TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025093784
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023209658
出願日
2023-12-12
発明の名称
ゴム組成物の製造方法
出願人
株式会社ブリヂストン
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08J
3/20 20060101AFI20250617BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】良好な氷上グリップ性能を有するとともに、低転がり抵抗性に優れるゴム組成物を得ることが可能な、ゴム組成物の製造方法を提供する。
【解決手段】ゴム成分(A)、カーボンブラック(B)、加硫促進剤(C)及び発泡剤(D)を配合してなるゴム組成物の製造方法であって、前記ゴム成分(A)は、天然ゴムの割合が30質量%以上60質量%以下で、ブタジエンゴムの割合が30質量%以上65質量%以下であり、前記カーボンブラック(B)の配合量が、前記ゴム成分(A)100質量部に対して20質量部以上であり、前記加硫促進剤(C)の配合量が、前記ゴム成分(A)100質量部に対して1質量部以上4質量部以下であり、前記製造方法は、複数段階の混練工程を含み、第一段階の混練工程では、前記ゴム成分(A)、前記カーボンブラック(B)の一部又は全部、及び前記加硫促進剤(C)の一部を配合し、前記発泡剤(D)、及び前記加硫促進剤(C)の一部は、前記第一段階以外の段階の混練工程で配合する、ことを特徴とする、ゴム組成物の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ゴム成分(A)、カーボンブラック(B)、加硫促進剤(C)及び発泡剤(D)を配合してなるゴム組成物の製造方法であって、
前記ゴム成分(A)は、天然ゴムの割合が30質量%以上60質量%以下で、ブタジエンゴムの割合が30質量%以上65質量%以下であり、
前記カーボンブラック(B)の配合量が、前記ゴム成分(A)100質量部に対して20質量部以上であり、
前記加硫促進剤(C)の配合量が、前記ゴム成分(A)100質量部に対して1質量部以上4質量部以下であり、
前記製造方法は、複数段階の混練工程を含み、
第一段階の混練工程では、前記ゴム成分(A)、前記カーボンブラック(B)の一部又は全部、及び前記加硫促進剤(C)の一部を配合し、
前記発泡剤(D)、及び加硫促進剤(C)の一部は、前記第一段階以外の段階の混練工程で配合する、
ことを特徴とする、ゴム組成物の製造方法。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記ゴム組成物が、更にC
5
系樹脂を配合してなり、前記C
5
系樹脂の配合量が、前記ゴム成分(A)100質量部に対して5質量部以上18質量部以下である、請求項1に記載のゴム組成物の製造方法。
【請求項3】
前記C
5
系樹脂が、水添されたC
5
系樹脂である、請求項2に記載のゴム組成物の製造方法。
【請求項4】
前記発泡剤(D)の配合量が、前記ゴム成分(A)100質量部に対して5質量部以上12質量部以下である、請求項1~3のいずれかに記載のゴム組成物の製造方法。
【請求項5】
前記ゴム組成物が、更に軟化剤を配合してなり、前記軟化剤の配合量が、ゴム成分(A)100質量部に対して5質量部以上30質量部以下である、請求項1~3のいずれかに記載のゴム組成物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム組成物の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、スタッドレスタイヤ等の主として冬場に使用されるタイヤにおいては、氷雪路面上での制動性や駆動性(氷上性能)を向上させるために、特にタイヤのトレッド部について種々の検討がなされている。
【0003】
例えば、特許文献1には、天然ゴムと、ポリブタジエンゴムと、スチレン-ブタジエン共重合体ゴムとをそれぞれ所定の割合で含むゴム成分と、前記ゴム成分100質量部に対し、シリカを含む50~90質量部の充填剤とを含有し、全シリカ中の、ポリブタジエンゴム及びスチレン-ブタジエン共重合体ゴムを含む相(SB相)への分配率(Si分配率)が50質量%以上であるゴム組成物が開示され、かかるゴム組成物をタイヤのトレッド部材に適用することで、氷上性能が向上することが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2019/116701号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、近年、環境問題への関心の高まりに伴う世界的な二酸化炭素排出の規制の動きに関連して、自動車の低燃費化に関する要求が高まりつつある。このような要求に対応するため、タイヤには転がり抵抗の低減が求められている。
