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公開番号2025092284
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023208071
出願日2023-12-08
発明の名称AI利用フォークリフトなどの車両において高速起動する機器システム、及び、車両
出願人株式会社パル技研
代理人個人
主分類B60R 16/02 20060101AFI20250612BHJP(車両一般)
要約【課題】本起動より短い時間で作動状態となる待機起動でシステムの「高速起動」等を実現する。
【解決手段】フォークリフトなどの車両10に設けられる機器システム1は、車両10からのアクセサリ連動信号に応じて起動して作動状態となり、起動には、アクセサリ連動信号がONになってから第1時間T1が経過した後に作動状態となる本起動K1と、作動状態→待機状態となった後にアクセサリ連動信号がONになってからより短い第2時間T2が経過した後に作動状態となる待機起動K2がある。又、待機状態となってから第3時間T3が経過して待機状態→休止状態となった後には本起動K1によって作動状態となったり、設定した危険エリアR1とより遠い検知エリアR2ごとに画像G内の人Hの存在を判定する判定部2等を有しても良い。機器システム1が設けられた車両10の進行方向やその速度を判定したり、それらに連動して各エリアR1、R2を変更しても良い。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に設けられる機器システムであって、
当該機器システムは、前記車両におけるアクセサリスイッチのON/OFFに連動してON/OFFとなるアクセサリ連動信号に応じて起動して、作動状態となり、
前記アクセサリ連動信号に応じた起動には、
前記アクセサリ連動信号がONになってから、所定の第1時間が経過した後に、当該機器システムが作動状態となる、本起動と、
前記作動状態において、前記アクセサリ連動信号がOFFになることで当該機器システムが待機状態となった際に、前記アクセサリ連動信号がONになってから、前記第1時間より短い所定の第2時間が経過した後に、当該機器システムが作動状態となる、待機起動の少なくとも2種類があることを特徴とする機器システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
当該機器システムは、前記待機状態となってからアクセサリ連動信号がONにならずに所定の第3時間が経過した後には、前記待機状態が解除されて、休止状態となり、
前記休止状態となった際に、前記アクセサリ連動信号がONになった場合は、前記本起動によって当該機器システムが作動状態となることを特徴とする請求項1に記載の機器システム。
【請求項3】
当該機器システムは、カメラにて撮像した画像内における人の存在を判定する判定部を有し、
前記判定部では、当該機器システムに最も近接した危険エリアと、当該機器システムに前記危険エリアの次に近接した検知エリアが、少なくとも設定されていて、
前記判定部は、前記画像内における人を認識し、
前記判定部は、前記認識された人が前記危険エリア内に存在するか否かと、前記認識された人が前記検知エリア内に存在するか否かを、それぞれ判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の機器システム。
【請求項4】
前記認識された人が前記危険エリア内及び/又は前記検知エリア内に存在すると前記判定部が判定したことを当該機器システム外へ報知する報知部と、前記画像そのもの及び/又は前記画像を含む動画を保存する保存部と、当該機器システム外と通信する通信部のうち、少なくとも1つを有していることを特徴とする請求項3に記載の機器システム。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の機器システムが設けられた車両であって、
当該車両は、前記アクセサリ連動信号を前記機器システムへ出力することを特徴とする車両。
【請求項6】
請求項3に記載の機器システムが設けられた車両であって、
当該車両は、前記アクセサリ連動信号を前記機器システムへ出力し、前記画像を撮像するカメラを有し、
前記判定部は、少なくとも前記画像に基づいて、当該車両における進行方向を判定することを特徴とする車両。
【請求項7】
当該車両は、フォークリフトであり、
前記進行方向には、当該車両における旋回方向も含まれ、
前記判定部は、前記進行方向の速度も判定することを特徴とする請求項6に記載の車両。
【請求項8】
前記判定部は、少なくとも前記進行方向に連動して、前記危険エリア及び/又は前記検知エリアを変更することを特徴とする請求項6に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両において高速起動する機器システム、及び、この機器システムが設けられたAI利用フォークリフトなどの車両に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、フォークリフトなどの車両に設けられる物体検出装置が知られている(特許文献1参照)。
