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公開番号2025096069
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212559
出願日2023-12-15
発明の名称電子機器
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類B41J 29/38 20060101AFI20250619BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】タッチセンサを備えた表示部に複数の操作ボタンを表示する電子機器において、操作ボタンの配置レイアウトを容易に別の電子機器へコピーする。
【解決手段】印字ラベル作成装置1は、タッチセンサを備えたタッチパネル5Aと、CPU212と、を有し、タッチパネル5Aに、複数の操作ボタンを表示可能であり、CPU212は、タッチパネル5Aにおける複数の操作ボタンの配置に係わる第1レイアウト情報をバーコードにエンコードした、第1エンコード情報を取得し、取得された第1エンコード情報をデコードして、第1レイアウト情報を生成し、生成された第1レイアウト情報の表す配置に沿って、複数の操作ボタンをタッチパネル5Aに表示する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
タッチセンサを備えた表示部と、
制御部と、
を有し、
前記表示部に、複数の操作ボタンを表示可能な電子機器であって、
前記制御部は、
前記表示部における前記複数の操作ボタンの配置に係わる第１レイアウト情報をバーコードにエンコードした、第１エンコード情報を取得する情報取得処理と、
前記情報取得処理で取得された前記第１エンコード情報をデコードして、前記第１レイアウト情報を生成するデコード処理と、
前記デコード処理で生成された前記第１レイアウト情報の表す配置に沿って、前記複数の操作ボタンを前記表示部に表示する操作ボタン表示処理と、を実行する、電子機器。
続きを表示（約 810 文字）【請求項２】
前記制御部は、さらに、
前記表示部における前記複数の操作ボタンの配置を表す第２レイアウト情報をバーコードにエンコードして第２エンコード情報を生成する、エンコード処理と、
前記エンコード処理で生成された前記第２エンコード情報を出力する、情報出力処理と、
を実行する、請求項１記載の電子機器。
【請求項３】
前記制御部は、さらに、
前記デコード処理で生成された前記第１レイアウト情報に、前記表示部における前記複数の操作ボタンの配置に適合しない情報が含まれるか否かを判定する適合判定処理と、
前記適合判定処理で前記適合しない情報が含まれると判定した場合に、所定のエラー報知を行うエラー報知処理と、
を実行する、請求項１記載の電子機器。
【請求項４】
前記第１レイアウト情報は、
前記表示部における前記複数の操作ボタンそれぞれの座標情報、サイズ情報、識別コード、及び、表記される文字列情報、の少なくとも１つを含む、請求項１乃至請求項３のいずれか１項記載の電子機器。
【請求項５】
複数の前記識別コードと、前記電子機器における複数の動作類型と、を個別に対応付けた相関を記憶する記憶部をさらに有し、
前記制御部は、
前記操作ボタン表示処理で表示された前記操作ボタンが操作された場合、前記相関を参照して、当該操作ボタンの前記識別コードに対応する動作類型にて前記電子機器を動作させる、請求項４記載の電子機器。
【請求項６】
前記電子機器は、
ラベルを印刷する印刷部をさらに有するラベルプリンタであり、
前記制御部は、前記情報出力処理において、
前記印刷部により前記第２エンコード情報の画像を前記ラベルに印刷して出力する、請求項２記載の電子機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、表示部に複数の操作ボタンを表示可能な電子機器に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、例えば特許文献１には、電話帳データ等をＱＲコード（登録商標）化し、このＱＲコード（登録商標）をファクシミリの画像として送信するファクシミリ装置と、ファクシミリの画像として受信したＱＲコード（登録商標）の画像を、画像読取部が読み取り、読み取ったＱＲコード（登録商標）を電話帳データ等に復元するファクシミリ装置が開示されている。特許文献１の技術では、互いに遠隔地に設けられている２つのファクシミリ装置間において、電話帳データ等の装置内部のデータが送信される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００８－１０９５７９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
電子機器において、タッチセンサを備えた表示部に複数の操作ボタンを表示し、表示された操作ボタンが操作されると、対応する動作を自ら行う、若しくは、対応する操作信号を外部へ出力する構成が既に知られている。上記従来技術では、ファクシミリで用いるデータ、例えば電話帳に記録されている電話番号などのデータをＱＲコード（登録商標）を介してコピーすることはできるが、電話帳の操作ボタンの配置レイアウトはコピーできなかった。
【０００５】
本発明の目的は、タッチセンサを備えた表示部に複数の操作ボタンを表示する電子機器において、操作ボタンの配置レイアウトを容易に別の電子機器へコピーできるようにするための、新たな技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するために、本願発明は、タッチセンサを備えた表示部と、制御部と、を有し、前記表示部に、複数の操作ボタンを表示可能な電子機器であって、前記制御部は、前記表示部における前記複数の操作ボタンの配置に係わる第１レイアウト情報をバーコードにエンコードした、第１エンコード情報を取得する情報取得処理と、前記情報取得処理で取得された前記第１エンコード情報をデコードして、前記第１レイアウト情報を生成するデコード処理と、前記デコード処理で生成された前記第１レイアウト情報の表す配置に沿って、前記複数の操作ボタンを前記表示部に表示する操作ボタン表示処理と、を実行する。
【０００７】
本願発明の電子機器は、複数の操作ボタンを表示可能な表示部と、制御部と、を有し、他機の操作ボタンのレイアウトを表示することができる。そのために、制御部が、情報取得処理と、デコード処理と、操作ボタン表示処理と、を実行する。
情報取得処理では、第１エンコード情報が取得される。第１エンコード情報は、表示部における複数の操作ボタンの配置に係わる第１レイアウト情報をバーコードにエンコードした情報である。取得された第１エンコード情報がデコード処理においてデコードされることで、第１レイアウト情報が生成される。生成された第１レイアウト情報の表す配置に沿い、操作ボタン表示処理において、表示部に複数の操作ボタンが表示される。
本願発明によれば、他機の表示部における複数の操作ボタンのレイアウトを、バーコードへエンコードした情報として受け取ることで自機にて容易に表示することができる。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、タッチセンサを備えた表示部に複数の操作ボタンを表示する電子機器において、操作ボタンの配置レイアウトを容易に別の電子機器へコピーすることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の一実施形態の印字ラベル作成装置の外観を表す斜視図である。
印字ラベル作成装置の制御系を表す機能ブロック図である。
タッチパネルにおいて複数の操作ボタンが表示されている状態を表す説明図である。
操作ボタンと、対応する識別コード及び印字ラベル作成装置の動作類型との対応付けを表すテーブルである。
ＣＰＵが実行する制御手順を表すフローチャートである。
印刷された印字ラベルの一例を表す平面図である。
本発明の一実施形態の効果を表す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しつつ説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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