と外部環境音から前記外部環境音収集用マイクロフォンで収集した外部環境音を、差し引いて、少なくとも肺音のみとする信号処理と、
少なくとも肺音のみを、電気信号に変換して出力する信号処理と、
を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブル型バイタルサイン測定装置。
【請求項5】
前記飽和酸素濃度センサは、取付部と、前記取付部に取り付けられている発光部および受光部と、を有し、
前記発光部は、赤色光と赤外光を前記対象者に向けて発し、
前記受光部は、前記発光部から発せられて前記対象者Pから反射した前記赤色光と前記赤外光を受けて、前記赤色光と前記赤外光に基づいて動脈の血液中の飽和酸素濃度を前記電気信号として出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブル型バイタルサイン測定装置。
【請求項6】
前記取付部は、前記対象者に対して凹んだ凹形状をなしていて、
前記発光部および前記受光部は、前記取付部のうち前記対象者と対向する部分に取り付けられている、
ことを特徴とする請求項5に記載のウェアラブル型バイタルサイン測定装置。
【請求項7】
前記飽和酸素濃度センサが収集して前記電気信号として出力するバイタルサインは、前記飽和酸素濃度に加えて心拍である、
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブル型バイタルサイン測定装置。
【請求項8】
前記心電センサは、多機能センサであって、前記多機能センサの前記心電センサが収集して前記電気信号として出力するバイタルサインは、前記対象者の心臓の活動に加えて前記対象者の筋細胞の収縮活動である、
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブル型バイタルサイン測定装置。
【請求項9】
前記対向部は、前記対向部を前記対象者の肺の近くまたは肺や心臓の近くであって、前記対象者の胸または背中に装着する装着部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブル型バイタルサイン測定装置。
【請求項10】
前記装着部は、
前記対向部を前記対象者の皮膚に接着する接着剤、または、
前記対向部を前記対象者の皮膚に当てた状態で、前記対向部と前記対象者の皮膚とに接着して前記対向部を前記対象者に固定する固定テープ、または、
前記対向部に取り付け、前記対向部を前記対象者の皮膚に当てた状態で、前記対象者に緊締して前記対向部を前記対象者に固定する固定ベルト
のうち、少なくとも1つである、
ことを特徴とする請求項9に記載のウェアラブル型バイタルサイン測定装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、ウェアラブル型バイタルサイン測定装置および医療用バイタルサイン測定システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
対象者のバイタルサイン(生命の兆候)を測定する装置としては、たとえば、特許文献1に示すものがある。以下、特許文献1について説明する。
【0003】
特許文献1の医療システム及び医療情報処理装置は、データ取得部と、データ処理部とを含むものである。データ取得部は、血中酸素データ、聴診音データ、眼画像データ、及び眼血流データのうちの少なくとも2つのデータを患者から取得する。データ処理は、データ取得部により取得された複数のデータを処理する。なお、特許文献1の医療システム及び医療情報処理装置における対象者のバイタルサインは、血中酸素、聴診音、眼画像、及び眼血流である。
【0004】
ここで、血中酸素(飽和酸素濃度)と聴診音(肺音)は、呼吸器疾患の症状を予想・判断するとき、重要な情報となる。このため、血中酸素(飽和酸素濃度)と聴診音(肺音)を同時に取得処理して、時間的に同期させることにより、呼吸器疾患の症状を的確にかつ正確に予想・判断することができる。
【0005】
また、心電は、循環器疾患の症状を予想・判断するとき、重要な情報となる。このため、この心電と前記の血中酸素(飽和酸素濃度)および聴診音(肺音)とを、同時に計測することにより、睡眠時無呼吸症候群の症状を的確にかつ正確に予想・判断することができる。しかも、呼吸器系の健康診断と循環器系の健康診断とを同時に行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-176056号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の医療システム及び医療情報処理装置は、血中酸素データ(飽和酸素濃度データ)を、患者からパルスオキシメータなどの血中酸素測定装置で取得処理し、また、聴診音データ(肺音データ)を、患者から電子聴診器などの聴診音測定装置で取得処理する、ものである。このように、特許文献1の医療システム及び医療情報処理装置は、血中酸素データ(飽和酸素濃度データ)と聴診音データ(肺音データ)を、それぞれ、別々のセンサなどの機器で取得処理するものであり、しかも、血中酸素データ(飽和酸素濃度データ)と聴診音データ(肺音データ)を時間的に同期させるものではない。この結果、特許文献1の医療システム及び医療情報処理装置は、呼吸器疾患の症状を的確にかつ正確に予想・判断することが難しい。
【0008】
また、特許文献1の医療システム及び医療情報処理装置は、血中酸素データ、聴診音データ、眼画像データ、及び眼血流データのうちの少なくとも2つのデータから、感染症に随伴する循環器系の状態変化を検知するものである。この結果、特許文献1の医療システム及び医療情報処理装置は、睡眠時無呼吸症候群の症状を的確にかつ正確に予想・判断することができず、しかも、呼吸器系の健康診断と循環器系の健康診断とを同時に行うこともできない。
【0009】
この発明が解決しようとする課題は、呼吸器疾患の症状を的確にかつ正確に予想・判断することができ、また、睡眠時無呼吸症候群の症状を的確にかつ正確に予想・判断することができ、しかも、呼吸器系の健康診断と循環器系の健康診断とを同時に行うことができるウェアラブル型バイタルサイン測定装置および医療用バイタルサイン測定システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明の第1の観点のウェアラブル型バイタルサイン測定装置は、前記の課題を解決するために、対象者の胸または背中に装着可能なウェアラブル型バイタルサイン測定装置であって、前記ウェアラブル型バイタルサイン測定装置が前記対象者の胸または背中に装着されたときに、前記対象者の胸または背中に対向する対向部と、前記対向部に設けられていて、前記対向部が対向する前記対象者の胸または背中から前記対象者のバイタルサインを収集して電気信号として出力するバイタルサイン検出部と、を備え、前記バイタルサイン検出部は、前記対向部に設けられていて、前記対向部が対向する前記対象者の胸または背中から前記対象者の肺音を収集して電気信号として出力するデジタル聴診デバイス、前記対向部に設けられていて、前記対向部が対向する前記対象者の胸または背中から前記対象者の飽和酸素濃度を収集して電気信号として出力する飽和酸素濃度センサ、前記対向部に設けられていて、前記対向部が対向する前記対象者の胸または背中から前記対象者の心臓の活動を収集して電気信号として出力する心電センサ、のうち、少なくとも、2つ有する、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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