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公開番号2025116642
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024011174
出願日2024-01-29
発明の名称制御装置、スキャナ、制御装置のためのコンピュータプログラム、及び、制御装置によって実行される方法
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250801BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ユーザの利便性を向上させるための技術を開示すること。
【解決手段】制御装置は、M枚の原稿のスキャンをスキャン実行部に実行させるスキャン制御部と、M枚の原稿が、最初にスキャンされたN枚の原稿と、N枚の原稿の次にスキャンされた白紙の原稿と、を含むことを特定する特定部と、第1の選択肢と第2の選択肢とを含む複数個の選択肢を示す選択画面を表示部に表示させる表示制御部と、選択画面においてユーザによって第1の選択肢が選択される場合に、第1のファイルと第2のファイルとのそれぞれを保存するための第1の処理を実行する第1の処理実行部と、選択画面においてユーザによって第2の選択肢が選択される場合に、第3のファイルを保存するための第2の処理を実行する第2の処理実行部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
制御装置であって、
M枚(前記Mは3以上の整数)の原稿のスキャンをスキャン実行部に実行させるスキャン制御部と、
前記M枚の原稿のうちの少なくとも一部の原稿のスキャンの結果に基づいて、前記M枚の原稿が、最初にスキャンされたN枚の原稿(前記Nは1以上の整数)と、前記N枚の原稿の次にスキャンされた白紙の原稿と、を含むことを特定する特定部と、
第1の選択肢と第2の選択肢とを含む複数個の選択肢を示す選択画面を表示部に表示させる表示制御部であって、前記第1の選択肢は、前記N枚の原稿を表わすNページ分のスキャンデータを含む第1のファイルと、前記M枚の原稿のうち、前記白紙の原稿の後にスキャンされたL枚の原稿(前記Lは1以上の整数)を表わすLページ分のスキャンデータを含む第2のファイルと、のそれぞれを保存するための選択肢であり、前記第2の選択肢は、前記第1のファイルと前記第2のファイルとは異なる第3のファイルであって、前記Nページ分のスキャンデータと前記Lページ分のスキャンデータとを含む前記第3のファイルを保存するための選択肢である、前記表示制御部と、
前記選択画面においてユーザによって前記第1の選択肢が選択される場合に、前記第1のファイルと前記第2のファイルとのそれぞれを保存するための第1の処理を実行する第1の処理実行部と、
前記選択画面において前記ユーザによって前記第2の選択肢が選択される場合に、前記第3のファイルを保存するための第2の処理を実行する第2の処理実行部と、
を備える、制御装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記表示制御部は、前記M枚の原稿が前記N枚の原稿と前記白紙の原稿とを含むことが特定された後に、前記選択画面を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記M枚の原稿が前記N枚の原稿と前記白紙の原稿とを含むことが特定された後であって、前記M枚の原稿のスキャンが完了する前に、前記選択画面を前記表示部に表示させる、請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記選択画面は、さらに、前記白紙の原稿の直前にスキャンされた原稿を表わす第1の原稿画像と、前記白紙の原稿の直後にスキャンされた原稿を表わす第2の原稿画像と、の少なくとも一方を含む、請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
前記選択画面は、前記第1の原稿画像と前記第2の原稿画像との双方を含む、請求項4に記載の制御装置。
【請求項6】
前記選択画面は、さらに、前記第1の原稿画像と前記第2の原稿画像との間に配置される第3の原稿画像であって、前記白紙の原稿を表わす前記第3の原稿画像を含む、請求項5に記載の制御装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記M枚の原稿のスキャンが開始される前に、前記選択画面を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の制御装置。
【請求項8】
前記第2の選択肢は、前記Nページ分のスキャンデータと前記Lページ分のスキャンデータとを含むと共に前記白紙の原稿を表わすスキャンデータを含まない前記第3のファイルを保存するための選択肢である、請求項1に記載の制御装置。
【請求項9】
前記選択画面は、さらに、前記Nページ分のスキャンデータと前記Lページ分のスキャンデータとを含むと共に前記白紙の原稿を表わすスキャンデータを含む第4のファイルを保存するための第3の選択肢を含み、
前記制御装置は、さらに、
