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公開番号2025093124
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208670
出願日2023-12-11
発明の名称電気味覚提示装置
出願人株式会社UBeing
代理人SK弁理士法人,個人,個人
主分類A61N 1/36 20060101AFI20250616BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ユーザに対する味覚の提示効果の低減を抑制することが可能な電気味覚提示装置を提供する。
【解決手段】電気味覚提示装置は、人体の顎の第1部分に当接される細長形状の第1電極と、人体の顎の第2部分に当接される細長形状の第2電極と、第1電極と第2電極との間に電気信号を印加する電気信号発生部とを備える。または、電気味覚提示装置は、人体の顎の第1部分に当接される複数の第1電極と、人体の顎の第2部分に当接される複数の第2電極と、複数の第1電極と複数の第2電極との間に電気信号を印加する電気信号発生部とを備える。電気味覚提示装置は、第1電極および第2電極によって人体の味覚器官に電気信号を印加することで人体に電気味覚を提示する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
人体への電気刺激によって電気味覚を提示する電気味覚提示装置であって、
前記人体の顎の第1部分に当接される細長形状の第1電極と、
前記人体の顎の第2部分に当接される細長形状の第2電極と、
前記第1電極と前記第2電極との間に電気信号を印加する電気信号発生部と、
を備え、
前記第1電極および前記第2電極によって前記人体の味覚器官に前記電気信号を印加することで前記人体に電気味覚を提示する電気味覚提示装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
人体への電気刺激によって電気味覚を提示する電気味覚提示装置であって、
前記人体の顎の第1部分に当接される複数の第1電極と、
前記人体の顎の第2部分に当接される複数の第2電極と、
前記複数の第1電極と前記複数の第2電極との間に電気信号を印加する電気信号発生部と、
を備え、
前記複数の第1電極および前記複数の第2電極によって前記人体の味覚器官に前記電気信号を印加することで前記人体に電気味覚を提示する電気味覚提示装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の電気味覚提示装置であって、
前記電気信号発生部は、前記第1電極が陽極であって前記第2電極が陰極である陽極電気刺激状態または前記第1電極が陰極であって前記第2電極が陽極である陰極電気刺激状態を所定時間毎に切り替えて前記電気信号を印加する、
電気味覚提示装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の電気味覚提示装置であって、
前記電気信号発生部は、前記電気信号の大きさについて、第1値から第2値まで、第1所定間隔毎に第3値ずつ増大させる、
電気味覚提示装置。
【請求項5】
請求項4に記載の電気味覚提示装置であって、
前記電気信号発生部は、前記電気信号の大きさについて、前記第2値から第4値まで、前記第1所定間隔より長い第2所定間隔毎に第5値ずつ増大させる、
電気味覚提示装置。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載の電気味覚提示装置であって、
前記電気信号発生部は、前記人体の迷走神経が刺激されるように前記電気信号を印加する、
電気味覚提示装置。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の電気味覚提示装置であって、
前記電気信号発生部は、前記人体の嚥下関与筋が刺激されるように前記電気信号を印加する、
電気味覚提示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気味覚提示装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
健康被害の誘因の一つとして塩分や糖分の取りすぎが報告されている。一方で塩分量を抑えた減塩食が推奨されているが、一般的に食事に対する充足感を低下させている。
【0003】
食事に対する充足感を低下させる「薄味」とされる減塩食であっても満足できるような十分な味覚を提示する方法として、ユーザの口腔内の味覚器官に電気刺激を与えることにより味覚を電気的に提示する手法が開示されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、ユーザの頭部に電気信号を印加する電極を装着する味覚電気刺激装置が開示されている。また、特許文献2には、ユーザの指先に電極を設置し、導電性を有した箸やフォークなどの食器と食材を介して電気信号を印加する電気味覚提示装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-42991号公報
特開2021-45399号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示されている味覚電気刺激装置や、特許文献2に開示されている電気味覚提示装置においては、ユーザの口腔内の味覚器官に電気刺激を与える際、ユーザに痛みや違和感が生じるおそれ、ひいてはユーザに対する味覚の提示効果が低減するおそれがあるという問題があった。
【0007】
本発明の目的は、ユーザに対する味覚の提示効果の低減を抑制することが可能な電気味覚提示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、以下の構成の電気味覚提示装置が提供される。
[1]人体への電気刺激によって電気味覚を提示する電気味覚提示装置であって、前記人体の顎の第1部分に当接される細長形状の第1電極と、前記人体の顎の第2部分に当接される細長形状の第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に電気信号を印加する電気信号発生部と、を備え、前記第1電極および前記第2電極によって前記人体の味覚器官に前記電気信号を印加することで前記人体に電気味覚を提示する電気味覚提示装置。
[2]人体への電気刺激によって電気味覚を提示する電気味覚提示装置であって、前記人体の顎の第1部分に当接される複数の第1電極と、前記人体の顎の第2部分に当接される複数の第2電極と、前記複数の第1電極と前記複数の第2電極との間に電気信号を印加する電気信号発生部と、を備え、前記複数の第1電極および前記複数の第2電極によって前記人体の味覚器官に前記電気信号を印加することで前記人体に電気味覚を提示する電気味覚提示装置。
【0009】
本発明によれば、電気信号を印加するために人体の顎の第1部分に当接される第1電極と、人体の顎の第2部分に当接される第2電極との形状を細長形状とすることにより、ユーザの口腔内の味覚器官に電気刺激を与える際、顎に対する電気信号の印加範囲を分散してユーザに痛みや違和感が生じるおそれを抑制し、ひいてはユーザに対する味覚の提示効果の低減を抑制することができる。また、本発明によれば、電気信号を印加するために人体の顎の第1部分に当接される第1電極を複数に分けるとともに、人体の顎の第2部分に当接される第2電極を複数に分けることにより、ユーザの口腔内の味覚器官に電気刺激を与える際、顎に対する電気信号の印加範囲を分散してユーザに痛みや違和感が生じるおそれを抑制し、ひいてはユーザに対する味覚の提示効果の低減を抑制することができる。
【0010】
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
[3][1]または[2]に記載の電気味覚提示装置であって、前記電気信号発生部は、前記第1電極が陽極であって前記第2電極が陰極である陽極電気刺激状態または前記第1電極が陰極であって前記第2電極が陽極である陰極電気刺激状態を所定時間毎に切り替えて前記電気信号を印加する、電気味覚提示装置。
[4][1]~[3]の何れかに記載の電気味覚提示装置であって、前記電気信号発生部は、前記電気信号の大きさについて、第1値から第2値まで、第1所定間隔毎に第3値ずつ増大させる、電気味覚提示装置。
[5][4]に記載の電気味覚提示装置であって、前記電気信号発生部は、前記電気信号の大きさについて、前記第2値から第4値まで、前記第1所定間隔より長い第2所定間隔毎に第5値ずつ増大させる、電気味覚提示装置。
[6][1]~[5]の何れかに記載の電気味覚提示装置であって、前記電気信号発生部は、前記人体の迷走神経が刺激されるように前記電気信号を印加する、電気味覚提示装置。
[7][1]~[5]の何れかに記載の電気味覚提示装置であって、前記電気信号発生部は、前記人体の嚥下関与筋が刺激されるように前記電気信号を印加する、電気味覚提示装置。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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