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公開番号2025091883
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207409
出願日2023-12-08
発明の名称イオン風発生装置
出願人株式会社SUBARU
代理人個人,個人
主分類H01T 23/00 20060101AFI20250612BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】好適にイオン風を発生させる。
【解決手段】イオン風発生装置は、放電電極と、放電電極から第1方向に離間して配置された基準電極と、からなる電極対が、前記第1方向に複数段重ねられた本体モジュールと、放電電極に接続された交流電源と、を備える。交流電源は、第1方向に隣り合う2つの放電電極に、互いに逆位相の交流電圧を印可する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
放電電極と、前記放電電極から第１方向に離間して配置された基準電極と、からなる電極対が、前記第１方向に複数段重ねられた本体モジュールと、
前記放電電極に接続された交流電源と、
を備え、
前記交流電源は、前記第１方向に隣り合う２つの前記放電電極に、互いに逆位相の交流電圧を印可する、
イオン風発生装置。
続きを表示（約 270 文字）【請求項２】
前記交流電源は、負極側にバイアスさせた交流電圧を前記放電電極に印可する、
請求項１に記載のイオン風発生装置。
【請求項３】
前記交流電圧の波形は、負のピーク電圧が正のピーク電圧の２倍である、
請求項２に記載のイオン風発生装置。
【請求項４】
前記放電電極及び前記基準電極の各々は、前記第１方向と直交する第２方向に延在し、
前記電極対は、前記第１方向及び前記第２方向のいずれとも直交する第３方向に複数並設されている、
請求項１に記載のイオン風発生装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、イオン風を発生させるイオン風発生装置に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、放電により生成したイオンを電場に沿って加速させて気流（イオン風）を作るイオン風発生装置が知られている。このイオン風発生装置では、一般に、正負いずれかのイオンを生成している（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特表２００２－５１９５７７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、単純に正負いずれかのイオンを生成した場合、電極から排出されたイオンと装置筐体（例えば航空機における機体）等との間でクーロン力が作用し、イオン風が制限される場合がある。
【０００５】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、好適にイオン風を発生させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するために、本発明の一実施の形態は、イオン風発生装置であって、
放電電極と、前記放電電極から第１方向に離間して配置された基準電極と、からなる電極対が、前記第１方向に複数段重ねられた本体モジュールと、
前記放電電極に接続された交流電源と、
を備え、
前記交流電源は、前記第１方向に隣り合う２つの前記放電電極に、互いに逆位相の交流電圧を印可する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、隣り合う２つの放電電極に互いに逆位相の交流電圧が印可される。これにより、正負のイオンを生成し加速してイオン風を発生させることができる。また、隣り合う２つの放電電極で正負のイオンを同時に生成することで、全体として排出されるイオンを中性にできる。したがって、好適にイオン風を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施形態に係るイオン風発生装置の概略構成を示す模式図である。
実施形態に係るイオン風発生装置の動作を説明するための図である。
実施形態に係る放電電極に印加される交流電圧の波形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
【００１０】
［イオン風発生装置の構成］
図１は、本実施形態に係るイオン風発生装置１の概略構成を示す模式図である。
以下では、イオン風発生装置１（本体モジュール２）においてイオン風が発生する方向を第１方向Ｘ、第１方向Ｘに直交し且つ互いに直交する２方向を第２方向Ｙ及び第３方向Ｘという。
（【００１１】以降は省略されています）

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