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公開番号
2025095867
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023212237
出願日
2023-12-15
発明の名称
サポートプログラム
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
G06F
3/12 20060101AFI20250619BHJP(計算;計数)
要約
【課題】OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、プリンタでエラーが発生した場合の、再印刷のためのユーザの手間を軽減する技術を提供すること。
【解決手段】補助プログラム42は、編集アプリ43から出力された印刷指示であって、汎用印刷プログラム41に対して画像の印刷をプリンタ2に行わせる印刷指示があった場合に、印刷対象の画像を示す印刷データと印刷設定とをメモリに保存し、その印刷データによる印刷をプリンタ2に行わせる。汎用印刷プログラム41は、印刷データを受信したプリンタ2からエラー通知を受信したことに応じてエラーイベントを出力することが可能である。補助プログラム42は、汎用印刷プログラム41からエラーイベントが出力され、所定条件を満たした場合に、印刷の再実行を受け付け、再実行を受け付けた場合に、保存された印刷データおよび印刷設定に基づく印刷をプリンタ2に行わせる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応するサポートプログラムであって、前記情報処理装置には、汎用印刷プログラムを有するオペレーティングシステムが搭載されており、
前記サポートプログラムは、前記コンピュータに、
前記情報処理装置に組み込まれているアプリケーションプログラムから出力された印刷指示であって、前記汎用印刷プログラムに対して画像の印刷を前記プリンタに行わせる前記印刷指示があった場合に、
前記印刷指示による印刷対象の前記画像を示す印刷データと、前記印刷指示による印刷設定と、を前記情報処理装置のメモリに保存する保存処理と、
前記印刷データおよび前記印刷設定による印刷を前記プリンタに行わせるための印刷処理と、
を実行させ、前記汎用印刷プログラムは、前記印刷データを受信した前記プリンタからエラー通知を受信したことに応じてエラーイベントを出力することが可能であり、
前記サポートプログラムはさらに、前記コンピュータに、
前記汎用印刷プログラムから前記エラーイベントが出力され、所定条件を満たした場合に、
印刷の再実行を受け付ける受付処理を実行させ、
前記受付処理にて再実行を受け付けた場合に、
前記メモリに保存された前記印刷データおよび前記印刷設定に基づく印刷を前記プリンタに行わせる再印刷処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
続きを表示(約 2,900 文字)
【請求項2】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記汎用印刷プログラムから前記エラーイベントが出力され、前記所定条件を満たした場合に、前記再印刷処理を実行させる前に、前記メモリに保存された前記印刷設定に基づき印刷設定の変更を受け付ける編集画面を表示し、前記編集画面に基づいて前記印刷設定を変更する変更処理を実行させ、
前記再印刷処理では、
前記変更処理にて前記印刷設定が変更された場合、前記メモリに保存された前記印刷設定に基づいて変更された変更後印刷設定による印刷を前記プリンタに行わせる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項3】
請求項2に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記変更処理にて前記印刷設定が変更された場合、前記変更後印刷設定を、前記メモリに保存されている前記印刷設定に対して上書き保存する上書き保存処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項4】
請求項2に記載するサポートプログラムであって、
前記印刷処理では、
前記汎用印刷プログラムから渡される中間データを、前記印刷指示による前記印刷設定に従ってラスタライズしたラスタデータに基づく印刷を前記プリンタに行わせ、
前記保存処理では、
前記印刷データとして、前記ラスタデータを前記メモリに保存し、
前記変更処理では、
前記印刷設定のうち、前記ラスタデータの生成に用いられるパラメータの変更を不可とし、
前記再印刷処理では、
前記変更処理にて前記印刷設定が変更された場合、前記メモリに保存された前記ラスタデータおよび前記変更後印刷設定による印刷を前記プリンタに行わせる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項5】
請求項2に記載するサポートプログラムであって、
前記印刷処理では、