【0006】
しかしながら、上記特許文献1は、転がり抵抗については特に論じるところがなく、上記特許文献1に記載のゴム組成物は、氷上性能に加えて低転がり抵抗性を向上させるという点で、改良の余地があった。
【0007】
そこで、本発明は、良好な氷上グリップ性能を有するとともに、低転がり抵抗性に優れるゴム組成物を得ることが可能な、ゴム組成物の製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討したところ、ゴム成分を含む各材料の組成の適正化を図るとともに、ゴム組成物を混練する際の加硫促進剤等の投入タイミングの適正化を図ることにより、氷上グリップ性能と低転がり抵抗性とが向上することを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、上記課題を解決する本発明の要旨構成は、以下の通りである。
【0009】
[1] ゴム成分(A)、カーボンブラック(B)、加硫促進剤(C)及び発泡剤(D)を配合してなるゴム組成物の製造方法であって、
前記ゴム成分(A)は、天然ゴムの割合が30質量%以上60質量%以下で、ブタジエンゴムの割合が30質量%以上65質量%以下であり、
前記カーボンブラック(B)の配合量が、前記ゴム成分(A)100質量部に対して20質量部以上であり、
前記加硫促進剤(C)の配合量が、前記ゴム成分(A)100質量部に対して1質量部以上4質量部以下であり、
前記製造方法は、複数段階の混練工程を含み、
第一段階の混練工程では、前記ゴム成分(A)、前記カーボンブラック(B)の一部又は全部、及び前記加硫促進剤(C)の一部を配合し、
前記発泡剤(D)、及び加硫促進剤(C)の一部は、前記第一段階以外の段階の混練工程で配合する、
ことを特徴とする、ゴム組成物の製造方法。
かかる本発明のゴム組成物の製造方法によれば、良好な氷上グリップ性能を有するとともに、低転がり抵抗性に優れるゴム組成物を得ることが可能である。
【0010】
[2] 前記ゴム組成物が、更にC
5
系樹脂を配合してなり、前記C
5
系樹脂の配合量が、前記ゴム成分(A)100質量部に対して5質量部以上18質量部以下である、[1]に記載のゴム組成物の製造方法。
この場合、氷上グリップ性能の更なる向上効果が得られ、また、ゴム組成物の密着性を、作業性に問題ない範囲に抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東ソー株式会社
摺動部材
1か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
1か月前
ユニチカ株式会社
ビスマレイミド
27日前
愛知電機株式会社
加熱処理設備
11日前
アイカ工業株式会社
光硬化性樹脂組成物
24日前
富士フイルム株式会社
組成物
10日前
株式会社クラベ
耐摩耗性絶縁組成物及び電線
1か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリプロピレンフィルム
1か月前
東ソー株式会社
クロロプレンラテックス組成物
1か月前
東ソー株式会社
クロロプレンラテックス組成物
1か月前
東洋紡株式会社
熱収縮性ポリエステル系フィルム
1か月前
横浜ゴム株式会社
ゴム組成物およびタイヤ
1か月前
株式会社大阪ソーダ
圧電デバイス用ポリマー材料
1か月前
株式会社信日康
抗菌樹脂、抗菌繊維及びその加工物
6日前
株式会社カネカ
メタクリル樹脂組成物
11日前
信越ポリマー株式会社
アロイ樹脂組成物
26日前
株式会社ENEOS NUC
難燃性樹脂組成物
17日前
日本化薬株式会社
硬化性樹脂組成物およびその硬化物
11日前
ZACROS株式会社
樹脂組成物
13日前
DIC株式会社
樹脂組成物
18日前
UBE株式会社
エマルジョン組成物
4日前
横浜ゴム株式会社
ゴム組成物
26日前
UBE株式会社
エマルジョン組成物
4日前
栗田工業株式会社
解重合性共重合ポリマー
11日前
栗田工業株式会社
解重合性共重合ポリマー
11日前
栗田工業株式会社
解重合性共重合ポリマー
17日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ用ゴム組成物およびタイヤ
1か月前
京セラ株式会社
電磁波抑制材料
26日前
住友ベークライト株式会社
樹脂組成物および電子装置
1か月前
ハイモ株式会社
水溶性重合体分散液及びその安定な製造方法
1か月前
味の素株式会社
樹脂組成物
19日前
三井化学株式会社
オレフィン重合体の製造方法
1か月前
味の素株式会社
樹脂組成物
23日前
信越化学工業株式会社
シリコーン剥離剤組成物
3日前
三菱ケミカル株式会社
酸変性ポリエステル系樹脂及び積層体
1か月前
三菱ケミカル株式会社
ポリエステルの製造方法
1か月前
続きを見る
他の特許を見る