TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025092282
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023208065
出願日
2023-12-08
発明の名称
演算装置、工作機械、演算方法及びコンピュータプログラム
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B23Q
15/18 20060101AFI20250612BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】駆動部の位置に応じて、支持部の熱変位を演算することができる演算装置等を提供する。
【解決手段】演算装置は、支持部に支持してある移動可能な駆動部の位置を計測する位置計測部と、前記位置計測部にて計測した前記駆動部の位置における前記駆動部から前記支持部への伝熱量を演算する伝熱量演算部と、前記伝熱量演算部にて演算した伝熱量に基づいて、前記支持部の温度を演算する第一温度演算部と、前記第一温度演算部にて演算した温度に基づいて、前記支持部の熱変位を演算する第一熱変位演算部とを備え、前記位置計測部は経時的に前記駆動部の位置を計測し、前記位置計測部が前記駆動部の位置の計測に応じて、前記伝熱量演算部は前記伝熱量を演算し、前記第一温度演算部は前記支持部の温度を演算し、前記第一熱変位演算部は前記支持部の熱変位を演算する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
支持部に支持してある移動可能な駆動部の位置を計測する位置計測部と、
前記位置計測部にて計測した前記駆動部の位置における前記駆動部から前記支持部への伝熱量を演算する伝熱量演算部と、
前記伝熱量演算部にて演算した伝熱量に基づいて、前記支持部の温度を演算する第一温度演算部と、
前記第一温度演算部にて演算した温度に基づいて、前記支持部の熱変位を演算する第一熱変位演算部と
を備え、
前記位置計測部は経時的に前記駆動部の位置を計測し、
前記位置計測部が前記駆動部の位置の計測に応じて、前記伝熱量演算部は前記伝熱量を演算し、前記第一温度演算部は前記支持部の温度を演算し、前記第一熱変位演算部は前記支持部の熱変位を演算する
演算装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記駆動部の発熱量を演算する発熱量演算部と、
前記発熱量演算部にて演算した発熱量及び前記伝熱量演算部にて演算した伝熱量に基づいて、前記駆動部の温度を演算する第二温度演算部と、
前記第二温度演算部にて演算した温度に基づいて、前記駆動部の熱変位を演算する第二熱変位演算部と
を備え、
前記位置計測部が前記駆動部の位置の計測に応じて、前記発熱量演算部は前記発熱量を演算し、前記伝熱量演算部は前記伝熱量を演算し、前記第二温度演算部は前記駆動部の温度を演算し、前記第二熱変位演算部は前記駆動部の熱変位を演算する
請求項1に記載の演算装置。
【請求項3】
前記位置計測部が前記駆動部の位置の計測に応じて、前記第一熱変位演算部にて演算した前記支持部の熱変位に基づく前記駆動部の変位と、前記第二熱変位演算部にて演算した前記駆動部の熱変位とを合算する合算部を備える
請求項2に記載の演算装置。
【請求項4】
前記支持部は軌道を有し、
前記駆動部は前記軌道を摺動可能な複数の摺動子を有し、
前記位置計測部は各摺動子の位置を経時的に計測し、
前記位置計測部が各摺動子の位置計測に応じて、前記伝熱量演算部は各摺動子から前記軌道への伝熱量を演算し、前記第一温度演算部は前記軌道の温度を演算し、前記第一熱変位演算部は前記軌道の熱変位を演算する
請求項1から3のいずれか一つに記載の演算装置。
【請求項5】
前記第一温度演算部は、前記伝熱量演算部にて演算した伝熱量を境界条件に含めた有限要素法によって、前記支持部の温度を演算し、
前記第一熱変位演算部は、前記第一温度演算部にて演算した温度を境界条件に含めた有限要素法によって、前記支持部の熱変位を演算する
請求項1から3のいずれか一つに記載の演算装置。
【請求項6】
前記第二温度演算部は、前記発熱量演算部にて演算した発熱量及び前記伝熱量演算部にて演算した伝熱量を境界条件に含めた有限要素法によって、前記駆動部の温度を演算し、
前記第二熱変位演算部は、前記第二温度演算部にて演算した温度を境界条件に含めた有限要素法によって、前記駆動部の熱変位を演算する
請求項2又は3に記載の演算装置。
【請求項7】
立柱と、
前記立柱に移動可能に支持してあり、主軸を支持する主軸ヘッドと、
前記支持部は前記立柱であり、前記駆動部は前記主軸ヘッドである請求項1から3のいずれか一つに記載の演算装置と
を備える工作機械。
【請求項8】
立柱と、
前記立柱に移動可能に支持してあり、主軸を支持する主軸ヘッドと、
前記支持部は前記立柱であり、前記駆動部は前記主軸ヘッドである請求項2に記載の演算装置と
を備え、
前記発熱量演算部は、前記主軸の回転速度と前記主軸ヘッドの発熱量との関係を示す予め定めた情報に基づいて、前記主軸ヘッドの発熱量を演算する
工作機械。
【請求項9】
支持部に支持してある移動可能な駆動部の位置を計測し、
計測した前記駆動部の位置における前記駆動部から前記支持部への伝熱量を演算し、
演算した伝熱量に基づいて、前記支持部の温度を演算し、
演算した前記支持部の温度に基づいて、前記支持部の熱変位を演算し、
経時的に前記駆動部の位置を計測し、
前記駆動部の位置の計測に応じて、前記伝熱量を演算し、前記支持部の温度を演算し、前記支持部の熱変位を演算する
演算方法。
【請求項10】
演算装置にて実行可能なコンピュータプログラムにおいて、
前記演算装置に、
支持部に支持してある移動可能な駆動部の位置を計測し、
計測した前記駆動部の位置における前記駆動部から前記支持部への伝熱量を演算し、
