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公開番号2025091071
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206051
出願日2023-12-06
発明の名称電力供給システム、および、電力供給方法
出願人株式会社Across Digital,株式会社JERA Cross
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H02J 3/46 20060101AFI20250611BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電力の供給先となる供給地点よりも細分化した需要単位において環境負荷を低減した電力供給を実現する。
【解決手段】需要予測部は配電設備から電力が供給される電力供給地点から、電力が分配される需要単位の電力使用状況に基づいて、需要予測モデルを用いて現時点よりも後の予測時刻における当該需要単位の消費電力の予測値である予測需要量を予測し、供給制御部は前記予測時刻における目標総供給量と低環境負荷電力の目標供給量を満たすように、運転環境に応じて電力供給量を調整可能とする調整可能電源を少なくとも1つ含む複数の電源の運転を制御し、目標設定部は前記需要単位において低環境負荷電力の比率を所定の目標率以上とする前記予測需要量を満たすように前記目標総供給量と低環境負荷電力の前記目標供給量を設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
配電設備から電力が供給される電力供給地点から、電力が分配される需要単位の電力使用状況に基づいて、需要予測モデルを用いて現時点よりも後の予測時刻における当該需要単位の消費電力の予測値である予測需要量を予測する需要予測部と、
前記予測時刻における目標総供給量と低環境負荷電力の目標供給量を満たすように、運転環境に応じて電力供給量を調整可能とする調整可能電源を少なくとも1つ含む複数の電源の運転を制御する供給制御部と、
前記需要単位において低環境負荷電力の比率を所定の目標率以上とする前記予測需要量を満たすように前記目標総供給量と低環境負荷電力の前記目標供給量を設定する目標設定部と、を備える
電力供給システム。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記目標設定部は、特定の適用期間において前記予測需要量を満たすように前記目標総供給量と低環境負荷電力の前記目標供給量を設定する
請求項1に記載の電力供給システム。
【請求項3】
前記需要単位における消費電力の実績値である実績消費電力を計測する計測部と、をさらに備える
請求項1に記載の電力供給システム。
【請求項4】
前記計測部は、前記電力供給地点に係る設備の特定領域に分電する分電盤に併設される
請求項3に記載の電力供給システム。
【請求項5】
前記計測部は、前記電力供給地点に係る設備から特定機器に電力を供給する電力線に設置される
請求項3に記載の電力供給システム。
【請求項6】
前記需要単位は、前記電力供給地点から電力が供給される1以上の機器と1以上の領域の少なくともいずれかに関する需要者である
請求項3に記載の電力供給システム。
【請求項7】
前記電力使用状況は、前記実績消費電力と、前記需要単位における活動情報、設備の利用情報と気象情報の少なくともいずれかを含み、
前記電力使用状況に基づいて予測される予測消費電力と前記実績消費電力との差が低減されるように前記需要予測モデルを学習するモデル学習部と、をさらに備える
請求項3に記載の電力供給システム。
【請求項8】
前記電力の供給に係る環境負荷は、炭酸ガスの排出である
請求項1に記載の電力供給システム。
【請求項9】
前記需要単位への供給電力の推移を出力する出力処理部と、をさらに備える
請求項1に記載の電力供給システム。
【請求項10】
前記出力処理部は、電源種別ごとの前記供給電力の成分、前記供給電力における低環境負荷電力の比率および前記低環境負荷電力の供給に係る環境負荷物質の削減量の少なくともいずれかを、さらに出力する
請求項9に記載の電力供給システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願の実施形態は、電力供給システム、電力供給方法、および、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、気候変動の顕在化により環境負荷低減が重要な課題となっている。事業活動においても、良好な企業イメージを形成するうえで、環境負荷低減がしばしば宣伝されることがある。また、地球温暖化の主要因となる炭酸ガス(CO

)を排出しない再生可能エネルギーのエネルギー源となる太陽光発電システム、風力発電システムなどの普及が図られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、電力の需要側が買電した電力のうち、炭酸ガスの排出を伴わないクリーン電力の電力量を把握可能とする需要クライアント脱炭素管理システムについて記載されている。
