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公開番号2025092219
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207962
出願日2023-12-08
発明の名称建物外周部の補強構造
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04G 23/02 20060101AFI20250612BHJP(建築物)
要約【課題】、跳出梁が柱及び梁の側面からが跳ね出している建物外周部の既存架構にブレースを取り付ける外付フレームを設ける。
【解決手段】補強構造15は、既存架構70と、既存架構70の既存柱20及び既存梁30の側面32から跳ね出したスラブ42を支持する跳出梁50と、既存柱20及び既存梁30の側面32に跳出梁50を抱き込んで増し打ちされた増打梁200と、既存架構70における左右の既存柱20及び上側の増打梁200に接合され、下側の増打梁200に固定されスラブ42から突出する頭付きアンカー254に接合された矩形枠状でブレース102が取り付けられる外付フレーム100と、を備えている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
建物外周部の既存架構と、
前記既存架構の既存柱及び既存梁の側面から跳ね出しスラブを支持する跳出梁と、
前記既存柱及び前記既存梁の前記側面に前記跳出梁を抱き込んで増し打ちされた増打梁と、
前記既存架構における左右の前記既存柱及び上側の前記増打梁に接合され、下側の前記増打梁に固定され前記スラブから突出する増打梁側アンカーに接合された矩形枠状でブレースが取り付けられる外付フレームと、
を備えた建物外周部の補強構造。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記増打梁に梁方向に沿って配筋され、先端部が前記跳出梁に固定された増打梁主筋と、
前記増打梁主筋の周りに配筋され、先端部が前記既存梁に固定された増打梁せん断補強筋と、
前記増打梁に埋設され、先端部が前記既存梁に固定された既存梁側アンカーと、
を備えた請求項1に記載の建物外周部の補強構造。
【請求項3】
前記既存柱の側面には増打柱が増し打ちされ、
前記外付フレームは、前記増打柱に接合されている、
請求項1又は請求項2に記載の建物の外周部の補強構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物外周部の補強構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、既存建物の外部にプレキャストプレストレスコンクリート部材で新しい補強外フレームを構築し、既存建物とはせん断力伝達部材で接合する外フレーム式の耐震補強構造の改良に関する技術が開示されている。この先行技術では、既存建物の外側に配置される複数のプレキャストコンクリート製補強柱ユニットおよび複数のプレキャストコンクリート製補強梁ユニットをPC鋼材により組立て構成される外フレームにより既存建物を耐震補強する。また、外フレームの一部に、プレキャストコンクリート製ブレースが組み込まれている。
【0003】
特許文献2には、既存の、あるいは新設のコンクリート造、鉄骨造等の主構造体の構面外に、主構造体を制震補強する制震補強架構を主構造体の構面に平行に構築する際に、制震補強架構を構成する少なくともいずれかの支柱を主構造体の柱にこれから距離を置いて接合した制震補強架構柱の接合構造に関する技術が開示されている。この先行技術では、制震補強架構の複数本の支柱の内、少なくともいずれかの支柱の最下層の支柱材に対向する主構造体の柱の制震補強架構側の正面に境界面プレートを重ねて接合すると共に、境界面プレートを直接、もしくは間接的に最下層の支柱材に接合し、柱の正面と支柱材との間にコンクリートを充填し、コンクリート中に境界面プレートとその支柱材への接合部分を埋設する。
【0004】
特許文献3には、耐震補強用架構の施工方法に関する技術が開示されている。この先行技術では、建築物の地上階より上の階の外壁に耐震補強用架構の設置階より下の階の側面に支持部材を固定する工程と、該支持部材の上に耐震補強用架構を載置し建築物の所定の部位に固定する工程と、を含んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-22572号公報
特開2017-210830号公報
特開2023-3134号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
バルコニーや廊下等のスラブを支持する跳出梁が建物外周部の既存架構の柱及び梁の側面からが跳ね出している場合、ブレースを取り付ける外付フレームを梁の側面に接合することができない。
【0007】
本発明は、上記事実を鑑み、跳出梁が柱及び梁の側面からが跳ね出している建物外周部の既存架構にブレースを取り付ける外付フレームを設けることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第一態様は、建物外周部の既存架構と、前記既存架構の既存柱及び既存梁の側面から跳ね出しスラブを支持する跳出梁と、前記既存柱及び前記既存梁の前記側面に前記跳出梁を抱き込んで増し打ちされた増打梁と、前記既存架構における左右の既存柱及び上側の前記増打梁に接合され、下側の前記増打梁に固定され前記スラブから突出する増打梁側アンカーに接合された矩形枠状でブレースが取り付けられる外付フレームと、を備えた建物外周部の補強構造である。
【0009】
第一態様の建物外周部の補強構造では、既存柱及び既存梁の側面に跳出梁を抱き込んで増し打ちされた増打梁に矩形枠状の外付フレームを接合及び増打梁に固定されスラブから突出する増打梁側アンカーに接合することで、跳出梁が既存梁の側面からが跳ね出している建物外周部の既存架構にブレースを取り付ける外付フレームを設けられる。
【0010】
第二態様は、前記増打梁に梁方向に沿って配筋され、先端部が前記跳出梁に固定された増打梁主筋と、前記増打梁主筋の周りに配筋され、先端部が前記既存梁に固定された増打梁せん断補強筋と、前記増打梁に埋設され、先端部が前記既存梁に固定された既存梁側アンカーと、を備えた第一態様に記載の建物外周部の補強構造である。
(【0011】以降は省略されています)

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