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公開番号
2025093313
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2024215264
出願日
2024-12-10
発明の名称
2つの回転機械を備える駆動装置
出願人
ヴァレオ、イーオートモーティブ、ジャーマニー、ゲーエムベーハー
,
VALEO EAUTOMOTIVE GERMANY GMBH
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60K
17/12 20060101AFI20250616BHJP(車両一般)
要約
【課題】トルク低下が実質的に軽減される駆動装置を提供する。
【解決手段】伝達要素4を回転駆動するように構成された駆動装置2であって、前記伝達要素4に接続する第1回転機械6であって、第1遷移速度を有する第1機械4と、前記伝達要素4に接続する第2回転機械8であって、前記第1遷移速度とは異なる第2遷移速度を有する第2機械8と、第1コマンドおよび第2コマンドのうちのコマンドを前記第1機械6および前記第2機械8に伝達するように構成された制御モジュール10であって、前記第1回転機械6に伝達される一方のコマンドから他方のコマンドへの移行が前記第1速度の関数であり、前記第2回転機械8に伝達される一方のコマンドから他方のコマンドへの移行が前記第2速度の関数である、制御モジュール10と、を備える駆動装置2を対象とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
伝達要素(4)を回転駆動するように構成された機械式駆動装置(2)であって、
‐前記伝達要素(4)に第1伝達比に応じて接続する第1回転機械(6)であって、第1の所定の遷移速度(Ω1)を有する第1回転機械(6)と、
‐前記伝達要素(4)に第2伝達比に応じて接続する第2回転機械(8)であって、前記第1遷移速度(Ω1)とは異なる第2の所定の遷移速度(Ω2)を有する第2回転機械(8)と、
‐第1コマンドおよび第2コマンドのうちの速度コマンドを前記第1機械(6)および前記第2機械(8)に伝達するように構成された制御モジュール(10)であって、前記第1回転機械(6)に伝達される一方のコマンドから他方のコマンドへの移行が前記第1遷移速度(Ω1)の関数であり、前記第2回転機械(8)に伝達される一方のコマンドから他方のコマンドへの移行が前記第2遷移速度(Ω2)の関数である、制御モジュール(10)と、
を備える駆動装置(2)。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記第1伝達比は、前記第2伝達比と異なる、
請求項1に記載の駆動装置(2)。
【請求項3】
前記第2伝達比は、前記第1伝達比と0.6未満の伝達係数との積の結果である、
請求項2に記載の駆動装置(2)。
【請求項4】
前記第1遷移速度(Ω1)は、前記第2遷移速度(Ω2)と0.6未満の速度係数との積の結果である、
請求項1~3のいずれか一項に記載の駆動装置(2)。
【請求項5】
前記第1コマンドはパルス幅変調信号であり、前記第2コマンドは全波信号である、
請求項1~4のいずれか一項に記載の駆動装置(2)。
【請求項6】
前記制御モジュール(10)は、前記第1回転機械(6)が前記第1遷移速度(Ω1)よりも低い速度で回転している場合に、前記第1コマンドを前記第1回転機械(6)に伝達するように構成されるとともに、前記第1回転機械(6)が前記第1遷移速度(Ω1)よりも高い速度で回転している場合に、前記第2コマンドを前記第1回転機械(6)に伝達するように構成される、
請求項5に記載の駆動装置(2)。
【請求項7】
前記制御モジュール(10)は、前記第2回転機械(8)が前記第2遷移速度(Ω2)よりも低い速度で回転している場合に、前記第2コマンドを前記第2回転機械(8)に伝達するように構成されるとともに、前記第2回転機械(8)が前記第2遷移速度(Ω2)よりも高い速度で回転している場合に、前記第2コマンドを前記第2回転機械(8)に伝達するように構成される、
請求項5または6に記載の駆動装置(2)。
【請求項8】
前記第1回転機械(6)および前記第2回転機械(8)は、電気モータである、
請求項1~7のいずれか一項に記載の駆動装置(2)。
【請求項9】
前記制御モジュール(10)は、前記第1回転機械(6)の位相および前記第2回転機械(8)の位相に接続するインバータである、
