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公開番号2025095939
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212340
出願日2023-12-15
発明の名称開閉装置の固定具
出願人文化シヤッター株式会社
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類E06B 1/60 20060101AFI20250619BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】 開閉装置を構成する構成部材を木造躯体に強固に固定し、開閉装置を安定確実に設置する固定具を提供する。
【解決手段】 止着具M1と、止着具M1の頭部m12を受ける受け座50と、を備え、受け座50は、構成部材の上面に対して傾斜状に配置される傾斜部52と、傾斜部52の一端縁に接続されるとともに、構成部材の上面に対して略垂直状に延びる立上り部51と、を有し、傾斜部52には、傾斜部の上面に対して略垂直状に貫通する第1挿通孔52aが形成され、止着具M1の軸部は、第1挿通孔52aに挿通して案内され、木造躯体Xの取付面に対して傾斜状態で螺合することで、構成部材を木造躯体Xに固定するように構成されている。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
開口部を開閉する開閉装置の構成部材を木造躯体の取付面に固定する固定具であって、
前記木造躯体に螺合可能な軸部と、当該軸部の後端に設けられた頭部とを有する止着具と、
前記止着具の前記頭部を受ける受け座と、を備え、
前記受け座は、前記構成部材の上面に対して傾斜状に配置される傾斜部と、前記傾斜部の一端縁に接続されるとともに、前記構成部材の上面に対して略垂直状に延びる立上り部と、を有し、
前記傾斜部には、前記傾斜部の上面に対して略垂直状に貫通する第1挿通孔が形成され、
前記止着具の前記軸部は、前記第1挿通孔に挿通して案内され、前記木造躯体の前記取付面に対して傾斜状態で螺合することで、前記構成部材を前記木造躯体に固定するように構成されている
ことを特徴とする固定具。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記傾斜部の他端縁には、前記構成部材の上面に沿って延び、かつ、前記構成部材の上面に当接可能な第1当接部が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の固定具。
【請求項3】
前記立上り部の他端縁には、前記構成部材の上面に沿って延び、かつ、前記構成部材の上面に当接可能な第2当接部が設けられている
ことを特徴とする請求項2に記載の固定具。
【請求項4】
前記第1当接部と前記第2当接部の少なくともいずれか一方には、当該第1当接部と当該第2当接部の上面に対して略垂直状に貫通する第2挿通孔が形成されており、前記止着具の前記軸部は、前記第2挿通孔に挿通して案内されることで、前記木造躯体に対して略垂直状態で螺合するように構成されている
ことを特徴とする請求項3に記載の固定具。
【請求項5】
前記受け座は、前記傾斜部の傾斜方向と直交する直交方向の長さが、前記傾斜部の傾斜方向の長さよりも長い長尺の受け座として構成され、
前記第1挿通孔は、前記傾斜部の傾斜方向と直交する直交方向に沿って所定の間隔離隔して複数形成されている
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の固定具。
【請求項6】
前記受け座は、前記傾斜部の傾斜方向と直交する直交方向の長さが、前記傾斜部の傾斜方向の長さと略同一の短尺の受け座として構成され、
前記第1挿通孔は、前記傾斜部の略中央部に形成されている
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の固定具。
【請求項7】
前記短尺の受け座は、前記傾斜部の傾斜方向と直交する直交方向に所定間隔離隔した状態で複数接続されて一体に構成されている
ことを特徴とする請求項6に記載の固定具。
【請求項8】
複数の前記短尺の受け座は、隣接する前記短尺の受け座の各傾斜部同士が互いに異なる方向に傾斜するように配置されている
ことを特徴とする請求項7に記載の固定具。
【請求項9】
複数の前記短尺の受け座は、それぞれ、前記短尺の受け座の各傾斜部同士が同一方向に傾斜するように配置されている
ことを特徴とする請求項7に記載の固定具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開口部を開閉する開閉装置を木造躯体に固定する、開閉装置の固定具に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般的な開閉装置は、例えば特許文献1に記載されるように、開閉体を閉鎖方向へ案内するためのガイドレールを、建物躯体を構成する鋼材に対し、ビスやボルト等の止着具により止着するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-211257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年では、大型の建物躯体を木材により構成し、その木造躯体に対し重量シャッター等の大型のシャッター装置が設置される場合がある。
