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公開番号2025095661
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211812
出願日2023-12-15
発明の名称通信システム、画像取得装置、画像取得装置のためのコンピュータプログラム、及び、画像取得装置の制御方法
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H04L 9/08 20060101AFI20250619BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像に含まれる情報を適切に保護するための技術を提供する。
【解決手段】画像取得装置は、端末装置と通信するように構成されている通信インターフェースと、暗号鍵と、前記画像取得装置によって取得された画像データと、を利用して、暗号化済みの画像データを生成する生成部と、前記通信インターフェースを介して、前記画像データを前記端末装置に送信する第1のデータ送信部と、第1の状況において、前記通信インターフェースを介して、前記暗号鍵を前記端末装置に送信する鍵送信部であって、前記第1の状況と異なる第2の状況において、前記暗号鍵は、前記端末装置に送信されない、前記鍵送信部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
画像取得装置であって、
端末装置と通信するように構成されている通信インターフェースと、
暗号鍵と、前記画像取得装置によって取得された画像データと、を利用して、暗号化済みの画像データを生成する生成部と、
前記通信インターフェースを介して、前記暗号化済みの画像データを前記端末装置に送信する第1のデータ送信部と、
第1の状況において、前記通信インターフェースを介して、前記暗号鍵を前記端末装置に送信する鍵送信部であって、前記第1の状況と異なる第2の状況において、前記暗号鍵は、前記端末装置に送信されない、前記鍵送信部と、
を備える、画像取得装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記画像取得装置は、さらに、
前記画像取得装置の状況が前記第1の状況であるのか前記第2の状況であるのかを判断する第1の判断部を備え、
前記鍵送信部は、前記画像取得装置の状況が前記第1の状況であると判断される場合に、前記暗号鍵を前記端末装置に送信し、
前記鍵送信部は、前記画像取得装置の状況が前記第2の状況であると判断される場合に、前記暗号鍵を前記端末装置に送信しない、請求項1に記載の画像取得装置。
【請求項3】
前記画像取得装置は、さらに、操作部を備え、
前記第1の状況は、前記暗号化済みの画像データが前記端末装置に送信された後に、前記操作部に対して所定の操作が行われる状況であり、
前記第2の状況は、前記暗号化済みの画像データが前記端末装置に送信された後に、前記操作部に対して前記所定の操作が行われない状況である、請求項1に記載の画像取得装置。
【請求項4】
前記画像取得装置は、さらに、操作部を備え、
前記画像取得装置は、前記通信インターフェースを介して前記端末装置から受信する第1の取得指示と、前記操作部に入力される第2の取得指示と、のいずれかに従って、前記画像データを取得し、
前記第1のデータ送信部は、前記端末装置から前記第1の取得指示が受信される場合に、前記通信インターフェースを介して、前記暗号化済みの画像データを前記端末装置に送信し、
前記画像取得装置は、さらに、
前記第2の取得指示が前記操作部に入力される場合に、前記通信インターフェースを介して、前記画像データを前記端末装置に送信する第2のデータ送信部を備える、請求項2に記載の画像取得装置。
【請求項5】
前記第1の状況は、前記画像データに対応する原稿が所定の画像を含まない状況であり、
前記第2の状況は、前記原稿が前記所定の画像を含む状況である、請求項1に記載の画像取得装置。
【請求項6】
前記所定の画像は、社外秘画像を含む、請求項5に記載の画像取得装置。
【請求項7】
前記画像取得装置は、さらに、
前記第2の状況において、警告画面を表示部に表示させる第1の表示制御部を備える、請求項5に記載の画像取得装置。
【請求項8】
前記画像取得装置は、さらに、
前記画像データに対応する原稿が所定の画像を含む場合に、確認画面を表示部に表示させる第2の表示制御部を備え、
前記第1の状況は、前記原稿が所定の画像を含まない状況であり、
前記第2の状況は、前記原稿が前記所定の画像を含み、かつ、前記確認画面が表示された後に前記画像取得装置がユーザからの特定の指示を受けない状況であり、
前記鍵送信部は、さらに、前記原稿が前記所定の画像を含み、かつ、前記確認画面が表示された後に前記画像取得装置が前記特定の指示を受ける状況において、前記通信インターフェースを介して、前記暗号鍵を前記端末装置に送信する、請求項1に記載の画像取得装置。
【請求項9】
前記画像取得装置は、さらに、
前記画像取得装置のユーザの属性が、第1の属性であるのか第2の属性であるのかを判断する第2の判断部を備え、
前記第1の状況は、前記画像データに対応する原稿が所定の画像を含まない状況であり、
前記第2の状況は、前記原稿が前記所定の画像を含み、かつ、前記ユーザの属性が前記第1の属性であると判断される状況であり、