前記汎用印刷プログラムから渡される中間データを、前記印刷指示による前記印刷設定に従ってラスタライズしたラスタデータに基づく印刷を前記プリンタに行わせ、
前記保存処理では、
前記印刷データとして、前記中間データを前記メモリに保存し、
前記再印刷処理では、
前記変更処理にて前記印刷設定が変更された場合、前記変更後印刷設定に従ってラスタライズされたラスタデータおよび前記変更後印刷設定による印刷を前記プリンタに行わせる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項6】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記受付処理では、
印刷の再実行指示と、印刷のキャンセル指示と、を含む操作を、前記情報処理装置のユーザインタフェースを介して受け付け、
前記コンピュータに、
前記受付処理にて前記再実行指示を受け付けた場合、前記再印刷処理を実行させ、
前記受付処理にて前記キャンセル指示を受け付けた場合、前記再印刷処理を実行させず、前記印刷指示に基づくジョブを終了させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項7】
請求項6に記載するサポートプログラムであって、
前記受付処理ではさらに、前記再実行指示として、印刷設定を変更して印刷を行う第1再実行指示と、印刷設定を変更せずに印刷を行う第2再実行指示と、を含む操作を、前記ユーザインタフェースを介して受け付け可能であり、
前記コンピュータに、
前記受付処理にて前記第1再実行指示を受け付けた場合、前記再印刷処理を実行させる前に、前記メモリに保存された前記印刷設定に基づき印刷設定の変更を受け付ける編集画面を表示し、前記編集画面に基づいて前記印刷設定を変更する変更処理を実行させ、その後の前記再印刷処理では、前記メモリに保存された前記印刷データおよび変更された印刷設定である変更後印刷設定による印刷を前記プリンタに行わせ、
前記受付処理にて前記第2再実行指示を受け付けた場合、前記変更処理を実行させずに、前記再印刷処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項8】
請求項6に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記汎用印刷プログラムから前記エラーイベントが出力された場合に、
前記プリンタに発生したエラーの種別を取得する取得処理を実行させ、
前記取得処理にて取得された前記エラーの種別が、エラーの解消後に印刷データを再送することなく印刷を継続できる第1種のエラーであった場合に、前記受付処理および前記再印刷処理を実行させず、
前記取得処理にて取得された前記エラーの種別が、エラーの解消後に印刷を継続できない第2種のエラーであった場合に、前記所定条件を満たし、前記受付処理を実行させ、前記受付処理にて前記再実行指示を受け付けた場合に、前記再印刷処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項9】
請求項8に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記汎用印刷プログラムから前記エラーイベントが出力された場合に、
前記取得処理にて取得された前記エラーの種別が、前記第2種のエラーのうち、前記印刷設定を変更すれば印刷できる可能性がある第3種のエラーであった場合に、前記受付処理では、前記再実行指示として、印刷設定を変更して印刷を行う第1再実行指示と、印刷設定を変更せずに印刷を行う第2再実行指示と、を含む操作を、前記ユーザインタフェースを介して受け付け可能とし、
前記受付処理にて前記第1再実行指示を受け付けた場合、前記再印刷処理を実行させる前に、前記メモリに保存された前記印刷設定に基づき印刷設定の変更を受け付ける編集画面を表示し、前記編集画面に基づいて前記印刷設定を変更する変更処理を実行させ、その後の前記再印刷処理では、前記メモリに保存された前記印刷データおよび変更された印刷設定である変更後印刷設定による印刷を前記プリンタに行わせ、
前記受付処理にて前記第2再実行指示を受け付けた場合、前記変更処理を実行させずに、前記再印刷処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項10】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記汎用印刷プログラムから前記エラーイベントが出力された場合に、前記プリンタでのエラーの発生を報知するエラー報知処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術分野は、プリンタの制御をサポートするサポートプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、情報処理装置からプリンタに印刷データを送信した後、そのプリンタにてエラーが生じた場合に、印刷データを再送する技術が知られている。