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公開番号2025095929
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212326
出願日2023-12-15
発明の名称位置管理システム、方法、及び情報処理装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G06K 7/10 20060101AFI20250619BHJP(計算;計数)
要約【課題】無線デバイスからの情報の読取りに依拠して管理対象の位置を推定するシステムにおいて、異常の検知を容易化して位置情報の信頼性の低下を防止すること。
【解決手段】位置管理システムは、無線デバイスから情報を読取可能な第1読取装置と、第1読取装置の読取レンジ内にある第1無線デバイスと、管理対象に付された第2無線デバイスとを含む。上記位置管理システムは、第1読取装置が第2無線デバイスから第2識別情報を読取った場合に、第2識別情報の読取りの結果に基づいて上記管理対象の位置を推定する。加えて、上記位置管理システムは、第1読取装置による第1無線デバイスからの第1識別情報の読取りの試行の結果に基づいて、第1無線デバイスに関連する異常を検知する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
実空間において移動可能な管理対象の位置を管理するための位置管理システムであって、
無線デバイスから当該無線デバイスに記憶されている識別情報を読取可能な第1読取装置と、
固有の第1識別情報を記憶している第1無線デバイスと、
前記管理対象に付され、前記管理対象を識別するための第2識別情報を記憶している第2無線デバイスと、
を含み、
前記第1無線デバイスは、前記第1読取装置の読取レンジ内に設置され、
前記位置管理システムは、
前記第1読取装置により前記第2無線デバイスから前記第2識別情報が読取られた場合に、前記第2識別情報の読取りの結果に基づいて、前記管理対象の位置を推定する推定部と、
前記第1読取装置による前記第1無線デバイスからの前記第1識別情報の読取りの試行の結果に基づいて、前記第1無線デバイスに関連する異常を検知する異常検知部と、
を含む、位置管理システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1読取装置及び前記第1無線デバイスのうちの少なくとも一方は、前記実空間内の既知の第1地点に設置される、請求項1に記載の位置管理システム。
【請求項3】
前記推定部は、前記第1無線デバイスから前記第1識別情報が読取られ、且つ前記第2無線デバイスから前記第2識別情報が読取られた場合に、前記第2識別情報の読取りの結果及び前記第1地点の位置座標に基づいて、前記管理対象の位置を推定する、請求項2に記載の位置管理システム。
【請求項4】
前記位置管理システムは、
前記実空間内の既知の第2地点に設置され、固有の第3識別情報を記憶している第3無線デバイス、
をさらに含み、
前記推定部は、移動可能な第2読取装置により、前記第3無線デバイスから前記第3識別情報が読取られ、且つ前記第2無線デバイスから前記第2識別情報が読取られた場合に、前記第2識別情報の読取りの結果及び前記第2地点の位置情報に基づいて、前記管理対象の位置を推定する、
請求項3に記載の位置管理システム。
【請求項5】
前記異常検知部は、前記第1読取装置による読取りの前記試行の結果が、予め設定される第1時間長にわたって前記第1読取装置が前記第1無線デバイスから前記第1識別情報を読取らなかったことを示す場合に、前記第1無線デバイスに関連する異常が発生したと判定する、請求項4に記載の位置管理システム。
【請求項6】
前記異常検知部は、前記第3無線デバイスから前記第3識別情報が読取られたことを示す読取結果が予め設定される第2時間長にわたってどの読取装置からも受信されなかった場合に、前記第3無線デバイスに異常が発生したと判定する、請求項5に記載の位置管理システム。
【請求項7】
前記第2時間長は、前記第1時間長よりも長い、請求項6に記載の位置管理システム。
【請求項8】
前記第1時間長及び前記第2時間長は、無線デバイスごとに個別に設定可能である、請求項6に記載の位置管理システム。
【請求項9】
前記第1無線デバイスは、前記第1読取装置と共設され、
前記第1読取装置及び前記第1無線デバイスは、移動可能である、
請求項1に記載の位置管理システム。
【請求項10】
前記異常検知部は、予め設定される第3時間長にわたって前記第1読取装置からデータが受信されない場合に、前記第1読取装置に異常が発生したと判定する、請求項1に記載の位置管理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、位置管理システム、方法、及び情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
