TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025096011
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023212450
出願日
2023-12-15
発明の名称
シール部材
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H01M
50/184 20210101AFI20250619BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電池ケース内の電解液が外部へ漏れるのを抑える。
【解決手段】本発明のシート部材は、電極体および電解液を収容する電池ケースの開口部を塞ぐシール部材であって、第1シール部材と、前記第1シール部材の表面に設けられ、前記第1シール部材より前記電解液の透過度が低く、前記第1シール部材より硬度が低い第2シール部材と、を備える。第1シール部材は、PFAで形成され、第2シール部材はEPDMで形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
電極体および電解液を収容する電池ケースの開口部を塞ぐシール部材であって、
第1シール部材と、
前記第1シール部材の表面に設けられ、前記第1シール部材より前記電解液の透過度が低く、前記第1シール部材より硬度が低い第2シール部材と、
を備えるシール部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シール部材に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
内部の電解液が漏れないように密閉した構造の二次電池として、例えば特許文献1に開示された電池がある。この電池は、電極体と電解液を収容し、開口部が蓋体で蓋をされる電池ケースを備えている。蓋体には正極端子と負極端子が配置されており、これらの端子は、蓋体の外側に突出した突出部をカシメ処理により変形させることにより、蓋体に固定されている。カシメ処理された突出部の先端と蓋体との間には、絶縁性を有するガスケットと、端子を外部端子に接続するための導電板とが配置されている。また、正極端子と負極端子は、ケースの内側に位置し、集電端子に接合されたフランジ部を有している。このフランジ部と蓋体との間には、エチレンプロピレンゴムをリング状に形成したシール部材が圧縮された状態で配置されている。特許文献1に開示された電池では、この圧縮されたシール部材の反発力によってシール部材が蓋体とフランジ部とに密着し、電解液が漏れないようにシール性が確保されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-15784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電池ケース内の電解液が漏れる経路は、シール部材を透過する経路と、シール部材と蓋体との間の界面を通る経路とに分類される。前述したエチレンプロピレンゴムは、電解液が透過する性質を有するため、圧縮しても許容される漏れの量を超えて電解液がシール部材を透過し、ケース外に漏れるおそれがある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電池ケース内の電解液が外部へ漏れるのを抑えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るシート部材は、電極体および電解液を収容する電池ケースの開口部を塞ぐシール部材であって、第1シール部材と、前記第1シール部材の表面に設けられ、前記第1シール部材より前記電解液の透過度が低く、前記第1シール部材より硬度が低い第2シール部材と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明にかかるシール部材は、電池ケース内の電解液が外部へ漏れるのを抑えることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る電池の断面の模式図である。
図2は、蓋部に組付けられる各種部品の組付け状態を示す斜視図である。
図3は、シール部材の断面図である。
図4は、組付けられたシール部材近傍の断面の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一又は対応する要素には適宜同一の符号を付している。さらに、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係などは、現実のものとは異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
【0010】
図1は、実施形態に係る角型の電池1の断面の模式図である。電池1は、例えばリチウムイオン電池であり、充電と放電が可能な二次電池である。電池1は、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両の電源として使用される。電池1は、直方体形状の電池ケース10、正極端子11、負極端子12、及び電極体120を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
APB株式会社
二次電池
15日前
日東精工株式会社
端子部品
9日前
レナタ・アーゲー
電池
4日前
株式会社東光高岳
変圧器
1か月前
株式会社電知
組電池の製造方法
22日前
株式会社東光高岳
変圧器
1か月前
株式会社クオルテック
空気電池
1日前
株式会社コロナ
タッチ式操作装置
25日前
ローム株式会社
半導体装置
16日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
8日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
22日前
豊田鉄工株式会社
コイル部品
3日前
三洲電線株式会社
撚線
8日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
10日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
16日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
17日前
株式会社村田製作所
電池
16日前
CKD株式会社
倣い装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
28日前
株式会社高田製作所
電源切替器
16日前
中国電力株式会社
移動用変圧器
3日前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
株式会社ダイヘン
搬送装置
28日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
9日前
株式会社不二越
ソレノイド
21日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
11日前
株式会社不二越
ソレノイド
1か月前
株式会社ダイヘン
ヒューズ
25日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
17日前
株式会社GSユアサ
極板積層装置
10日前
三菱電機株式会社
半導体装置
2日前
富士電機株式会社
半導体装置
1か月前
三菱電機株式会社
半導体装置
4日前
SMK株式会社
コネクタの取付構造
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
二次電池
22日前
CKD株式会社
傾き調整装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る