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公開番号
2025095418
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023211408
出願日
2023-12-14
発明の名称
部品吸着ノズルおよび部品搭載装置
出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
H05K
13/04 20060101AFI20250619BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】集塵用のフィルタの長寿命化と小型化を両立させることができる部品吸着ノズルおよびこれを備えた部品搭載装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ノズルが、吸引路61と、吸引路61の内径よりも大きい内径を有する第1凹部75と、第1凹部75の内壁75Wの端部から外側に広がって形成された円環状のフィルタ当接面76と、フィルタ当接面76に外縁部53Gを当接させた状態で第1凹部75を覆うフィルム状のフィルタ53と、厚み方向に貫通した貫通孔78を有し、フィルタ53の外縁部53Gをフィルタ当接面76に押し付けて固定するフィルタ固定部材77を備え、第1凹部75によってフィルタ53が吸引口側に撓むことができる第1空間75Kが形成されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
一端面と他端面を有し、前記一端面が部品に接触する接触面となっており、前記接触面に開口した吸引口から前記他端面に至る吸引路を有する部品吸着ノズルであって、
前記他端面から形成され、前記吸引路の内径よりも大きい内径を有する第1凹部と、
前記第1凹部の内壁の端部から外側に広がって形成された円環状のフィルタ当接面と、
前記フィルタ当接面に外縁部を当接させた状態で前記第1凹部を覆うフィルム状のフィルタと、
厚み方向に貫通した貫通孔を有し、前記フィルタの前記外縁部を前記フィルタ当接面に押し付けて固定するフィルタ固定部材と、を備え、
前記第1凹部によって前記フィルタが前記吸引口側に撓むことができる第1空間が形成されている、部品吸着ノズル。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記フィルタは、前記吸引路をブロー方向に流れるエアにより前記吸引口側に撓み変形する、請求項1に記載の部品吸着ノズル。
【請求項3】
前記フィルタ固定部材は、円環状のフィルタ押さえ面で前記フィルタの前記外縁部を前記フィルタ当接面に押し付けており、前記フィルタ当接面から内側に前記フィルタ側に開いた第2凹部が形成されており、前記第2凹部によって前記フィルタが前記吸引口とは反対側に撓むことができる第2空間が形成されている、請求項1に記載の部品吸着ノズル。
【請求項4】
一端面と他端面を有し、前記一端面が部品に接触する接触面となっており、前記接触面に開口した吸引口から前記他端面に至る吸引路を有するノズルシャフトと、前記ノズルシャフトを上下方向に移動自在に保持したシャフト保持部と、を備え、
前記ノズルシャフトは、
前記他端面から形成され、前記吸引路の内径よりも大きい内径を有する第1凹部と、
前記第1凹部の内壁の端部から外側に広がって形成された円環状のフィルタ当接面と、
前記フィルタ当接面に外縁部を当接させた状態で前記第1凹部を覆うフィルム状のフィルタと、
厚み方向に貫通した貫通孔を有し、前記フィルタの前記外縁部を前記フィルタ当接面に押し付けて固定するフィルタ固定部材と、を備え、
前記第1凹部によって前記フィルタが前記吸引口側に撓むことができる第1空間が形成されている、部品吸着ノズル。
【請求項5】
前記フィルタは、前記吸引路をブロー方向に流れるエアにより前記吸引口側に撓み変形する、請求項4に記載の部品吸着ノズル。
【請求項6】
前記フィルタ固定部材は、円環状のフィルタ押さえ面で前記フィルタの前記外縁部を前記フィルタ当接面に押し付けており、前記フィルタ当接面から内側に前記フィルタ側に開いた第2凹部が形成されており、前記第2凹部によって前記フィルタが前記吸引口とは反対側に撓むことができる第2空間が形成されている、請求項4に記載の部品吸着ノズル。
【請求項7】
請求項1~3のいずれかに記載の部品吸着ノズルを保持するノズルホルダを備え、前記ノズルホルダにより保持した前記部品吸着ノズルを使用して部品を基板に搭載する部品搭載装置。
【請求項8】
