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公開番号
2025097433
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023213633
出願日
2023-12-19
発明の名称
アンカーコート剤、積層体、およびその製造方法
出願人
artience株式会社
代理人
主分類
C09D
127/06 20060101AFI20250624BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明は、アルミニウムなどの金属光沢を活かした積層体用のアンカーコート剤であり、耐ブロッキング性及び接着性の優れたアンカーコート剤を提供することを目的とする。
【解決手段】上記課題は、紙、アルミニウム層、アンカーコート層、及び活性エネルギー線硬化型インキの硬化物からなる印刷層をこの順に有する積層体の、アンカーコート層の形成に用いるためのアンカーコート剤であり、
塩化ビニル-酢酸ビニル共重合樹脂とポリエステル樹脂とを含み、
ポリエステル樹脂のガラス転移温度が、60℃以下である、
アンカーコート剤により解決できる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
紙、アルミニウム層、アンカーコート層、及び活性エネルギー線硬化型インキの硬化物からなる印刷層をこの順に有する積層体の、アンカーコート層の形成に用いるためのアンカーコート剤であり、
塩化ビニル-酢酸ビニル共重合樹脂とポリエステル樹脂とを含み、
ポリエステル樹脂のガラス転移温度が、60℃以下である、
アンカーコート剤。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
塩化ビニル-酢酸ビニル共重合樹脂が、酸基を含む、請求項1に記載のアンカーコート剤。
【請求項3】
ポリエステル樹脂のガラス転移温度が、20℃以下である、請求項1又は2に記載の、アンカーコート剤。
【請求項4】
塩化ビニル-酢酸ビニル共重合樹脂とポリエステル樹脂との質量比率が、60:40~85:15である、請求項1又は2に記載の、アンカーコート剤。
【請求項5】
紙、アルミニウム層、請求項1又は2に記載のアンカーコート剤から形成されたアンカーコート層、及び活性エネルギー線硬化型インキの硬化物からなる印刷層をこの順に有する積層体。
【請求項6】
前記アルミニウム層の厚みが、5~30μmである、請求項5に記載の積層体。
【請求項7】
前記印刷層が、ロジン樹脂及び/又はジアリルフタレート樹脂を含む、請求項5に記載の積層体。
【請求項8】
請求項5に記載の積層体の製造方法であって、
紙とアルミニウム層とを積層する工程(A)と、
アルミニウム層とアンカーコート層とを積層する工程(B)と、
アンカーコート層と印刷層とを積層する工程(C)とを含み、かつ、
前記工程(B)は、前記工程(A)終了後から72時間以内に行われることを特徴とする、積層体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンカーコート剤、積層体、およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、商品パッケージその他の包装物には装飾や表面保護のために印刷が施されているのが一般的である。また、印刷物の意匠性、美粧性、高級感等の印刷品質は、そのでき如何によって、消費者の購入意欲を促進させるものであり、産業上の価値は大きい。
【0003】
従来、パッケージの構成には主に、プラスチックフィルムを用いたラミネート包装材が用いられてきたが、ラミネート包装材は、石油由来材料で構成されたプラスチックフィルムの使用量が多く、プラスチック削減、環境対応及びカーボンニュートラルの観点から、紙への変更(紙化包装材)が望まれており、技術開発がなされている。
印刷物は、アルミニウムなどの金属面へ印刷することにより独特の意匠性、美粧性、高級感を得ることが可能であり、これらの点から金属面へ印刷されることも多い。しかしながら、アルミニウムなどの金属表面はオフセットインキやグラビアインキなどの接着性に劣り、各種アンカーコート剤で表面処理を行うことが多い。例えば、特許文献1には、ポリエチレンン樹脂層、紙基材層、アルミニウム箔層、アンカーコート層(プライマー処理層)、絵柄印刷層からなる積層体が記載されている。また、特許文献2には紙またはフィルム基材層、アルミニウム箔またはアルミニウム蒸着層、アンカーコート層、電子線硬化型フレキソインキ層からなる積層体が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-203686号公報
特開2019-64699号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、印刷方法の普及性を考慮すると電子線硬化型フレキソインキは主流とは言えず、紫外線硬化型などの活性エネルギー線硬化型のオフセットインキでの適用が望まれるが、開示されたアンカーコートの組成では、耐ブロッキング性などの印刷適性を維持したまま、基材への紫外線硬化型オフセットインキの接着性は十分とは言えず、後加工や流通段階、消費者の使用などでのインキ剥離の懸念が残り、実用においては問題であった。
本発明は、アルミニウムなどの金属光沢を活かした積層体用のアンカーコート剤であり、耐ブロッキング性及び接着性の優れたアンカーコート剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は前記課題に対して鋭意研究を重ねた結果、以下に記載のアンカーコート剤を用いることで上記課題を解決することを見出し、本発明を成すに至った。
【0007】
すなわち、本発明は、紙、アルミニウム層、アンカーコート層、及び活性エネルギー線硬化型インキの硬化物からなる印刷層をこの順に有する積層体の、アンカーコート層の形成に用いるためのアンカーコート剤であり、
塩化ビニル-酢酸ビニル共重合樹脂とポリエステル樹脂とを含み、
ポリエステル樹脂のガラス転移温度が、60℃以下である、
アンカーコート剤に関する。
【0008】
また、本発明は、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合樹脂が、酸基を含む、上記記載のアンカーコート剤に関する。
【0009】
また、本発明は、ポリエステル樹脂のガラス転移温度が、20℃以下である、上記いずれかに記載のアンカーコート剤に関する。
【0010】
また、本発明は、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合樹脂とポリエステル樹脂との質量比率が、60:40~85:15である、上記いずれかに記載のアンカーコート剤に関する。
(【0011】以降は省略されています)
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