演算した伝熱量に基づいて、前記支持部の温度を演算し、
演算した前記支持部の温度に基づいて、前記支持部の熱変位を演算し、
経時的に前記駆動部の位置を計測し、
前記駆動部の位置の計測に応じて、前記伝熱量を演算し、前記支持部の温度を演算し、前記支持部の熱変位を演算する
処理を実行させるコンピュータプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本技術は、駆動部を支持する支持部の熱変位を演算する演算装置、工作機械、演算方法及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
制御装置(演算装置)と、主軸モータを収納するサドル(駆動部)と、サドルを上下移動可能に支持するコラム(支持部)とを備える工作機械がある。制御装置は、コラムの熱変位量を有限要素法によって演算し、演算した熱変位量に基づき、主軸モータに設けた主軸の先端位置を補正する(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5811102号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
主軸モータで発生した熱はサドルからコラムに伝導する。制御装置はサドルの上下位置を変更する。故にサドルからコラムに熱が伝導する位置は変わる。従来の制御装置はサドルの位置に関係なくコラムの熱変位量を演算していたので、正確な熱変位量を演算することができなかった。
【0005】
本開示は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、駆動部の位置に応じて、支持部の熱変位を演算することができる演算装置、工作機械、演算方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る演算装置は、支持部に支持してある移動可能な駆動部の位置を計測する位置計測部と、前記位置計測部にて計測した前記駆動部の位置における前記駆動部から前記支持部への伝熱量を演算する伝熱量演算部と、前記伝熱量演算部にて演算した伝熱量に基づいて、前記支持部の温度を演算する第一温度演算部と、前記第一温度演算部にて演算した温度に基づいて、前記支持部の熱変位を演算する第一熱変位演算部とを備え、前記位置計測部は経時的に前記駆動部の位置を計測し、前記位置計測部が前記駆動部の位置の計測に応じて、前記伝熱量演算部は前記伝熱量を演算し、前記第一温度演算部は前記支持部の温度を演算し、前記第一熱変位演算部は前記支持部の熱変位を演算する。
【0007】
本開示においては、駆動部の位置を計測し、計測した駆動部の位置における駆動部から支持部への伝熱量を演算し、演算した伝熱量に基づいて、支持部の温度及び熱変位を演算する。
【0008】
本開示の一実施形態に係る演算装置は、前記駆動部の発熱量を演算する発熱量演算部と、前記発熱量演算部にて演算した発熱量及び前記伝熱量演算部にて演算した伝熱量に基づいて、前記駆動部の温度を演算する第二温度演算部と、前記第二温度演算部にて演算した温度に基づいて、前記駆動部の熱変位を演算する第二熱変位演算部とを備え、前記位置計測部が前記駆動部の位置の計測に応じて、前記発熱量演算部は前記発熱量を演算し、前記伝熱量演算部は前記伝熱量を演算し、前記第二温度演算部は前記駆動部の温度を演算し、前記第二熱変位演算部は前記駆動部の熱変位を演算する。
【0009】
本開示においては、駆動部の発熱量を演算し、発熱量及び伝熱量に基づいて、駆動部の温度を演算する。演算した温度に基づいて、駆動部の熱変位を演算する。
【0010】
本開示の一実施形態に係る演算装置は、前記位置計測部が前記駆動部の位置の計測に応じて、前記第一熱変位演算部にて演算した前記支持部の熱変位に基づく前記駆動部の変位と、前記第二熱変位演算部にて演算した前記駆動部の熱変位とを合算する合算部を備える。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
今日
ブラザー工業株式会社
アプリケーションプログラム
今日
個人
タップ
1か月前
個人
加工機
1か月前
麗豊実業股フン有限公司
ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株及びそれを筋肉量の増加や抗メタボリック症候群に用いる用途
1か月前
日東精工株式会社
ねじ締め機
28日前
株式会社北川鉄工所
回転装置
15日前
株式会社不二越
ドリル
1か月前
株式会社FUJI
工作機械
今日
株式会社ダイヘン
多層盛り溶接方法
1か月前
株式会社アンド
半田付け方法
1か月前
株式会社アンド
半田付け方法
1か月前
エフ・ピー・ツール株式会社
リーマ
1か月前
日進工具株式会社
エンドミル
1か月前
村田機械株式会社
レーザ加工機
29日前
株式会社トヨコー
被膜除去方法
1か月前
村田機械株式会社
レーザ加工機
29日前
株式会社ダイヘン
溶接装置
2か月前
トヨタ自動車株式会社
溶接ヘッド
15日前
株式会社不二越
超硬合金製ドリル
1か月前
トヨタ自動車株式会社
溶接ヘッド
16日前
個人
管の切断装置及び管の切断方法
1か月前
株式会社不二越
波形抽出装置
7日前
株式会社不二越
通り穴加工用タップ
2か月前
株式会社不二越
摩耗判定装置
7日前
日東精工株式会社
はんだこて先の製造方法
1か月前
日東精工株式会社
はんだこて先の製造方法
15日前
DMG森精機株式会社
工作機械
3日前
株式会社ジャノメ
インサート挿入装置
16日前
株式会社ダイヘン
パルスアーク溶接制御方法
9日前
株式会社アドウェルズ
超音波加工装置
1か月前
株式会社ダイヘン
溶接システム
1か月前
株式会社FUJI
周辺装置制御用治具
1か月前
春日機械工業股ふん有限公司
挟持装置
1か月前
株式会社IHI
支持機構
今日
株式会社ダイヘン
パルスアーク溶接制御方法
今日
続きを見る
他の特許を見る