RFID(Radio Frequency IDentification)は、タグとも呼ばれる小型のデバイス内に埋め込まれた情報を近距離無線通信によって外部のリーダから読取ることを可能にする技術である。例えば、一意な識別情報を埋め込んだRFIDタグを物品に付しておくことで、物品の所在を効率的に把握することが可能となり、管理下にある物品の情報を可視化することも容易となる。なかでも、リーダから放射される電磁波のエネルギーを利用して情報を送信するパッシブ型RFIDタグは、バッテリが不要であるために製造コストが安く、また半永久的に動作できることから、様々な場面での活用が広がっている。
【0003】
特許文献1は、建設工事の進捗管理を効率化させるためにRFIDを活用する管理システムを開示している。特許文献1の管理システムでは、特定の場所にRFIDタグが設置され、建材にもRFIDタグが付与された状況で、ハンディ端末によりそれらRFIDタグから読取られた情報に基づいて、建材の最新の所在地及びステータスがユーザに提示される。
【0004】
特許文献2は、遮蔽物の多い環境において不安定になり易いGPS(Global Positioning System)測位に頼ることなく管理対象の位置を推定するために、RFIDタグからの情報の読取りと自己位置推定法とを組合せるシステムを開示している。特許文献2のシステムは、固定的に設置された位置タグの既知の位置と、自己位置推定法(PDR(Pedestrian Dead Reckoning)ともいう)に従って算出される読取装置の相対的な移動量とに基づいて、管理対象の所在地を推定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-129312号公報
特開2021-141415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1及び2のシステムでは、タグリーダの近傍にRFIDタグが存在しない限り、タグリーダはRFIDタグを検知しない。しかし、RFIDタグが検知されない理由は、必ずしもRFIDタグが存在しないためであるとは限らない。例えば、何らかの原因でRFIDタグが破損し若しくは撤去された場合、又はタグリーダが正常に動作していない場合にも、RFIDタグは未検知となり得る。RFIDタグが存在しないことによる正常な未検知と、こうした様々な原因で生じ得るシステムの異常とを適切に区別することができなければ、位置情報の信頼性が低下する。
【0007】
本発明は、上述した点に鑑み、無線デバイスからの情報の読取りに依拠して管理対象の位置を推定するシステムにおいて、異常の検知を容易化して位置情報の信頼性の低下を防止しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
ある観点によれば、実空間において移動可能な管理対象の位置を管理するための位置管理システムであって、無線デバイスから当該無線デバイスに記憶されている識別情報を読取可能な第1読取装置と、固有の第1識別情報を記憶している第1無線デバイスと、前記管理対象に付され、前記管理対象を識別するための第2識別情報を記憶している第2無線デバイスと、を含み、前記第1無線デバイスは、前記第1読取装置の読取レンジ内に設置され、前記位置管理システムは、前記第1読取装置により前記第2無線デバイスから前記第2識別情報が読取られた場合に、前記第2識別情報の読取りの結果に基づいて、前記管理対象の位置を推定する推定部と、前記第1読取装置による前記第1無線デバイスからの前記第1識別情報の読取りの試行の結果に基づいて、前記第1無線デバイスに関連する異常を検知する異常検知部と、を含む、位置管理システムが提供される。対応する方法及び情報処理装置もまた提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、無線デバイスからの情報の読取りに依拠して管理対象の管理対象の位置を推定するシステムにおいて、異常の検知を容易化して位置情報の信頼性の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係る位置管理システムの構成の一例を示す模式図。
一実施形態に係る位置管理システムの構成の他の例を示す模式図。
一実施形態に係るタグリーダの構成の一例を示すブロック図。
一実施形態に係るユーザ端末の構成の一例を示すブロック図。
一実施形態に係る管理サーバの構成の一例を示すブロック図。
複数の座標領域の例を示す説明図。
情報閲覧画面の構成の第1の例を示す説明図。
情報閲覧画面の構成の第2の例を示す説明図。
一実施形態に係るタグ監視テーブルの構成の一例を示す説明図。
一実施形態に係るリーダ監視テーブルの構成の一例を示す説明図。
情報閲覧画面における異常発生の報知の一例を示す説明図。
一実施形態に係るデータ送信処理の流れの第1の例を示すフローチャート。
一実施形態に係るデータ送信処理の流れの第2の例を示すフローチャート。
一実施形態に係る位置推定処理の流れの一例を示すフローチャート。
一実施形態に係る表示制御処理の流れの一例を示すフローチャート。
一実施形態に係るリーダ監視処理の流れの一例を示すフローチャート。
一実施形態に係るタグ監視処理の流れの一例を示すフローチャート。
第1変形例に係る位置管理システムの構成の一例を示す模式図。
第2変形例に係る監視処理の流れの一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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