TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025108953
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002529
出願日
2024-01-11
発明の名称
蓄電装置、ロアケース及びロアケースの製造方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
50/242 20210101AFI20250716BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ロアケースの効率的な製造と、側壁に荷重が入力された際における底壁の破損の抑制と、の両立が可能な蓄電装置を提供すること。
【解決手段】蓄電装置1は、複数の蓄電セルと筐体とを備える。筐体は、ロアケース201とアッパーカバーとを有する。ロアケース201は、底壁210と、底壁から離間するにしたがって次第に外側に向かうように傾斜する周壁220と、底面リブ240と、側面リブ250と、を有する。周壁220は、互いに対向する一対の側壁222を有する。底面リブ240は、一対の側壁222同士が対向する対向方向に延びる形状を有する。側面リブ250は、各側壁222のうち底面リブ240を含む平面と交差する部位に沿って延びている。側面リブ250は、底壁210に向かうにしたがって次第に対向方向における外側に向かう形状を有する外側面250sを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の蓄電セルと、
前記複数の蓄電セルを収容する筐体と、を備え、
前記筐体は、
上方に開口するロアケースと、
前記複数の蓄電セルを覆うアッパーカバーと、を有し、
前記ロアケースは、
底壁と、
前記底壁から起立する周壁であって、前記底壁から離間するにしたがって次第に外側に向かうように傾斜する前記周壁と、
前記底壁に設けられた底面リブと、
前記周壁に設けられた側面リブと、を有し、
前記周壁は、互いに対向する一対の側壁を有し、
前記底面リブは、前記一対の側壁同士が対向する対向方向に延びる形状を有し、
前記側面リブは、各前記側壁のうち前記底面リブを含む平面と交差する部位に沿って延びており、
前記側面リブは、前記底壁に向かうにしたがって次第に前記対向方向における外側に向かう形状を有する外側面を有する、蓄電装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記ロアケースは、
各前記側壁の上端部から外向きに張り出すフランジと、
前記フランジに設けられており、前記フランジの厚みよりも大きな厚みを有する肉厚部と、をさらに有する、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記肉厚部は、前記側面リブから離間した位置に形成されている、請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記底壁は、
前記複数の蓄電セルを支持する支持面と、
前記支持面から下方に窪む凹部と、を有し、
前記底面リブは、
上下方向に前記支持面と重なる支持面重なり部と、
上下方向に前記凹部と重なる凹部重なり部と、を有し、
上下方向における前記凹部重なり部の長さは、上下方向における前記支持面重なり部の長さよりも小さく、かつ、上下方向及び前記対向方向の双方と直交する直交方向における前記凹部重なり部の長さは、前記直交方向における前記支持面重なり部の長さよりも大きい、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記支持面重なり部の下面は、前記凹部重なり部の下面と面一に形成されている、請求項4に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記側面リブは、前記底面リブとつながっている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項7】
前記底壁、前記周壁、前記底面リブ及び前記側面リブは、互いに同一材料からなり、かつ、連続的につながっている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項8】
前記筐体は、ダイカストケースである、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項9】
複数の蓄電セルの各々の少なくとも下部を収容し、上方に開口するロアケースであって、
底壁と、
前記底壁から起立する周壁であって、前記底壁から離間するにしたがって次第に外側に向かうように傾斜する前記周壁と、
前記底壁に設けられた底面リブと、
前記周壁に設けられた側面リブと、を有し、
前記周壁は、互いに対向する一対の側壁を有し、
前記底面リブは、前記一対の側壁同士が対向する対向方向に延びる形状を有し、
前記側面リブは、各前記側壁のうち前記底面リブを含む平面と交差する部位に沿って延びており、
前記側面リブは、前記底壁に向かうにしたがって次第に前記対向方向における外側に向かう形状を有する外側面を有する、ロアケース。
【請求項10】
請求項9に記載のロアケースの製造方法であって、
互いに接触及び離間することが可能で、かつ、互いに接触した状態において前記ロアケースに対応する空間を有する第1金型及び第2金型を準備する準備工程と、
前記第1金型と前記第2金型との間の前記空間に前記ロアケースを形成する材料を供給する供給工程と、を備え、
前記準備工程では、前記第2金型として、前記一対の側壁のうち前記側面リブ以外の部位を形成する側壁形成部を有するものを準備し、前記第1金型として、前記側面リブを形成する側面リブ形成部であって、前記側壁形成部に対してインローとなるように構成されており、かつ、当該側面リブ形成部の内側面が前記側面リブの前記外側面に対応しているものを準備する、ロアケースの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置、ロアケース及びロアケースの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2015-210895号公報には、複数の二次電池と、複数の二次電池を収容するアルミダイカスト製の筐体と、筐体の開口部を覆う蓋体と、を備える組電池モジュールが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-210895号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特開2015-210895号公報に記載される組電池モジュールのように筐体がアルミダイカスト法で製造される場合、型抜け性を踏まえ、筐体の側壁は、底壁から上方に向かうにしたがって次第に外側に開くように傾斜する形状に設計される。このため、組電池モジュールに対して側方から荷重が入力された場合、荷重の入力箇所が筐体の上端部となるため、その荷重により生じるモーメントに起因して底壁が破損する懸念がある。
