TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025097722
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023214075
出願日
2023-12-19
発明の名称
車両用内装材への加飾パネル取付構造
出願人
しげる工業株式会社
,
株式会社SUBARU
代理人
弁理士法人湧泉特許事務所
主分類
B60R
13/02 20060101AFI20250624BHJP(車両一般)
要約
【課題】第1固定手段F1による固定強度が不十分であった場合に、第2固定手段F2により固定強度を高めることが可能な、加飾パネル3への加飾パネル4の取付構造を提供する。
【解決手段】裏面側にエアバッグ装置2が配置される加飾パネル3への加飾パネル4の取付構造では、加飾パネル3,4が樹脂の射出成形品で構成され、加飾パネル4が、第1固定手段F1により加飾パネル3に固定され、かつ第2固定手段F2により加飾パネル3に固定可能となっている。第2固定手段F2が、加飾パネル4の裏側に突出した状態で設けられタッピング穴46aを有するボス部44と、加飾パネル3に形成されボス部44の突出方向に凹んでボス部44を収容する収容凹部34とを有し、収容凹部34が、ボス部44の先端と対向する底壁部36を有している。底壁部36とボス部44の先端との間にクリアランスCbが形成されるようにボス部44の突出長さが設定されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
裏面側にエアバッグ装置が配置される車両用内装材への加飾パネル取付構造であって、
上記内装材及び上記加飾パネルが樹脂の射出成形品で構成され、
上記加飾パネルが、第1固定手段により上記内装材に固定され、かつ第2固定手段により上記内装材に固定可能となっており、
上記第2固定手段が、上記加飾パネルの裏側に突出した状態で設けられタッピング穴を有するボス部と、上記内装材に形成され上記ボス部の突出方向に凹んで上記ボス部を収容する収容凹部とを有し、この収容凹部が、上記ボス部の先端と対向する底壁部を有しており、
上記底壁部と上記ボス部の先端との間にクリアランスが形成されるように上記ボス部の突出長さが設定されていることを特徴とする車両用内装材への加飾パネル取付構造。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
上記第2固定手段がタッピングネジを有し、このタッピングネジが上記底壁部の裏側から上記ボス部のタッピング穴にねじ込まれていることを特徴とする請求項1に記載の車両用内装材への加飾パネル取付構造。
【請求項3】
裏面側にエアバッグ装置が配置される車両用内装材への加飾パネル取付構造であって、
上記内装材及び上記加飾パネルが樹脂の射出成形品で構成され、
上記加飾パネルが、第1固定手段により上記内装材に固定され、かつ上記第1固定手段による固定強度を補う第2固定手段により上記内装材に固定されており、
上記第2固定手段が、タッピングネジと、上記加飾パネルの裏側に突出した状態で設けられタッピング穴を有するボス部と、上記内装材に形成され上記ボス部の突出方向に凹んで上記ボス部を収容する収容凹部とを有し、この収容凹部が、上記ボス部の先端と対向する底壁部を有しており、
この底壁部には、上記ボス部のタッピング穴と対向する下穴が形成され、
上記底壁部と上記ボス部の先端とが当接するように上記ボス部の高さが設定されており、
上記タッピングネジが上記底壁部の裏側から上記下穴を通り上記ボス部のタッピング穴にねじ込まれていることを特徴とする車両用内装材への加飾パネル取付構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用内装材に加飾パネルを取り付ける構造に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
車両用内装材には、その装飾性を高めるために加飾パネルが取り付けられる場合がある。車両用内装材としてインストルメントパネルには、内部に助手席用のエアバッグ装置が装備されることが一般的となっている。この助手席用のエアバッグ装置の作動時には、その衝撃がインストルメントパネルに作用することにより、インストルメントパネルから加飾パネルが外れて車室内に飛散してしまう恐れがある。乗員の安全のためには、加飾パネルが外れないように十分な固定強度で取り付けられることが求められている。
【0003】
下記特許文献1には、インストルメントパネル(車両用内装材)へのフィニッシャ(加飾パネル)の取付構造が開示されている。この取付構造では、固定手段としてフィニッシャの裏面の係合片とインストルメントパネルの係合穴とが係合することにより、フィニッシャがインストルメントパネルに固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-40765号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車両用内装材に取り付けられる加飾パネルは、試作品段階で車両用内装材に対する必要な固定強度を有するか否かの試験が行われ、固定強度が十分である場合には製品化される。しかし、固定強度が不十分である場合には、特許文献1の取付構造では、固定強度を高める他の固定手段を有していなかった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、本発明の一態様に係る車両用内装材への加飾パネル取付構造は、裏面側にエアバッグ装置が配置される車両用内装材への加飾パネル取付構造であって、