このような場合、比較的高重量なガイドレールを、木造躯体に対し、ネジやビス等の止着具により止着することになる。
しかし、従来の止着具による固定の態様は、ネジやビス等の止着具を躯体表面に略垂直に螺合させており、強い外力に対し抜けるおそれもあり、改善の余地があった。また、万が一、火災が発生した際には、火災による熱が止着具に伝達し、木造躯体における止着具の止着部分が熱劣化し、止着具の緩みや抜け落ち等を生じるおそれがあった。
【0005】
本発明の課題は、開閉装置を構成する構成部材を木造躯体に強固に固定し、開閉装置を安定確実に設置する固定具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような課題に鑑みて、本発明の一つは、以下の構成を具備するものである。
開口部を開閉する開閉装置の構成部材を木造躯体の取付面に固定する固定具であって、前記木造躯体に螺合可能な軸部と、当該軸部の後端に設けられた頭部とを有する止着具と、前記止着具の前記頭部を受ける受け座と、を備え、前記受け座は、前記構成部材の上面に対して傾斜状に配置される傾斜部と、前記傾斜部の一端縁に接続されるとともに、前記構成部材の上面に対して略垂直状に延びる立上り部と、を有し、前記傾斜部には、前記傾斜部の上面に対して略垂直状に貫通する第1挿通孔が形成され、前記止着具の前記軸部は、前記第1挿通孔に挿通して案内され、前記木造躯体の前記取付面に対して傾斜状態で螺合することで、前記構成部材を前記木造躯体に固定するように構成されていることを特徴とする固定具。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、以上説明したように構成されているので、開閉装置を構成する構成部材を木造躯体に強固に固定し、開閉装置を安定確実に設置することができる。また、仮に、火災による火炎や熱が木造躯体における止着具が止着される外面に作用しても、止着具の緩みや抜け落ち等を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る開閉装置の固定構造を適用した開閉装置を示す正面概要図である。
図1の(II)-(II)線に沿う縦断面概要図である。
本発明に係る開閉装置の固定構造の一例(ガイドレールの固定構造)であって、図1の(III)-(III)線に沿う横断面概要図である。
同固定構造の一例を構成部分に分解した説明図である。
同固定構造における固定具(受け座)の一例を示す概要図であり、図5(a)は同受け座の側面概要図であり、図5(b)は同受け座を裏面側からみた背面概要図である。
図6(a)は、図5に示す受け座を表面側からみた斜視概要図であり、図6(b)は、同受け座の他の例(変形例)を示す斜視概要図である。
本発明に係る受け座について、傾斜角の異なる複数の受け座の例を説明する側面概要図である。
本発明に係る開閉装置の固定構造の他例(軸支ブラケットの固定構造)であって、図1の(IV)-(IV)線に沿う横断面概要図である。
図8に示す軸支ブラケットの斜視概要図である。
図9に示す軸支ブラケットに止着具を装着した状態を示す斜視概要図である。
図11(a)は図10に示す軸支ブラケットの平面概要図であり、図11(b)は図10に示す軸支ブラケットの側面概要図であり、図11(c)は図10に示す軸支ブラケットの正面概要図である。
図8に示す固定構造(軸支ブラケットの固定構造)の他の例(変形例)を示す横断面概要図である。
図3に示す固定構造(ガイドレールの固定構造)の他の例(変形例)を示す横断面概要図である。
図3に示す固定構造(ガイドレールの固定構造)の他の例(変形例)を示す横断面概要図である。
本発明に係る開閉装置の固定構造の他例(ガイドレールの固定構造)を示す横断面概要図である。
図15に示す受け座の一例を示す概要図であり、図16(a)は同受け座の側面概要図であり、図16(b)は同受け座を裏面側からみた背面概要図である。
図17(a)は、図16に示す受け座を表面側からみた斜視概要図であり、図17(b)は、同受け座の他の例(変形例)を示す斜視概要図である。
本発明に係る固定構造における固定具(受け座)の他の例(変形例)を示す斜視概要図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、本発明に係る実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る開閉装置の固定構造を適用した開閉装置を示す正面概要図であり、図2は、図1の(II)-(II)線に沿う縦断面概要図であり、図3は、本発明に係る開閉装置の固定構造の一例(ガイドレールの固定構造)であって、図1の(III)-(III)線に沿う横断面概要図である。
【0010】
本明細書中、「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、「開閉体幅方向内側」とは、開閉体幅方向に沿って開閉体の内側へ向かう方向側を意味する。例えば、図1における向かって右側のガイドレール40Aを基準にすると、開閉体幅方向内側は、左方向側になる。
また、「開閉体幅方向外側」とは、開閉体幅方向に沿って開閉体の外側へ向かう方向側を意味する。例えば、図1における向かって右側のガイドレール40Aを基準にすると、開閉体幅方向外側は、右方向側になる。
(【0011】以降は省略されています)

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