この物体検出装置は、逐次撮影された複数の画像データを基準画像データと比較する画像処理により前記画像データ中の物体を検出する物体検出手段と、前記画像データ中の物体の検出数を計数する計数手段と、撮影時刻の異なる前回と今回の2枚の画像データ間で物体の検出数を比較し、検出数が異なるときは検出物体に移動物体が含まれると判定する判定手段とを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-182027号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、特許文献1に記載された物体検出装置を設けたフォークリフトなどの車両においては、その段落0034や0068、図4などに示されたように、当該車両を降車して用を済ませる(例えば、降車して作業する)場合があり、降車作業時には、誤作動等による事故などを防ぐため、当該フォークリフトなどのアクセサリスイッチや、エンジン等の駆動源などを停止(OFF)させる必要があるところ、フォークリフトなどを降車して作業することは、一日に数十回~数百回もある。
従って、一日に数十回~数百回もの降車作業を行う毎に、当該フォークリフトなどのアクセサリスイッチ等をOFFし、その後再び当該フォークリフトなどに乗車して作業を行う毎に、そのアクセサリスイッチ等をONして、当該物体検出装置を起動させることとなる。
しかしながら、降車作業を行う毎に当該フォークリフトなどのアクセサリスイッチ等をOFFしていたため、当該物体検出装置が再び使用可能な状態となるまで、毎回数秒~数十秒の時間がかかり、その間、作業者は作業を止めて待つ必要があるため、多大な作業ロスが発生し、作業効率の低下を招く問題があった。
このような問題は、降車して短時間(例えば、数分~十数分など)の休憩をとる場合も同様である。
【0005】
本発明は、このような点に鑑み、本起動より短い時間で作動状態となる待機起動によって、「高速起動」等を実現する機器システム、及び、フォークリフトなどの車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る機器システム1は、車両に設けられる機器システムであって、当該機器システムは、前記車両におけるアクセサリスイッチのON/OFFに連動してON/OFFとなるアクセサリ連動信号に応じて起動して、作動状態となり、前記アクセサリ連動信号に応じた起動には、前記アクセサリ連動信号がONになってから、所定の第1時間が経過した後に、当該機器システムが作動状態となる、本起動と、前記作動状態において、前記アクセサリ連動信号がOFFになることで当該機器システムが待機状態となった際に、前記アクセサリ連動信号がONになってから、前記第1時間より短い所定の第2時間が経過した後に、当該機器システムが作動状態となる、待機起動の少なくとも2種類があることを第1の特徴とする。
【0007】
本発明に係る機器システム1の第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、当該機器システムは、前記待機状態となってからアクセサリ連動信号がONにならずに所定の第3時間が経過した後には、前記待機状態が解除されて、休止状態となり、前記休止状態となった際に、前記アクセサリ連動信号がONになった場合は、前記本起動によって当該機器システムが作動状態となる点にある。
【0008】
本発明に係る機器システム1の第3の特徴は、上記第1又は2の特徴に加えて、当該機器システムは、カメラにて撮像した画像内における人の存在を判定する判定部を有し、前記判定部では、当該機器システムに最も近接した危険エリアと、当該機器システムに前記危険エリアの次に近接した検知エリアが、少なくとも設定されていて、前記判定部は、前記画像内における人を認識し、前記判定部は、前記認識された人が前記危険エリア内に存在するか否かと、前記認識された人が前記検知エリア内に存在するか否かを、それぞれ判定する点にある。
【0009】
本発明に係る機器システム1の第4の特徴は、上記第3の特徴に加えて、前記認識された人が前記危険エリア内及び/又は前記検知エリア内に存在すると前記判定部が判定したことを当該機器システム外へ報知する報知部と、前記画像そのもの及び/又は前記画像を含む動画を保存する保存部と、当該機器システム外と通信する通信部のうち、少なくとも1つを有している点にある。
【0010】
これらの特徴により、アクセサリ連動信号ACCに応じた起動には、アクセサリ連動信号ACCがONになってから第1時間T1が経過した後に作動状態となる本起動K1と、作動状態→待機状態となった後にアクセサリ連動信号ACCがONになってからより短い第2時間T2が経過した後に作動状態となる待機起動K2があることで、特許文献1とは異なり、降車作業を行ったり、降車して短時間の休憩をとる毎に、フォークリフト10Aなどの車両10のアクセサリスイッチ等をOFFして待機状態になっても、機器システム1が作動状態となるまで、より短い第2時間T2で済む「高速起動」が実現し、一日に数十回~数百回もの降車作業を行ったり、短時間の休憩をとっても、作業を止めて待つ時間が短くなり、作業ロスが低減し、作業効率の向上が図れる。
尚、機器システム1は、本起動に比べて短い時間で起動する待機起動ができるため、「高速起動する機器システム」であるとも言える。
(【0011】以降は省略されています)

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