前記鍵送信部は、さらに、前記原稿が前記所定の画像を含み、かつ、前記ユーザの属性が前記第2の属性であると判断される状況において、前記通信インターフェースを介して、前記暗号鍵を前記端末装置に送信する、請求項1に記載の画像取得装置。
【請求項10】
前記鍵送信部は、前記暗号化済みの画像データの送信が完了した後に、前記暗号鍵を前記端末装置に送信する、請求項1から9のいずれか一項に記載の画像取得装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、画像取得装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、スマートフォンからのスキャン命令に従ってスキャンを実行し、当該スキャンによって生成されたファイルをスマートフォンに送信するMFPが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-65129号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
MFPが取得するファイルには、様々な情報が記載されている。セキュリティの観点から、情報の適切な保護が求められている。本明細書では、画像に含まれる情報を適切に保護するための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する画像取得装置は、端末装置と通信するように構成されている通信インターフェースと、暗号鍵と、前記画像取得装置によって取得された画像データと、を利用して、暗号化済みの画像データを生成する生成部と、前記通信インターフェースを介して、前記暗号化済みの画像データを前記端末装置に送信する第1のデータ送信部と、第1の状況において、前記通信インターフェースを介して、前記暗号鍵を前記端末装置に送信する鍵送信部であって、前記第1の状況と異なる第2の状況において、前記暗号鍵は、前記端末装置に送信されない、前記鍵送信部と、を備える。
【0006】
上記の構成によれば、画像データは、暗号鍵で暗号化されることによって保護される。そして、暗号鍵は、第1の状況では端末装置に送信されるものの、第2の状況では端末装置に送信されない。第2の状況では、画像に含まれる情報を第1の状況よりも強固に保護することができる。以上より、画像に含まれる情報を適切に保護することができる。
【0007】
本明細書は、通信システムも開示する。前記通信システムは、画像取得モジュールと、前記画像取得モジュール及び端末装置と通信可能である制御部と、を備え、前記制御部は、前記画像取得モジュールに画像データを取得させる取得処理と、前記端末装置から前記画像データを取得するための指示が受信される場合に、暗号鍵を利用して前記画像データを暗号化する暗号化処理と、暗号化済みの画像データと、暗号化されない画像データと、のいずれかを前記端末装置と通信する通信処理と、第1の処理と、第2の処理と、のいずれかと、を実行可能に構成されており、前記第1の処理は、前記端末装置への前記暗号化済みの画像データの通信がユーザによって前記端末装置で開始され、かつ、ユーザが前記暗号鍵の通信を認証する場合に、前記暗号鍵を前記端末装置に通信することと、前記端末装置への前記暗号化されない画像データの通信がユーザによって前記画像取得モジュールで開始される場合に、前記暗号化されない画像データを前記端末装置に通信することと、を含み、前記第2の処理は、前記端末装置への前記暗号化済みの画像データの通信がユーザによって前記画像取得モジュールで開始される場合に、前記暗号鍵を前記端末装置に通信することを含む。
【0008】
上記の構成によれば、画像データは、暗号化によって保護される。そして、端末装置への暗号化済みの画像データの通信がユーザによって端末装置で開始され、かつ、ユーザが暗号鍵の通信を認証する場合、又は、端末装置への暗号化済みの画像データの通信がユーザによって画像取得モジュールで開始される場合に、暗号鍵が送信される。以上より、画像に含まれる情報を適切に保護することができる。
【0009】
上記の画像取得装置を実現するためのコンピュータプログラム、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体も新規で有用である。また、上記の画像取得装置の制御方法も新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、ネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
図2は、プルスキャンとプッシュスキャンの概要を示すシーケンス図である。
図3は、プルスキャンの具体的なケースを示すシーケンス図である。
図4は、プッシュスキャンの具体的なケースを示すシーケンス図である。
図5は、プルスキャン及びプッシュスキャンの具体的なケースを示すシーケンス図である。
図6は、プルスキャン及びプッシュスキャンの具体的なケースを示すシーケンス図である。
図7は、プッシュスキャンの具体的なケースを示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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