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公開番号
2025090799
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2025041899,2023096185
出願日
2025-03-14,2016-11-04
発明の名称
発泡性皮膚外用剤
出願人
株式会社東洋新薬
代理人
主分類
A61K
8/67 20060101AFI20250610BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】特定の有効成分による肌状態改善効果を効率よく発揮させることができる炭酸ガス発泡性皮膚外用剤を提供すること。
【解決手段】本発明の炭酸ガス発泡性皮膚外用剤は、同一剤又は2以上の剤において、酸性物質、該酸性物質と反応して炭酸ガスを発生する炭酸ガス発生物質及び増粘剤を含有する炭酸ガス発泡性皮膚外用剤であって、更に、アスコルビン酸グルコシド等を含有している(但し炭酸ガス発泡性皮膚外用剤が1剤からなる場合は、使用時に含水物質と混合するものとし、炭酸ガス発泡性皮膚外用剤が2以上の剤からなる場合には、いずれかの剤が水を含有するものとする)。炭酸ガス発泡性皮膚外用剤は、更に多価アルコールを含有することが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
酸性物質、炭酸塩及び増粘剤を含有し、更に、アスコルビン酸-2-グルコシド及びトラネキサム酸から選ばれる少なくとも一種を含有する一剤式の発泡性皮膚外用剤であって、使用時に含水物質と混合することを特徴とする発泡性皮膚外用剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発泡性皮膚外用剤に関する。
続きを表示(約 3,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、皮膚に対し血行促進作用を有する合成又は天然エキス等が配合された皮膚外用剤が使用されてきた。
【0003】
これらのエキスは少量の配合では効果が不十分であり、大量の配合では皮膚への刺激が大きすぎる等の理由から、炭酸ガスを含有させて血行促進作用の増進を図った皮膚外用剤の提案がなされている。これらの多くは、酸性物質と炭酸ガス発生物質の反応により、炭酸ガスを発生させる。炭酸ガス発泡性の皮膚外用剤においては、従来から松樹皮抽出物など植物エキスの有効とされる成分が配合されている(特許文献1参照)。
一方、炭酸ガスには血行促進作用があることが古くから知られており、例えば発熱物質を配合した温感のあるパック化粧料が知られている(特許文献2参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-88345号公報
特開平08-268828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、松樹皮抽出物など植物エキスでは発揮される効果が低い場合もあり、更に肌の色を白くする、肌の水分量を増加させる、水分蒸散量を低減させる、肌弾力を向上させる等の皮膚状態改善の点で、より効果の高い炭酸ガス発泡性皮膚外用剤の開発が望まれていた。
また、従来より知られている炭酸ガスを含有するパック剤においては、炭酸ガスの発泡性、泡の持続性、物理刺激等についての検討はなされているものの、炭酸ガスによる肌状態の改善効果の検討は未だ十分ではなく、また製品の使用性や安定性、洗い流した後の使用感に関する検討も十分になされていなかった。
【0006】
そこで、本発明においては、炭酸ガス発泡性皮膚外用剤に新たな成分を配合することにより、肌状態を改善するとともに、使用性・安全性・安定性に優れ、洗い流した後の使用感が良好で、炭酸ガスの効果等をさらに高めることのできる有効成分について種々の検討を行った。
その結果、特定の有効成分を各種炭酸ガス発泡性皮膚外用剤に配合することにより、炭酸ガスの効果を高め、上記課題を解決することを見い出し、本発明を完成するに至った。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、同一剤又は2以上の剤において、酸性物質、該酸性物質と反応して炭酸ガスを発生する炭酸ガス発生物質及び増粘剤を含有する炭酸ガス発泡性皮膚外用剤であって、更に、アスコルビン酸グルコシド、アラントイン、エストラジオール、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、β-グリチルリチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、トラネキサム酸、d-カンフル、酢酸dl-α-トコフェロール、ニコチン酸dl-α-トコフェロール、D-パントテニルアルコール、パントテニールエチルエーテル、エチニルエストラジオール、サリチル酸、ビオチン、レゾルシン、トリクロロカルバニリド、トリクロサン、塩化ベンゼトニウム、イオウ、感光素201号、フェノール、塩酸ピリドキシン、ピリドキシン、酸化亜鉛、アルブチン、リン酸-L-アスコルビルマグネシウム、ジパルミチン酸アスコルビル、プラセンタ、レチノール及びパルミチン酸レチノールから選ばれる少なくとも一種を含有する炭酸ガス発泡性皮膚外用剤(但し炭酸ガス発泡性皮膚外用剤が1剤からなる場合は、使用時に含水物質と混合するものとし、2以上の剤からなる場合には、いずれかの剤が水を含有するものとする)(以下単に「皮膚外用剤」ともいう)を提供するものである。
【0008】
また本発明は、以下の(1)~(3)のいずれかの2剤式キットである炭酸ガス発泡性皮膚外用剤(以下単に「皮膚外用剤用キット」又は「キット」ともいう)を提供するものである。以下の各キットでは、使用時に第1剤及び第2剤を混合する。
