TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025098984
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2024223921
出願日
2024-12-19
発明の名称
灌注式電気生理学バルーンカテーテル
出願人
バイオセンス・ウエブスター・(イスラエル)・リミテッド
,
Biosense Webster (Israel), Ltd.
代理人
個人
,
個人
主分類
A61B
18/14 20060101AFI20250625BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】電気生理学カテーテルを提供すること。
【解決手段】電気生理学カテーテルは、バルーンを含み、そのバルーンは、灌注液で膨張させることができ、同様の体積を有する他のカテーテルバルーンよりも迅速に、かつバルーン上に配設された電気部品を損傷することなく、灌注液をバルーンから除去させることができる。カテーテルは、シャフトアセンブリを含み、シャフトアセンブリは、シャフトアセンブリルーメンと、チョークルーメンと、シャフトアセンブリルーメンをバルーンの内部に接続するポートとを備える。ガイドワイヤをチョークルーメン内に配設して、灌注液をポートを介してバルーン内に向けることができ、これによりバルーンが拡張する。チョークルーメンからガイドワイヤを除去すると、灌注液は、ポートを通ってバルーンから外に出て、次いで、カテーテルから、その遠位先端を介して外に出ることができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電気生理学カテーテルであって、
シャフトアセンブリであって、
それぞれの壁を有する複数の管状構成要素であって、前記それぞれの壁は、集合的に、シャフトアセンブリルーメンを含む前記シャフトアセンブリの内部を画定する、複数の管状構成要素と、
前記複数の管状構成要素のうちの第1の管状構成要素であって、第1のシャフトを備え、前記第1のシャフトは、前記それぞれの壁のうちの第1の壁を形成する第1のシャフトの壁と、第1のシャフトの近位部分と、第1のシャフトの遠位部分と、前記第1のシャフトを通って延在し、前記シャフトアセンブリの前記内部の第1の部分を形成する第1のシャフトのルーメンとを含む、第1の管状構成要素と、
前記複数の管状構成要素のうちの第2の管状構成要素であって、第2のシャフトを備え、前記第2のシャフトは、前記それぞれの壁のうちの第2の壁を形成する第2のシャフトの壁と、第2のシャフトの近位部分と、第2のシャフトの遠位部分と、前記第2のシャフトを通って延在し、前記シャフトアセンブリの前記内部の第2の部分を形成する第2のシャフトのルーメンとを含み、前記第2のシャフトは、前記第1のシャフトの遠位部分が前記第2のシャフトの遠位部分及び前記第1のシャフトの近位部分の遠位に配設されるように前記第1のシャフトに接続されている、第2の管状構成要素と、
前記シャフトアセンブリルーメン内に配設され、チョークルーメンを含むチョーク領域であって、前記チョークルーメンは、前記チョークルーメンの近位に位置する前記シャフトアセンブリルーメンの一部の幅よりも小さいチョーク幅を有する、チョーク領域と、
を備える、シャフトアセンブリ、
前記シャフトアセンブリに接続された内部容積を画定するバルーンであって、前記バルーンの近位部分が、前記第2のシャフトの遠位部分に接続され、前記バルーンの遠位部分が、前記第1のシャフトの遠位部分に接続されている、バルーン、
前記バルーンの内側に位置し、前記それぞれの壁のうちの1つの壁を通して配設された近位ポートであって、前記シャフトアセンブリの前記内部と前記バルーンの前記内部容積との間に近位通路を画定する、近位ポート、及び
前記バルーンの内側に位置し、前記それぞれの壁のうちの前記1つの壁又は前記それぞれの壁のうちの別の壁を通して配設された遠位ポートであって、前記シャフトアセンブリの前記内部と前記バルーンの前記内部容積との間に近位通路を画定する、遠位ポート、を備える、電気生理学カテーテル。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記チョークルーメンの近位に配置された前記シャフトアセンブリルーメンの前記一部の前記幅は、約1.0mm~約1.75mmである、請求項1に記載の電気生理学カテーテル。
【請求項3】