【0005】
本開示の目的は、ロアケースの効率的な製造と、側壁に荷重が入力された際における底壁の破損の抑制と、の両立が可能な蓄電装置、ロアケース及びロアケースの製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一局面に従った蓄電装置は、複数の蓄電セルと、前記複数の蓄電セルを収容する筐体と、を備え、前記筐体は、上方に開口するロアケースと、前記複数の蓄電セルを覆うアッパーカバーと、を有し、前記ロアケースは、底壁と、前記底壁から起立する周壁であって、前記底壁から離間するにしたがって次第に外側に向かうように傾斜する前記周壁と、前記底壁に設けられた底面リブと、前記周壁に設けられた側面リブと、を有し、前記周壁は、互いに対向する一対の側壁を有し、前記底面リブは、前記一対の側壁同士が対向する対向方向に延びる形状を有し、前記側面リブは、各前記側壁のうち前記底面リブを含む平面と交差する部位に沿って延びており、前記側面リブは、前記底壁に向かうにしたがって次第に前記対向方向における外側に向かう形状を有する外側面を有する。
【0007】
本開示の一局面に従ったロアケースは、複数の蓄電セルの各々の少なくとも下部を収容し、上方に開口するロアケースであって、底壁と、前記底壁から起立する周壁であって、前記底壁から離間するにしたがって次第に外側に向かうように傾斜する前記周壁と、前記底壁に設けられた底面リブと、前記周壁に設けられた側面リブと、を有し、前記周壁は、互いに対向する一対の側壁を有し、前記底面リブは、前記一対の側壁同士が対向する対向方向に延びる形状を有し、前記側面リブは、各前記側壁のうち前記底面リブを含む平面と交差する部位に沿って延びており、前記側面リブは、前記底壁に向かうにしたがって次第に前記対向方向における外側に向かう形状を有する外側面を有する。
【0008】
本開示の一局面に従ったロアケースの製造方法は、前記ロアケースの製造方法であって、互いに接触及び離間することが可能で、かつ、互いに接触した状態において前記ロアケースに対応する空間を有する第1金型及び第2金型を準備する準備工程と、前記第1金型と前記第2金型との間の前記空間に前記ロアケースを形成する材料を供給する供給工程と、を備え、前記準備工程では、前記第2金型として、前記一対の側壁のうち前記側面リブ以外の部位を形成する側壁形成部を有するものを準備し、前記第1金型として、前記側面リブを形成する側面リブ形成部であって、前記側壁形成部に対してインローとなるように構成されており、かつ、当該側面リブ形成部の内側面が前記側面リブの前記外側面に対応しているものを準備する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、ロアケースの効率的な製造と、側壁に荷重が入力された際における底壁の破損の抑制と、の両立が可能な蓄電装置、ロアケース及びロアケースの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の一実施形態における蓄電装置のロアケースを上方から見た斜視図である。
ロアケースを下方から見た斜視図である。
ロアケースの平面図である。
ロアケースの底面図である。
図4におけるV-V線での断面図である。
図4におけるVI-VI線での断面図である。
図4におけるVII-VII線での断面図である。
図4におけるVIII-VIII線での断面図である。
ロアケースを製造する金型を概略的に示す断面図である。
ロアケースを製造する金型を概略的に示す断面図である。
比較例におけるロアケースの側壁に荷重が入力された場合を概略的に示す断面図である。
本実施形態におけるロアケースの側壁に荷重が入力された場合を概略的に示す断面図である。
ロアケースの変形例を上方から見た斜視図である。
ロアケースの変形例を下方から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
後付地震遮断機
3日前
個人
超精密位置決め機構
4日前
東レ株式会社
積層多孔質膜
7日前
株式会社潤工社
同軸ケーブル
1か月前
CKD株式会社
巻回装置
6日前
個人
マルチバンドコイルアンテナ
19日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
10日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
13日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社大阪ソーダ
複合固体電解質
13日前
矢崎総業株式会社
電線
14日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
11日前
日本化薬株式会社
電流遮断装置
4日前
ダイハツ工業株式会社
固定治具
13日前
オムロン株式会社
スイッチ装置
1か月前
株式会社ダイヘン
変圧器
25日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
6日前
ローム株式会社
チップ部品
17日前
個人
“hi-light surf.”
12日前
ローム株式会社
チップ部品
17日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
19日前
株式会社東芝
回路素子
5日前
TOWA株式会社
製造装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
19日前
東レエンジニアリング株式会社
実装装置
14日前
ローム株式会社
チップ部品
17日前
株式会社村田製作所
アンテナ装置
5日前
ローム株式会社
チップ部品
17日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
19日前
日新電機株式会社
ガス遮断器
1か月前
株式会社JVCケンウッド
放熱構造
18日前
三菱電機株式会社
半導体装置
6日前
三菱電機株式会社
半導体装置
13日前
三浦工業株式会社
発電ユニット
13日前
日本バイリーン株式会社
負極部材および電池
6日前
株式会社クボタ
作業機
13日前
続きを見る
他の特許を見る