上記内装材及び上記加飾パネルが樹脂の射出成形品で構成され、
上記加飾パネルが、第1固定手段により上記内装材に固定され、かつ第2固定手段により上記内装材に固定可能となっており、
上記第2固定手段が、上記加飾パネルの裏側に突出した状態で設けられタッピング穴を有するボス部と、上記内装材に形成され上記ボス部の突出方向に凹んで上記ボス部を収容する収容凹部とを有し、この収容凹部が、上記ボス部の先端と対向する底壁部を有しており、
上記底壁部と上記ボス部の先端との間にクリアランスが形成されるように上記ボス部の突出長さが設定されていることを特徴としている。
【0007】
上記構成によれば、第1固定手段による加飾パネルと内装材との固定強度が不十分であった場合に用いられる第2固定手段を構成する構造が設けられている。第1固定手段による固定強度が十分であり、第2固定手段が用いられない場合には、第2固定手段におけるボス部と収容凹部の底壁部との間にクリアランスが形成されていることにより、車両走行時の異音の発生を防止することができる。
【0008】
好ましくは、上記第2固定手段がタッピングネジを有し、このタッピングネジが上記底壁部の裏側から上記ボス部のタッピング穴にねじ込まれている。
上記構成によれば、第1固定手段による加飾パネルと内装材との固定強度が不十分であった場合、第2固定手段が用いられて、タッピングネジが収容凹部の底壁部を貫通して加飾パネルのボス部にねじ込まれることにより、加飾パネルと内装材との固定強度が高められる。
【0009】
本発明の他の態様に係る車両用内装材への加飾パネル取付構造は、裏面側にエアバッグ装置が配置される車両用内装材への加飾パネル取付構造であって、
上記内装材及び上記加飾パネルが樹脂の射出成形品で構成され、
上記加飾パネルが、第1固定手段により上記内装材に固定され、かつ上記第1固定手段による固定強度を補う第2固定手段により上記内装材に固定されており、
上記第2固定手段が、タッピングネジと、上記加飾パネルの裏側に突出した状態で設けられタッピング穴を有するボス部と、上記内装材に形成され上記ボス部の突出方向に凹んで上記ボス部を収容する収容凹部とを有し、この収容凹部が、上記ボス部の先端と対向する底壁部を有しており、
この底壁部には、上記ボス部のタッピング穴と対向する下穴が形成され、
上記底壁部と上記ボス部の先端とが当接するように上記ボス部の高さが設定されており、
上記タッピングネジが上記底壁部の裏側から上記下穴を通り上記ボス部のタッピング穴にねじ込まれていることを特徴としている。
【0010】
上記構成によれば、第1固定手段による固定強度を補う第2固定手段において、ボス部の先端が底壁部に当接し、底壁部に下穴が形成されていることにより、タッピングネジのねじ込みが容易となっている。
加飾パネルの成形においては、ボス部は成形金型のスリーブピンの先端面が画成するキャビティによって成形可能であるため、ボス部の高さ変更をスリーブピンの交換で対応すれば、高さを変えたボス部を成形するための成形金型の玉成期間を短縮することができる。
また、内装材の成形においては、底壁部に下穴が形成される仕様への変更を、成形金型の入れ子の交換で対応すれば、下穴形成用の成形金型の玉成期間を短縮することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
カーテント
1か月前
個人
警告装置
3か月前
個人
車窓用防虫網戸
2か月前
個人
小型EVシステム
3か月前
個人
ホイルのボルト締結
14日前
個人
車輪清掃装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
個人
キャンピングトライク
29日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
個人
アクセルのソフトウェア
19日前
個人
キャンピングトレーラー
29日前
個人
車両用スリップ防止装置
20日前
個人
ワイパーゴム性能保持具
1か月前
井関農機株式会社
収穫作業車両
2か月前
株式会社ニフコ
保持装置
13日前
個人
車載小物入れ兼雨傘収納具
12日前
日本精機株式会社
車載表示装置
15日前
個人
自動車ドア開度規制ベルト
3か月前
株式会社クラベ
ヒータユニット
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
20日前
日本精機株式会社
車両用投影装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
26日前
日本精機株式会社
車両用投影装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
26日前
株式会社ユーシン
照明装置
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
エムケー精工株式会社
車両処理装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
運搬車両
27日前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
28日前
AGC株式会社
車両用窓ガラス
22日前
株式会社東洋シート
車両用シート構造
21日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
2か月前
続きを見る
他の特許を見る