前記複数の管状構成要素のうちの第3の管状構成要素が、先端を備え、前記先端は、前記それぞれの壁のうちの第3の壁を形成する先端壁と、先端近位部分と、先端遠位部分と、前記先端を通って延在して、前記シャフトアセンブリの前記内部の第3の部分を形成する先端ルーメンとを含み、前記先端は、前記先端遠位部分が、前記第1のシャフトの遠位部分及び前記先端近位部分の遠位に配設されるように前記第1のシャフトに接続されている、請求項1に記載の電気生理学カテーテル。
【請求項4】
前記先端近位部分は、前記第1のシャフトの遠位部分に直接接続されている、請求項3に記載の電気生理学カテーテル。
【請求項5】
前記遠位ポートは、前記第1のシャフトの壁を通して配設されている、請求項3に記載の電気生理学カテーテル。
【請求項6】
前記第1のシャフトのルーメンは、前記チョークルーメンの少なくとも一部を画定する、請求項5に記載の電気生理学カテーテル。
【請求項7】
前記遠位ポートは、前記先端壁を通して配設されている、請求項5に記載の電気生理学カテーテル。
【請求項8】
前記先端ルーメンは、前記チョークルーメンの少なくとも一部を画定する、請求項3に記載の電気生理学カテーテル。
【請求項9】
電気生理学カテーテルであって、
シャフトアセンブリであって、
それぞれの壁を有する複数の管状構成要素であって、前記それぞれの壁は、集合的に、シャフトアセンブリルーメンを含む前記シャフトアセンブリの内部を画定する、複数の管状構成要素と、
前記複数の管状構成要素のうちの第1の管状構成要素であって、第1のシャフトを備え、前記第1のシャフトは、前記それぞれの壁のうちの第1の壁を形成する第1のシャフトの壁と、第1のシャフトの近位部分と、第1のシャフトの遠位部分と、前記第1のシャフトを通って延在し、前記シャフトアセンブリの前記内部の第1の部分を形成する第1のシャフトのルーメンとを含む、第1の管状構成要素と、
前記複数の管状構成要素のうちの第2の管状構成要素であって、第2のシャフトを備え、前記第2のシャフトは、前記それぞれの壁のうちの第2の壁を形成する第2のシャフトの壁と、第2のシャフトの近位部分と、第2のシャフトの遠位部分と、前記第2のシャフトを通って延在し、前記シャフトアセンブリの前記内部の第2の部分を形成する第2のシャフトのルーメンとを含み、前記第2のシャフトは、前記第1のシャフトの遠位部分が前記第2のシャフトの遠位部分及び前記第1のシャフトの近位部分の遠位に配設されるように前記第1のシャフトに接続されている、第2の管状構成要素と、
前記シャフトアセンブリルーメン内に配設されたチョーク領域であって、チョーク幅を有するチョークルーメンと、前記チョークルーメン内に配設されたシールとを含む、チョーク領域と、
を備える、シャフトアセンブリ、
前記シャフトアセンブリに接続された内部容積を画定するバルーンであって、前記バルーンの近位部分が、前記第2のシャフトの遠位部分に接続され、前記バルーンの遠位部分が、前記第1のシャフトの遠位部分に接続されている、バルーン、
前記バルーンの内側に位置し、前記それぞれの壁のうちの1つの壁を通して配設された近位ポートであって、前記シャフトアセンブリの前記内部と前記バルーンの前記内部容積との間に近位通路を画定する、近位ポート、及び
前記バルーンの内側に位置し、前記それぞれの壁のうちの前記1つの壁又は前記それぞれの壁のうちの別の壁を通して配設された遠位ポートであって、前記シャフトアセンブリの前記内部と前記バルーンの前記内部容積との間に近位通路を画定する、遠位ポート、
を備える、電気生理学カテーテル。
【請求項10】
前記シールは、管状形態を有し、シールルーメンを含む、請求項9に記載の電気生理学カテーテル。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、米国特許法第119条の下で、2023年12月20日に出願された米国仮特許出願第63/612,709号に対する優先権を主張する。本出願はまた、2016年11月23日に出願された米国特許出願第15/360,966号であって、後に米国特許第10,660,700号として発行された出願に記載されている主題に関する。これらの出願の全内容は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 3,400 文字)
【0002】
(発明の分野)
本明細書に開示される主題は、アブレーションシステム、特に心臓組織をアブレーションすることができるカテーテルを含むアブレーションシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
