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公開番号
2025098774
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023215135
出願日
2023-12-20
発明の名称
AI学習システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06F
21/62 20130101AFI20250625BHJP(計算;計数)
要約
【課題】個人情報に係る法的要請に沿いつつ、個人情報を含むAI学習用データを利用してのAI学習を可能ならしめる。
【解決手段】AI学習システム(10)は、AI学習用データのうち秘匿化すべき個人情報を選別する選別部(12)と、選別された個人情報を暗号化する暗号化部(13)と、暗号化された個人情報が含まれる状態にあるAI学習用データをブロックチェーンに保持する保持部(14)と、保持されたAI学習用データを、少なくとも暗号化された個人情報に係るデータ部分に対しては秘密計算を行うAI学習部(15)とを備える。選別部は、個人情報を暗号化することによる秘密計算の計算処理量の増減の程度及び個人情報の秘匿化すべき程度に応じて、計算処理量が小さくなるように選別の基準を設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
AI学習用データのうち、所望のAIモデルの作成に際して秘匿化すべき個人情報を、所定基準に従って、選別する選別部と、
前記選別された個人情報を暗号化する暗号化部と、
前記暗号化された個人情報が含まれる状態にある前記AI学習用データをブロックチェーンに保持する保持部と、
前記保持されたAI学習用データを、少なくとも前記暗号化された個人情報に係るデータ部分に対しては秘密計算を行うことで、前記AIモデルを学習するAI学習部と
を備え、
前記選別部は、前記個人情報を暗号化することによる前記秘密計算の計算処理量の増減の程度及び前記個人情報の秘匿化すべき程度に応じて、前記計算処理量が小さくなるように前記所定基準を設定することを
特徴とするAI学習システム。
続きを表示(約 120 文字)
【請求項2】
前記選別部は、前記計算処理量の増減の程度及び前記個人情報の秘匿化すべき程度をAI学習用データとするAI学習により、前記所定基準を設定して、前記個人情報を選別することを特徴とする請求項1記載のAI学習システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、個人情報を秘匿化しつつ該個人情報に係るAI学習用データを元にしてAI学習を実行するAI学習システムの技術分野に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
この種のAI学習システムとして、所謂、教師あり学習方式、教師なし学習方式、或いは強化学習方式の自動運転用等々の伝統的なAI学習システムの他、最近では、生成AIなど、各種用途のシステムが開発され、既に実用化されている(特許文献1参照)。このようなシステムで用いられるAI学習用データは、分野によっては、個人情報を含む場合があり、個人情報保護法やGDPR(General Data Protection Regulation:EUにおける一般データ保護規則)の下で、個人情報は、安易に個人が特定されないように、暗号化されたり、個人を特定できないように秘匿化される必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-212248号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前述の背景技術によれば、ブロックチェーンネットワークを維持するリソース駆動の効率化を図れるものの、個人情報を秘匿化或いは隠匿化した状態での個人情報を含むAI学習用データを元に、個人情報保護法やGDPRの要請に従いつつ、AI学習を実行することは、困難であるという技術的問題点がある。このため、個人情報のAI活用は、中々進展していない。
【0005】
本発明は、個人情報に係る法的要請に沿いつつ、個人情報を含むAI学習用データを利用してのAI学習を可能ならしめるAI学習システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るAI学習システムの一の態様は上記課題を解決するために、AI学習用データのうち、所望のAIモデルの作成に際して秘匿化すべき個人情報を、所定基準に従って、選別する選別部と、前記選別された個人情報を暗号化する暗号化部と、前記暗号化された個人情報が含まれる状態にある前記AI学習用データをブロックチェーンに保持する保持部と、前記保持されたAI学習用データを、少なくとも前記暗号化された個人情報に係るデータ部分に対しては秘密計算を行うことで、前記AIモデルを学習するAI学習部とを備え、前記選別部は、前記個人情報を暗号化することによる前記秘密計算の計算処理量の増減の程度及び前記個人情報の秘匿化すべき程度に応じて、前記計算処理量が小さくなるように前記所定基準を設定する。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るAI学習システムの一態様によれば、個人情報に係るGDPR等の法的要請に沿いつつ、個人情報を含むAI学習用データを利用してのAI学習が可能となる。
【0008】
本発明によるこのような作用効果は、以下に説明する発明の実施形態により、より明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係るAI学習システムの全体構成を示すブロック図である。
実施形態に係るAI学習システムにおける処理の一例を示すフローチャートである。
実施形態に係るAI学習システムにおける処理のうち、AI学習の処理の一例を示すフローチャートである。
実施形態に係るAI学習システムにおける処理のうち、AI学習の処理の他の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
先ず、第1図を参照して、実施形態に係るAI学習システムの全体構成について説明する。本実施形態は、例えば高齢運転手、身障者、患者などに係る個人情報を含むAI学習用データを元にAI分析を行うシステムとして構築される。具体的には、例えば、それら個人の会社における採用可否、就職先や配属先や就業時間の選択、待遇・処遇の決定、自動車事故保険料の決定などに役立つ、それら個人にカスタマイズされた分析結果の提供等を行うシステムとして構築される。より一般的には、本実施形態は、個人情報保護法やGDPR等の法的要請に沿いつつ行う必要が認められるAI学習に適用可能であり、いずれの場合にも、個人情報の保護を増進することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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