(1)酸性物質及び水を含有する酸含有組成物である第1剤と、
前記酸性物質と反応して炭酸ガスを発生する炭酸ガス発生物質を含有する塩基含有組成物である第2剤と、を有し、第1剤及び/又は第2剤が増粘剤を含有し、更に、第1剤及び/又は第2剤がアスコルビン酸グルコシド、アラントイン、エストラジオール、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、β-グリチルリチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、トラネキサム酸、d-カンフル、酢酸dl-α-トコフェロール、ニコチン酸dl-α-トコフェロール、D-パントテニルアルコール、パントテニールエチルエーテル、エチニルエストラジオール、サリチル酸、ビオチン、レゾルシン、トリクロロカルバニリド、トリクロサン、塩化ベンゼトニウム、イオウ、感光素201号、フェノール、塩酸ピリドキシン、ピリドキシン、酸化亜鉛、アルブチン、リン酸-L-アスコルビルマグネシウム、ジパルミチン酸アスコルビル、プラセンタ、レチノール及びパルミチン酸レチノールから選ばれる少なくとも一種を含有する。
(2)酸性物質を含有する酸含有組成物である第1剤と、
前記酸性物質と反応して炭酸ガスを発生する炭酸ガス発生物質及び水を含有する塩基含有組成物である第2剤と、を有し、第1剤及び/又は第2剤が増粘剤を含有し、更に、第1剤及び/又は第2剤がアスコルビン酸グルコシド、アラントイン、エストラジオール、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、β-グリチルリチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、トラネキサム酸、d-カンフル、酢酸dl-α-トコフェロール、ニコチン酸dl-α-トコフェロール、D-パントテニルアルコール、パントテニールエチルエーテル、エチニルエストラジオール、サリチル酸、ビオチン、レゾルシン、トリクロロカルバニリド、トリクロサン、塩化ベンゼトニウム、イオウ、感光素201号、フェノール、塩酸ピリドキシン、ピリドキシン、酸化亜鉛、アルブチン、リン酸-L-アスコルビルマグネシウム、ジパルミチン酸アスコルビル、プラセンタ、レチノール及びパルミチン酸レチノールから選ばれる少なくとも一種を含有する。
(3)酸性物質と該酸性物質と反応して炭酸ガスを発生する炭酸ガス発生物質とを含有する、酸及び塩基含有組成物である第1剤と、
水を含有する組成物である第2剤と、を有し、第1剤及び/又は第2剤が増粘剤を含有し、更に、第1剤及び/又は第2剤がアスコルビン酸グルコシド、アラントイン、エストラジオール、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、β-グリチルリチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、トラネキサム酸、d-カンフル、酢酸dl-α-トコフェロール、ニコチン酸dl-α-トコフェロール、D-パントテニルアルコール、パントテニールエチルエーテル、エチニルエストラジオール、サリチル酸、ビオチン、レゾルシン、トリクロロカルバニリド、トリクロサン、塩化ベンゼトニウム、イオウ、感光素201号、フェノール、塩酸ピリドキシン、ピリドキシン、酸化亜鉛、アルブチン、リン酸-L-アスコルビルマグネシウム、ジパルミチン酸アスコルビル、プラセンタ、レチノール及びパルミチン酸レチノールから選ばれる少なくとも一種を含有する。
【0009】
また本発明は、使用時に含水物質と混合する以下の組成の一剤式組成物である炭酸ガス発泡性皮膚外用剤(以下単に「皮膚外用剤用組成物」又は「組成物」ともいう)を提供するものである。
組成:酸性物質、炭酸塩及び増粘剤を含有し、更に、アスコルビン酸グルコシド、アラントイン、エストラジオール、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、β-グリチルリチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、トラネキサム酸、d-カンフル、酢酸dl-α-トコフェロール、ニコチン酸dl-α-トコフェロール、D-パントテニルアルコール、パントテニールエチルエーテル、エチニルエストラジオール、サリチル酸、ビオチン、レゾルシン、トリクロロカルバニリド、トリクロサン、塩化ベンゼトニウム、イオウ、感光素201号、フェノール、塩酸ピリドキシン、ピリドキシン、酸化亜鉛、アルブチン、リン酸-L-アスコルビルマグネシウム、ジパルミチン酸アスコルビル、プラセンタ、レチノール及びパルミチン酸レチノールから選ばれる少なくとも一種を含有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、特定の有効成分を配合することにより、炭酸ガスの効果が高められるため、肌の色を白くする、肌の水分量を増加させる、水分蒸散量を低減させる、肌弾力を向上させる等の効果を奏し、肌状態を改善するとともに、混ぜやすさ、塗りやすさ等の使用性・安全性・安定性に優れ、洗い流した後の使用感が良好となり、炭酸ガスの効果等をさらに高めることができる。さらに角層細胞の状態改善或いは/及び皮膚のターンオーバーを促進させるほか、皮膚細胞の賦活作用に優れ、また肌の毛穴が小さくなる、キメが整う等の新たな効果を有する炭酸ガス発泡性皮膚外用剤、及び該皮膚外用剤が得られるキット及び組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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