心臓組織のアブレーションは、心不整脈の治療に使用され得る。アブレーションエネルギーは、カテーテルの遠位部分上に配設された電極などの構造によって、心臓組織に提供され得る。いくつかのカテーテルは、その電極を、三次元構造、例えばワイヤバスケット及びバルーンに配設させているか又は組み入れている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
電気生理学カテーテルは、バルーンを含み、そのバルーンは、灌注液で膨張させることができ、同様の体積を有する他のカテーテルバルーンよりも迅速に、かつバルーン上に配設された電気部品を損傷することなく、灌注液をバルーンから除去させることができる。電気生理学カテーテルは、複数の管状構成要素を備えるシャフトアセンブリを含み、複数の管状構成要素は、それぞれの壁を有し、それぞれの壁は、共に、シャフトアセンブリルーメンを含むシャフトアセンブリの内部を画定する。複数の管状構成要素のうちの第1の管状構成要素は、第1のシャフトを備え、この第1のシャフトは、それぞれの壁のうちの第1の壁を形成する第1のシャフトの壁と、第1のシャフトの近位部分と、第1のシャフトの遠位部分と、第1のシャフトを通って延在し、シャフトアセンブリの内部の第1の部分を形成する第1のシャフトのルーメンとを含む。複数の管状構成要素のうちの第2の管状構成要素は、第2のシャフトを備え、この第2のシャフトは、それぞれの壁のうちの第2の壁を形成する第2のシャフトの壁と、第2のシャフトの近位部分と、第2のシャフトの遠位部分と、第2のシャフトを通って延在し、シャフトアセンブリの内部の第2の部分を形成する第2のシャフトのルーメンとを含む。第2のシャフトは、第1のシャフトの遠位部分が、第2のシャフトの遠位部分及び第1のシャフトの近位部分の遠位に配設されるように、第1のシャフトに接続される。複数の管状構成要素のうちの第3の管状構成要素が、先端を備え、その先端は、それぞれの壁のうちの第3の壁を形成する先端壁と、先端近位部分と、先端遠位部分と、先端を通って延在して、シャフトアセンブリの内部の第3の部分を形成する先端ルーメンとを含む。先端は、先端遠位部分が、第1のシャフトの遠位部分及び先端近位部分の遠位に配設されるように、第1のシャフトに接続される。
【0005】
チョーク領域が、シャフトアセンブリルーメン内に配設されている。チョーク領域は、チョークルーメンを有し、チョークルーメンは、チョークルーメンの近位に位置するシャフトアセンブリルーメンの一部の幅よりも小さいチョーク幅を有する。バルーンは、内部容積を画定し、シャフトアセンブリに接続され、バルーンの近位部分が第2のシャフトの遠位部分に接続され、バルーンの遠位部分が、第1のシャフトの遠位部分に接続されている。
【0006】
ポートは、バルーンの内側に位置し、それぞれの壁を通して配設されて、シャフトアセンブリの内部とバルーンの内部容積との間に近位通路を画定する。ポートは、第1のシャフトの壁を通して配設されてもよく、第1のシャフトのルーメンは、チョークルーメンの少なくとも一部を画定する。代替的又は追加的に、ポートはまた、先端壁を通して配設されてもよく、先端ルーメンの一部は、チョークルーメンの少なくとも一部を画定する。
【0007】
ガイドワイヤ又はガイドワイヤ機能を提供するマッピングカテーテルなどの別のカテーテルが、シャフトアセンブリルーメンを通して配設されてもよい。ガイドワイヤ又は他のカテーテルは、チョークルーメンの幅に等しいか又はほぼ等しい幅を有する。ガイドワイヤがチョークルーメン内に配設されると、灌注ポンプからシャフトアセンブリ内に供給された灌注液がバルーンを満たし、バルーンを拡張構成に加圧する。ガイドワイヤがチョークルーメン内に配設されていないとき、バルーン内に収容されている灌注液は、ポートのうちの少なくとも1つを介してシャフトアセンブリルーメン内に戻り、その後、電気生理学カテーテルから、その先端を通って外へ出ることができる。したがって、電気生理学カテーテルをガイドカテーテルのガイドカテーテルルーメン内に引き込む動作により、ガイドカテーテルがバルーンを圧縮し、その中に収容されている液体を、シャフトアセンブリ内に圧搾し、電気生理学カテーテルの先端から外に出す。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本明細書は、本明細書に記載の主題を特に指摘し、かつ明確にその権利を主張する特許請求の範囲で終了するが、その主題は、添付の図面と併せてとられた特定の実施例の以下の説明からよりよく理解されると考えられ、図面において、同様の参照番号は同じ要素を特定する。