請求項8に記載の駆動装置(2)。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の駆動装置(2)を備える電気車両またはハイブリッド車両(1)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気車両の技術分野に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【0002】
より具体的には、本発明は、このような電気車両の車輪を駆動するための装置の技術分野に関する。
【背景技術】
【0003】
従来技術から、駆動装置を備える車両であって、第1回転機械が伝達軸を前記車両の車輪と一体的に回転駆動するように構成された車両が知られている。
【0004】
このような車両は、第1回転機に速度コマンドを伝達するように構成された制御モジュールをさらに備えている。これにより、所定の伝達比に対して回転機械の回転速度を制御することで、駆動装置の動作を最適化することができる。このようなコマンドは、例えばパルス幅変調信号または全波信号等の信号の形態をとる。同一の回転機械が、回転機械を回転させたい回転速度における関数として、複数の信号を介して制御され得る。
【0005】
このような回転機械は、遷移速度または遷移速度範囲と呼ばれる速度または速度範囲を有している。速度または速度範囲において、回転機械のコマンドが第1コマンドから第2コマンドに、換言すれば第1信号から第2信号に移行する。この遷移中に、「トルク低下」現象が観察されることがある。このトルク低下現象は、前記車両で使用可能な機械的トルクの顕著な減少に相当し、この予期せぬトルク低下を感知したドライバーの支障となり得る。この現象は、2つの回転機械を備える車両の場合でも同じである。
【0006】
本発明は、少なくとも2つのコマンドにより制御される駆動装置であって、このような装置の回転機械の遷移速度がどのようなものであってもトルク低下が実質的に軽減される駆動装置を提案することにより、従来技術の欠点の全部または一部を改善することを目的とする。
【発明の概要】
【0007】
より具体的には、本発明は、伝達要素を回転駆動するように構成された機械式駆動装置であって、
‐前記伝達要素に第1伝達比に応じて接続する第1回転機械であって、第1の所定の遷移速度を有する第1回転機械と、
‐前記伝達要素に第2伝達比に応じて接続する第2回転機械であって、前記第1遷移速度とは異なる第2の所定の遷移速度を有する第2回転機械と、
‐第1コマンドおよび第2コマンドのうちの速度コマンドを前記第1機械および前記第2機械に伝達するように構成された制御モジュールであって、前記第1回転機械に伝達される一方のコマンドから他方のコマンドへの移行が前記第1遷移速度の関数であり、前記第2回転機械に伝達される一方のコマンドから他方のコマンドへの移行が前記第2遷移速度の関数である、制御モジュールと、
を備える駆動装置に関する。
【0008】
このような特徴の組み合わせにより、別個の所定の遷移速度を有する2つの回転機械を設けられたこのような駆動装置は、第1回転機械により生成される機械的トルクおよび第2回転機械により生成される第2機械的トルクに起因して生じる機械的トルクにおける低下を平滑化することができる。具体的には、第1回転機械が一方のコマンドから他方のコマンドへ移行して第1回転機械にトルク低下が生じる場合であっても、第2回転機械にトルク低下は生じないため、結果として生じるトルクが平滑化される。「トルク低下」という用語は、一方のコマンドから他方のコマンドへの移行時に観察される最大40%までの機械的トルクにおけるあらゆる減少を意味すると理解される。同様に、第2回転機械が一方のコマンドから他方のコマンドへ移行して第2回転機械にトルク低下が生じる場合であっても、第1回転機械にトルク低下は生じないため、結果として生じるトルクは同じく平滑化される。「平滑化される」という用語は、トルク低下が顕著に軽減されることで、このような駆動装置を備える車両のユーザが感じるトルク低下による不快感を特に低減できることを意味すると理解される。このような駆動装置により、特に結果として生じるトルク低下を約30%軽減できることが実験的に確認されている。
【0009】
本発明の利点は、回転機械に重複性を持たせることにより、ロバスト性および安全性が向上することである。
【0010】
有利には、前記第1伝達比は、前記第2伝達比と異なる。このような構成において、2つの回転機械は、例えば、各機械が異なる回転速度で回転しつつ、同一のトルクを伝達することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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