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公開番号2025095466
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211486
出願日2023-12-14
発明の名称車載通信システムおよび車両情報提供システム
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04L 61/50 20220101AFI20250619BHJP(電気通信技術)
要約【課題】権限の付与されていないアクセス元による接続やログインを防止することで、サービスの速度・質・リッチコンテンツと、不正アクセス等に対する安全性とを両立させる。
【解決手段】車両に搭載された車載通信システムは、情報処理部と、情報処理部と外部との間で通信するための第1の通信部と、を有する。情報処理部は、
第1の通信部を介して、車載通信システムのアドレスを変更するスケジュール情報を受信し、受信したスケジュール情報を第1の通信部と異なるプロトコルで通信する第2の通信部でクライアント装置に送信し、受信したスケジュール情報に従ってアドレスを変更する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載された車載通信システムであって、
情報処理部と、
前記情報処理部と外部との間で通信するための第1の通信部と、
前記情報処理部と外部との間で、前記第1の通信部と異なるプロトコルで通信するための第2の通信部と、を有し、
前記情報処理部は、
前記第1の通信部を介して、前記車載通信システムの通信用のアドレスを変更するスケジュール情報を受信し、
受信した前記スケジュール情報をクライアント装置に送信し、
受信した前記スケジュール情報に従って前記アドレスを変更し、
前記情報処理部は、受信した前記スケジュール情報を、前記第2の通信部を介して前記クライアント装置に送信する
ことを特徴とする車載通信システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車載通信システムであって、
前記情報処理部は、前記スケジュール情報の取得と、前記スケジュール情報の前記クライアント装置への送信とを定期的に行う
ことを特徴とする車載通信システム。
【請求項3】
請求項1に記載の車載通信システムであって、
前記情報処理部は、前記スケジュール情報の取得と、前記スケジュール情報の前記クライアント装置への送信とを、前記クライアント装置からの要求に応じて行う
ことを特徴とする車載通信システム。
【請求項4】
請求項1に記載の車載通信システムであって、
前記情報処理部は、前記車両の電源がオンにされると、前記スケジュール情報の残り期間が所定の期間以下であれば、前記スケジュール情報の取得をユーザに促す
ことを特徴とする車載通信システム。
【請求項5】
請求項1に記載の車載通信システムであって、
前記スケジュール情報には、前記アドレスを変更する時期と、変更後のアドレスとが含まれる
ことを特徴とする車載通信システム。
【請求項6】
請求項1に記載の車載通信システムであって、
前記第1の通信部は、TCP/IPを用いて通信を行い、前記アドレスはグローバルIPアドレスである
ことを特徴とする車載通信システム。
【請求項7】
請求項1に記載の車載通信システムであって、
前記情報処理部は、前記車両のセンサから取得した、前記車両が稼働状態になくとも変化し得る動的な車両情報を収集する
ことを特徴とする車載通信システム。
【請求項8】
請求項7に記載の車載通信システムであって、
カメラをさらに含み、前記情報処理部は前記カメラで撮影した画像データを収集する
ことを特徴とする車載通信システム。
【請求項9】
請求項1に記載の車載通信システムであって、
前記情報処理部は、前記クライアント装置からの要求に応じて、前記クライアント装置と異なる第2のクライアント装置に対して、前記情報処理部にアクセスするための、前記スケジュール情報を含むチケット情報を発行する
ことを特徴とする車載通信システム。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれかに記載の車載通信システムと、
クライアント装置と、を含み、
前記クライアント装置は、前記車載通信システムの前記情報処理部から受信した前記スケジュール情報に従ったアドレスを宛先として前記情報処理部にアクセスする
ことを特徴とする車両情報提供システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車等の車両に搭載された車載通信システムおよびそれを用いた車両情報提供システムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の車両の情報を車外に提供するシステムがある。例えば特許文献1には、バックアップ電源により電源が供給されている組込みサーバを備えた車両が記載されている。特許文献1によれば、組込みサーバによりシステムの状態データを蓄積し、蓄積されている状態データをシステム外からの要求に基づいて送信することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-220906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された車両の構成では、通信端末から組込みサーバにアクセスして蓄積された状態データを要求し、組込みサーバはその要求に応じて状態データを要求元へと送信する。その際に、アクセス元の機器等の情報やアクセスコードを予め組込みサーバに登録しておいて照合し、許可されたアクセスであることを判別した後に、状態データの出力を可能としている。しかしながらこの構成によれば、状態データへの不正アクセスは制限されるものの、組込みサーバへの接続を制限することが困難である。たとえばアクセスコード(URLやグローバルIPアドレス)が悪意のある第三者に知られた場合、特許文献1の組込みサーバは、悪意のある第三者からの攻撃の対象となる可能性がある。
【0005】
本発明は上記従来例に鑑みて成されたもので、より安全性を向上させた車載通信システムおよび車両情報提供システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、以下のような構成が提案される。本発明の一側面によれば、車両(101)に搭載された車載通信システム(200)であって、
情報処理部(201)と、
前記情報処理部と外部との間で通信するための第1の通信部(202)と、
前記情報処理部と外部との間で、前記第1の通信部と異なるプロトコルで通信するための第2の通信部と、を有し、
前記情報処理部(201)は、
前記第1の通信部(202)を介して、前記車載通信システム(200)の通信用のアドレスを変更するスケジュール情報を受信し、
受信した前記スケジュール情報をクライアント装置(102)に送信し、
受信した前記スケジュール情報に従って前記アドレスを変更し、
前記情報処理部(201)は、受信した前記スケジュール情報を、前記第2の通信部(204)を介して前記クライアント装置(102)に送信する
ことを特徴とする車載通信システムが提供される。
【0007】
また本発明の他の側面によれば、上記車載通信システム(200)と、
クライアント装置(102)と、を含み、
前記クライアント装置(102)は、前記車載通信システム(200)の前記情報処理部(201)から受信した前記スケジュール情報に従ったアドレスを宛先として前記情報処理装置(201)にアクセスする
ことを特徴とする車両情報提供システムが提供される。
【発明の効果】
【0008】
上記構成によれば、例えばサーバのIPアドレスが変わることで悪意のある第三者は標的とするサーバのIPアドレスがわからなくなる。また、クライアント装置へのスケジュール情報の送信をBTなどのP2P通信で行えば、車両のユーザはセキュアにIPのスケジュール情報を取得できる。そのため、権限の付与されていないアクセス元による接続やログインを防止することで、より安全性を向上させた車載通信システムおよび車両情報提供システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態の車両情報提供システムの構成の一例を示す図である。
実施形態の車載通信システムの構成の一例を示す図である。
実施形態の車載サーバの構成の一例を示す図である。
実施形態の車両情報提供システムによるオーナ登録の手順の一例を示すシーケンス図である。
実施形態の車両情報提供システムによる情報提供の手順の一例を示すシーケンス図である。
実施形態の車載通信システムの広域側ポートのIPアドレススケジュールを設定する手順の一例を示すシーケンス図である。
実施形態の車載通信システムの広域側ポートのIPアドレスを再取得する手順の一例を示すシーケンス図である。
実施形態の車載通信システムの広域側ポートのIPアドレススケジュールを変更する手順の一例を示すシーケンス図である。
実施形態の車両情報提供システムによるゲストアカウントの払い出し手順の一例を示すシーケンス図である。
実施形態の車両情報提供システムによる仮想ドライブチケットの払い出し手順の一例を示すシーケンス図である。
実施形態の車両情報提供システムによる仮想ドライブの表示画像の一例を示す図である。
実施形態の車両の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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