特許文献2には、複数の発電所から電力供給を受ける需要家領域での電力需給を管理するにあたり、供給される電力の特性を考慮して電力需給を管理する需給管理システムについて記載されている。
【0004】
また、世界的な電力の脱炭素化を目指すため、国際連合主導で国際イニシアティブ「24/7 Carbon Free Energy」(以下、「24/7 CFE」)が提唱されている。24/7 CFEは、24時間、365日の電力消費量に合わせてカーボンフリー電力を100%供給することを指す。24/7 CFEに参画する企業も増加しつつある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許6945904号公報
特開2016-46916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、再生可能エネルギーの供給量は、天候などの環境に顕著に依存する。そのため、全ての電力需要を再生可能エネルギーで常に賄うことは現実的ではない。例えば、夜間、雨天時などにおいては、太陽光発電による発電が見込めないので、他の方式で不足する電力を補う必要が生じる。
本願は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、配電設備からの電力の供給先となる電力供給地点から電力が分配される需要単位において環境負荷を低減した電力供給を実現するための電力供給システム、電力供給方法、および、プログラムを提供することを1つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様に係る情報処理システムは、配電設備から電力が供給される電力供給地点から、電力が分配される需要単位の電力使用状況に基づいて、需要予測モデルを用いて現時点よりも後の予測時刻における当該需要単位の消費電力の予測値である予測需要量を予測する需要予測部と、前記予測時刻における目標総供給量と低環境負荷電力の目標供給量を満たすように、運転環境に応じて電力供給量を調整可能とする調整可能電源を少なくとも1つ含む複数の電源の運転を制御する供給制御部と、前記需要単位において低環境負荷電力の比率を所定の目標率以上とする前記予測需要量を満たすように前記目標総供給量と低環境負荷電力の前記目標供給量を設定する目標設定部と、を備える。
【0008】
第2の態様に係る情報処理方法は、電力供給システムにおける電力供給方法であって、需要予測部が、配電設備から電力が供給される電力供給地点から、電力が分配される需要単位の電力使用状況に基づいて、需要予測モデルを用いて現時点よりも後の予測時刻における当該需要単位の消費電力の予測値である予測需要量を予測する需要予測ステップと、供給制御部が、前記予測時刻における目標総供給量と低環境負荷電力の目標供給量を満たすように、運転環境に応じて電力供給量を調整可能とする調整可能電源を少なくとも1つ含む複数の電源の運転を制御する供給制御ステップと、目標設定部が、前記需要単位において低環境負荷電力の比率が所定の目標率以上となる前記予測需要量を満たすように前記目標総供給量と低環境負荷電力の前記目標供給量を設定する目標設定ステップを有する電力供給方法。
【発明の効果】
【0009】
本願によれば、電力の供給先となる供給地点よりも細分化した供給単位において環境負荷を低減した電力供給を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係る電力供給システムの機能構成例を示す概略ブロック図である。
第1実施形態に係る分電盤の機能構成例を示す概略ブロック図である。
第1実施形態に係る端末装置の機能構成例を示す概略ブロック図である。
需要予測モデルを例示する説明図である。
第1実施形態に係る使用状況情報のデータ構成例を示す図である。
第1実施形態に係る表示画面を例示する図である。
需要予測モデルへの入力値の要素の寄与度を例示する図である。
供給量予測モデルを例示する説明図である。
供給量予測モデルへの入力値を例示する図である。
第2実施形態に係る計測部の第1構成例を示す外観図である。
表示部の配置例を示す図である。
第2実施形態に係る計測部の第2構成例を示す外観図である。
第2実施形態に係る使用状況情報のデータ構成例を示す図である。
第2実施形態に係る変形例を説明するための説明図である。
第3実施形態に係るマッピングテーブルを例示する図である。
第3実施形態に係る利用状況情報を例示する図である。
第3実施形態に係る配電構成例を示す図である。
第3実施形態に係る表示画面を例示する図である。
本願の実施形態に係る装置のハードウェア構成例を示す概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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