前記選択画面において前記ユーザによって前記第3の選択肢が選択される場合に、前記第4のファイルを保存するための第3の処理を実行する第3の処理実行部を備える、請求項8に記載の制御装置。
【請求項10】
前記第2の選択肢は、前記Nページ分のスキャンデータと前記Lページ分のスキャンデータとを含むと共に前記白紙の原稿を表わすスキャンデータを含む前記第3のファイルを保存するための選択肢である、請求項1に記載の制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、白紙の原稿を含むスキャンが実行される状況における技術に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、白紙除去機能を備えるスキャナが開示されている。この技術では、白紙の原稿を含む複数枚の原稿を表わす複数個のサムネイル画像を含むダイアログが表示される。当該ダイアログは、複数個のサムネイル画像に対応する複数個のチェックボックスを含む。ユーザは、各チェックボックスのオンオフを切り替え可能である。チェックボックスがオンされた各サムネイル画像に対応する各画像を含むファイルが保存される。
【0003】
また、特許文献2には、原稿をスキャンして得られる画像データの中に白紙のページを検出する場合に、当該白紙の位置でファイルを分割する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-208618号公報
特開2005-141425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本明細書では、ユーザの利便性を向上させるための技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書によって開示される制御装置は、M枚(前記Mは3以上の整数)の原稿のスキャンをスキャン実行部に実行させるスキャン制御部と、前記M枚の原稿のうちの少なくとも一部の原稿のスキャンの結果に基づいて、前記M枚の原稿が、最初にスキャンされたN枚の原稿(前記Nは1以上の整数)と、前記N枚の原稿の次にスキャンされた白紙の原稿と、を含むことを特定する特定部と、第1の選択肢と第2の選択肢とを含む複数個の選択肢を示す選択画面を表示部に表示させる表示制御部であって、前記第1の選択肢は、前記N枚の原稿を表わすNページ分のスキャンデータを含む第1のファイルと、前記M枚の原稿のうち、前記白紙の原稿の後にスキャンされたL枚の原稿(前記Lは1以上の整数)を表わすLページ分のスキャンデータを含む第2のファイルと、のそれぞれを保存するための選択肢であり、前記第2の選択肢は、前記第1のファイルと前記第2のファイルとは異なる第3のファイルであって、前記Nページ分のスキャンデータと前記Lページ分のスキャンデータとを含む前記第3のファイルを保存するための選択肢である、前記表示制御部と、前記選択画面においてユーザによって前記第1の選択肢が選択される場合に、前記第1のファイルと前記第2のファイルとのそれぞれを保存するための第1の処理を実行する第1の処理実行部と、前記選択画面において前記ユーザによって前記第2の選択肢が選択される場合に、前記第3のファイルを保存するための第2の処理を実行する第2の処理実行部と、を備えてもよい。
【0007】
上記の構成によると、制御装置は、選択画面においてユーザによって第1の選択肢が選択される場合に、Nページ分のスキャンデータを含む第1のファイルとLページ分のスキャンデータを含む第2のファイルとのそれぞれを保存するための処理を実行する。また、制御装置は、選択画面においてユーザによって第2の選択肢が選択される場合に、Nページ分のスキャンデータとLページ分のスキャンデータとを含む第3のファイルを保存するための処理を実行する。このように、ユーザは、選択画面において、第1のファイルと第2のファイルとのそれぞれを保存するのか、第3のファイルを保存するのか、を選択することができる。このために、ユーザの利便性が向上する。
【0008】
上記の制御装置のためのコンピュータプログラム、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記録媒体、及び、制御装置によって実行される方法も、新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
通信システムの構成図である。
第1実施例のシーケンス図である。
ケースA1のシーケンス図である。
ケースB1及びケースC1のシーケンス図である。
第2実施例のシーケンス図である。
第3実施例のシーケンス図である。
ケースA3のシーケンス図である。
ケースB3及びケースC3のシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、スキャナ10と端末100とを備える。スキャナ10及び端末100は、LAN4に接続されている。スキャナ10と端末100とは、LAN4を介して相互に通信可能である。LAN4は、無線LANであってもよいし、有線LANであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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