請求項4~6のいずれかに記載の部品吸着ノズルを保持するノズルホルダと、前記ノズルホルダにより保持した前記部品吸着ノズルの前記ノズルシャフトを下方へ付勢する緩衝部と、を備え、前記ノズルホルダに保持した前記部品吸着ノズルを使用して部品を基板に搭載する部品搭載装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、部品搭載装置の搭載ヘッドに取り付けられて部品を吸着する部品吸着ノズルおよびこの部品吸着ノズルを備えた部品搭載装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、部品供給部より供給される部品を搭載ヘッドにより吸着して基板に搭載する部品搭載装置が知られている。搭載ヘッドは昇降自在な昇降シャフトの下端にノズルホルダを介して部品吸着ノズル(以下、ノズルと称する)を備えており、ノズルの下端の吸引口に真空吸引力を発生させて部品を吸着するようになっている。
【0003】
このようなノズルを備えた部品搭載装置では、吸引口から空気を吸い込んだ際に一緒に吸い込んだ微小なごみや埃が吸引路から真空源に到達してしまうことは避けなければならず、このため吸引路中にはごみや埃を捕捉するためのフィルタが設置されている。このようなフィルタとしては、シート状のもの(例えば下記の特許文献1)や金属製のもの(例えば下記の特許文献2)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-170379号公報
特許第6914176号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来、フィルタは定期的に交換することを前提として設置されており、作業者によるフィルタの交換作業は必須であった。一般的に、集塵用のフィルタは表面積にほぼ比例して寿命が定まる。このため微小部品用のノズルであっても寿命を確保するためにフィルタは比較的大型のものが採用される傾向にあり、フィルタの小型化と寿命を両立させるのが難しいという問題点があった。
【0006】
そこで本発明は、集塵用のフィルタの長寿命化と小型化を両立させることができる部品吸着ノズルおよびこれを備えた部品搭載装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の部品吸着ノズルは、一端面と他端面を有し、前記一端面が部品に接触する接触面となっており、前記接触面に開口した吸引口から前記他端面に至る吸引路を有する部品吸着ノズルであって、前記他端面から形成され、前記吸引路の内径よりも大きい内径を有する第1凹部と、前記第1凹部の内壁の端部から外側に広がって形成された円環状のフィルタ当接面と、前記フィルタ当接面に外縁部を当接させた状態で前記第1凹部を覆うフィルム状のフィルタと、厚み方向に貫通した貫通孔を有し、前記フィルタの前記外縁部を前記フィルタ当接面に押し付けて固定するフィルタ固定部材と、を備え、前記第1凹部によって前記フィルタが前記吸引口側に撓むことができる第1空間が形成されている。
【0008】
もうひとつの本発明の部品吸着ノズルは、一端面と他端面を有し、前記一端面が部品に接触する接触面となっており、前記接触面に開口した吸引口から前記他端面に至る吸引路を有するノズルシャフトと、前記ノズルシャフトを上下方向に移動自在に保持したシャフト保持部と、を備え、前記ノズルシャフトは、前記他端面から形成され、前記吸引路の内径よりも大きい内径を有する第1凹部と、前記第1凹部の内壁の端部から外側に広がって形成された円環状のフィルタ当接面と、前記フィルタ当接面に外縁部を当接させた状態で前記第1凹部を覆うフィルム状のフィルタと、厚み方向に貫通した貫通孔を有し、前記フィルタの前記外縁部を前記フィルタ当接面に押し付けて固定するフィルタ固定部材と、を備え、前記第1凹部によって前記フィルタが前記吸引口側に撓むことができる第1空間が形成されている。
【0009】
本発明の部品搭載装置は、上記本発明の部品吸着ノズルを保持するノズルホルダを備え、前記ノズルホルダにより保持した前記部品吸着ノズルを使用して部品を基板に搭載する。
【0010】
もうひとつの本発明の部品搭載装置は、上記もうひとつの本発明の部品吸着ノズルを保持するノズルホルダと、前記ノズルホルダにより保持した前記部品吸着ノズルの前記ノズルシャフトを下方へ付勢する緩衝部と、を備え、前記ノズルホルダに保持した前記部品吸着ノズルを使用して部品を基板に搭載する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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