侵襲的医療処置の概略図である。
バルーンが拡張状態にあるカテーテルの上面概略図である。
図2のカテーテルの遠位部分の概略斜視図であり、ガイドカテーテル及びマッピングカテーテルの遠位端も示す。
肺静脈及びその小孔の領域に配設された図2のカテーテルの遠位部分の概略側面図である。
図2のカテーテルの遠位部分の概略上面図である。
切断面X-Xが図5に示されている、図2のカテーテルの遠位部分の断面図である。
切断面X-Xが図5に示されている、図2のカテーテルの遠位部分の断面図である。
切断面X-Xが図5に示されている、図2のカテーテルの遠位部分の断面図である。
切断面X-Xが図5に示されている、図2のカテーテルの遠位部分の断面図である。
切断面X-Xが図5に示されている、図2のカテーテルの遠位部分の断面図である。
切断面X-Xが図5に示されている、図2のカテーテルの遠位部分の断面図である。
切断面X-Xが図5に示されている、図2のカテーテルの遠位部分の断面図である。
カテーテルの近位部分の上面概略図である。
図2のカテーテルの先端構成要素を示す。
図9Aの先端構成要素内のシールを反映する、先端構成要素の中央平面断面図を示す。
図9Aの先端構成要素を通して不均一なデバイスが配設されている、先端構成要素の中央平面断面図を示す。
図9Bに描かれているシールが隠されている、図9Aの先端構成要素の中央平面断面図を示す。
図2のカテーテルを使用する方法を示すフロー図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の詳細な説明は、図面を参照しながら読まれるべきものであり、異なる図面における同様の要素には、同一の番号が付けられている。図面は、必ずしも縮尺どおりとは限らず、選択された実施形態を描示しており、また本発明の範囲を限定することを意図していない。詳細な説明は、限定ではなく、例として、本発明の原理を例解するものである。この説明は、当業者が本発明を作製及び使用することを明らかに可能にし、また本発明を実施するための最良の態様であると現在考えられているものを含めて、本発明のいくつかの実施形態、適応例、変形例、代替例、及び使用例を説明する。
【0010】
本明細書で使用される場合、任意の数値又は数値範囲に対する「約」又は「ほぼ」という用語は、構成要素の一部又は構成要素の集合が本明細書に記載されるその意図された目的のために機能することを可能にする、好適な寸法許容差を示す。より具体的には、「約」又は「ほぼ」は、列挙された値の±10%の値の範囲を指してもよく、例えば、「約90%」は、81%~99%の値の範囲を指してもよい。更に、本明細書で使用される場合、「患者」、「宿主」、「ユーザ」、及び「被験体」という用語は、任意のヒト又は動物被験体を指し、ヒト患者における本発明の使用が好ましい実施形態を表すが、システム又は方法を、ヒトへの使用に限定することを意図するものではない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
健康器具
5か月前
個人
歯茎みが品
6か月前
個人
短下肢装具
3日前
個人
鼾防止用具
5か月前
個人
嚥下鍛錬装置
18日前
個人
洗井間専家。
3か月前
個人
導電香
5か月前
個人
白内障治療法
4か月前
個人
脈波測定方法
5か月前
個人
マッサージ機
5か月前
個人
前腕誘導装置
7日前
個人
脈波測定方法
5か月前
個人
クリップ
6か月前
個人
バッグ式オムツ
1か月前
個人
矯正椅子
1か月前
個人
ホバーアイロン
3か月前
個人
収納容器
7か月前
個人
片足歩行支援具
6か月前
個人
歯の修復用材料
1か月前
個人
哺乳瓶冷まし容器
1日前
個人
陣痛緩和具
18日前
個人
車椅子持ち上げ器
4か月前
個人
シャンプー
3か月前
個人
歯の保護用シール
1か月前
個人
口内洗浄具
5か月前
個人
眼科診療車
6か月前
三生医薬株式会社
錠剤
4か月前
個人
避難困難者救出台車
6か月前
株式会社大野
骨壷
22日前
株式会社結心
手袋
4か月前
株式会社コーセー
美爪料
6か月前
個人
除菌システム
6か月前
株式会社 MTG
浴用剤
5か月前
株式会社コーセー
化粧料
6か月前
株式会社八光
剥離吸引管
1か月前
個人
服薬支援装置
4か月前
続きを見る
他の特許を見る