例えば特許文献1には、プリンタドライバがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC)であって、そのプリンタドライバが、印刷データを生成し、その印刷データを一時保存するとともにプリンタに送信し、その後、プリンタでの印刷データの処理結果を受信し、受信した処理結果に応じて印刷設定を変更して印刷データを生成し直し、生成し直された印刷データをプリンタに送信する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-218499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、プリンタベンダから提供されるプリンタドライバを利用せず、オペレーティングシステム(OS)の一部を構成するOS標準の汎用印刷プログラムによってプリンタを制御する技術が実用化されている。この技術では、OSがプリンタを検知するとOS標準の汎用印刷プログラムとの関連付けを行い、以後、そのプリンタに対する印刷指示を受け付けた場合に、プリンタベンダから提供されるプリンタドライバを用いずに、OS標準の汎用印刷プログラムが印刷データを生成することで、OS標準の汎用印刷プログラムによる印刷が可能になる。
【0005】
しかしながら、OS標準の汎用印刷プログラムは、プリンタベンダから提供されるプリンタドライバと異なり、特許文献1に開示されているような、プリンタでのエラー発生に基づいて印刷データを再送する機能を有していない。そのため、ユーザは、アプリケーションプログラムでの印刷指示を行った後、プリンタでエラーが発生すると、エラーを解消させた後、アプリケーションプログラムでの印刷指示をやり直す必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題の解決を目的としてなされたサポートプログラムは、情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応するサポートプログラムであって、前記情報処理装置には、汎用印刷プログラムを有するオペレーティングシステムが搭載されており、前記サポートプログラムは、前記コンピュータに、前記情報処理装置に組み込まれているアプリケーションプログラムから出力された印刷指示であって、前記汎用印刷プログラムに対して画像の印刷を前記プリンタに行わせる前記印刷指示があった場合に、前記印刷指示による印刷対象の前記画像を示す印刷データと、前記印刷指示による印刷設定と、を前記情報処理装置のメモリに保存する保存処理と、前記印刷データおよび前記印刷設定による印刷を前記プリンタに行わせるための印刷処理と、を実行させ、前記汎用印刷プログラムは、前記印刷データを受信した前記プリンタからエラー通知を受信したことに応じてエラーイベントを出力することが可能であり、前記サポートプログラムはさらに、前記コンピュータに、前記汎用印刷プログラムから前記エラーイベントが出力され、所定条件を満たした場合に、印刷の再実行を受け付ける受付処理を実行させ、前記受付処理にて再実行を受け付けた場合に、前記メモリに保存された前記印刷データおよび前記印刷設定に基づく印刷を前記プリンタに行わせる再印刷処理を実行させる、ように構成されている。
【0007】
本明細書に開示されるサポートプログラムは、印刷指示があった際、その印刷指示による印刷対象の印刷データおよび印刷設定を保存しておく。サポートプログラムは、プリンタでエラーが発生し、所定条件を満たしていると、印刷の再発行を受け付ける。そして、印刷の再実行を受け付けた場合には、サポートプログラムは、保存しておいた印刷データおよび印刷設定に基づいて、再度プリンタに印刷を行わせる。これにより、ユーザがアプリケーションプログラムでの印刷指示をやり直すことなく、プリンタでの再印刷が可能になる。
【0008】
上記サポートプログラムが組み込まれた情報処理装置、サポートプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体、及びサポートプログラムの機能を実現するための制御方法、サポートプログラムとプリンタとを含む印刷システムも、新規で有用である。
【発明の効果】
【0009】
本明細書に開示される技術によれば、OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、プリンタでエラーが発生した場合の、再印刷のためのユーザの手間を軽減する技術が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
PCの電気的構成の概略を示すブロック図である。
印刷実行手順の例を示すシーケンス図である。
エラー対応手順の例を示すシーケンス図である。
用紙詰まり対処画面の例を示す説明図である。
インク交換対処画面の例を示す説明図である。
用紙サイズ不一致対処画面の例を示す説明図である。
設定変更手順の例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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