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公開番号2025092787
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2025062919,2021096443
出願日2025-04-07,2021-06-09
発明の名称夾雑物除去スクリーン装置
出願人アクアインテック株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E02B 5/08 20060101AFI20250612BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】効率的に夾雑物を移送できる夾雑物除去スクリーン装置を提供する。
【解決手段】生汚泥用夾雑物除去スクリーン装置6は、厚さ方向に距離をあけて配置され、夾雑物Xの移送方向に複数の第1段部611が設けられ上方および下方に繰り返し移動する複数の第1稼働スクリーン部材61と、第1稼働スクリーン部材61どうしの間に配置され、夾雑物Xの移送方向に複数の第2段部621が設けられ上方および下方に繰り返し移動する複数の第2稼働スクリーン部材62と、複数の第1稼働スクリーン部材61が固定された第1フレーム651と複数の第2稼働スクリーン部材62が固定された第2フレーム652とを有する駆動機構65を備え、駆動機構65は、第1フレーム651および第2フレーム652を移動させることで、第1稼働スクリーン部材61と第2稼働スクリーン部材62とを異なるタイミングで上方および下方に向かって移動させるものである。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
汚水に含まれる夾雑物を上方に向けて移送する夾雑物除去スクリーン装置において、
厚さ方向に距離をあけて配置され、夾雑物の移送方向に複数の段部が設けられ上方および下方に繰り返し移動する複数の第1稼働スクリーン部材と、
前記第1稼働スクリーン部材どうしの間に配置され、夾雑物の移送方向に複数の段部が設けられ上方および下方に繰り返し移動する複数の第2稼働スクリーン部材と、
複数の前記第1稼働スクリーン部材が固定された第1フレームと、複数の前記第2稼働スクリーン部材が固定された第2フレームとを有する駆動機構とを備え、
前記駆動機構は、前記第1フレームおよび該第2フレームを移動させることで、前記第1稼働スクリーン部材と前記第2稼働スクリーン部材とを異なるタイミングで上方および下方に向かって移動させるものであることを特徴とする夾雑物除去スクリーン装置。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記駆動機構は、前記第1稼働スクリーン部材および前記第2稼働スクリーン部材それぞれを上方および下方に移動させる共通のアクチュエータを備えていることを特徴とする請求項1に記載の夾雑物除去スクリーン装置。
【請求項3】
前記第1稼働スクリーン部材と前記第2稼働スクリーン部材は、交互に配置されたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の夾雑物除去スクリーン装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、汚水に含まれる夾雑物を上方に向けて移送する夾雑物除去スクリーン装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
下水処理システムでは、一般的に、沈砂池、最初沈殿池、反応タンクおよび最終沈殿池の記載順に、下水からなる汚水が流れて浄化されていく。この中で、例えば、最初沈殿池では、池底部に沈殿した汚泥を含んだ汚水(生汚泥)が、汚泥ポンプ等によって最初沈殿池の外部に移送され、濃縮、脱水されたのち焼却される。ここで、生汚泥には、し渣等の夾雑物が含まれているため、一般的に、濃縮、脱水される前に、生汚泥用夾雑物除去スクリーン装置によって生汚泥から夾雑物が除去される。また、最初沈殿池の水面付近に浮いている夾雑物のスカムを含んだ汚水(スカム水)は、スカムピットに集められ、その後、スカムピットからスカムポンプによって最初沈殿池の外部に移送される。最初沈殿地の外部に移送されたスカム水は、スカム用夾雑物除去スクリーン装置によってスカムが除去されたのち下水処理場内に返水される。これらの夾雑物除去スクリーン装置は、最初沈殿池から生汚泥やスカム水を受け入れた水槽に配置される(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
【0003】
特許文献1および特許文献2に記載された夾雑物除去スクリーン装置は、複数の固定スクリーン部材と、これら複数の固定スクリーン部材の間に配置された稼働スクリーン部材とを備えている。固定スクリーン部材は、斜め上方に向かってそれぞれ延在し、最上部が水槽の水面から突出している。また、固定スクリーン部材は、複数の固定段部が延在方向に並んで設けられた階段状をしている。稼働スクリーン部材も、斜め上方に向かって延在し、複数の稼働段部が延在方向に並んで設けられた階段状をしている。稼働スクリーン部材は、固定スクリーン部材に対して上方および下方に繰り返し移動することによって固定スクリーン部材の最上部に向けて夾雑物を移送するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-114574号公報
特開2015-017462号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1および特許文献2に記載された夾雑物除去スクリーン装置は、稼働スクリーン部材が上方および下方に1サイクル移動することで、固定スクリーン部材の固定段部の1段上に夾雑物を移送するものである。このため、固定スクリーン部材の最上部まで夾雑物を移送するためには、稼働スクリーン部材を多数サイクル移動させる必要がある。しかしながら、近年ではさらに効率的に夾雑物を移送できる夾雑物除去スクリーン装置が求められている。
【0006】
本発明は上記事情に鑑み、効率的に夾雑物を移送できる夾雑物除去スクリーン装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する本発明の夾雑物除去スクリーン装置は、汚水に含まれる夾雑物を上方に向けて移送する夾雑物除去スクリーン装置において、
厚さ方向に距離をあけて配置され、夾雑物の移送方向に複数の段部が設けられ上方および下方に繰り返し移動する複数の第1稼働スクリーン部材と、
前記第1稼働スクリーン部材どうしの間に配置され、夾雑物の移送方向に複数の段部が設けられ上方および下方に繰り返し移動する複数の第2稼働スクリーン部材と
複数の前記第1稼働スクリーン部材が固定された第1フレームと、複数の前記第2稼働スクリーン部材が固定された第2フレームとを有する駆動機構とを備え、
前記駆動機構は、前記第1フレームおよび該第2フレームを移動させることで、前記第1稼働スクリーン部材と前記第2稼働スクリーン部材とを異なるタイミングで上方および下方に向かって移動させるものであることを特徴としてもよい。
【0008】
また、本発明の夾雑物除去スクリーン装置において、前記駆動機構は、前記第1稼働スクリーン部材および前記第2稼働スクリーン部材それぞれを上方および下方に移動させる共通のアクチュエータを備えた態様であってもよい。
【0009】
さらに、本発明の夾雑物除去スクリーン装置において、前記第1稼働スクリーン部材と前記第2稼働スクリーン部材は、交互に配置されたものであってもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、効率的に夾雑物を移送できる夾雑物除去スクリーン装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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