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公開番号2025089941
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204922
出願日2023-12-04
発明の名称空気入りタイヤ及びその製造方法
出願人株式会社ブリヂストン
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B60C 11/00 20060101AFI20250609BHJP(車両一般)
要約【課題】外表面に樹脂層が強固に接着された空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】外表面の少なくとも一部に樹脂層を備える空気入りタイヤであって、前記樹脂層が、共役ジエン単位及び非共役オレフィン単位を有する共重合体を含有する接着層を介して配置されている、ことを特徴とする、空気入りタイヤ。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
外表面の少なくとも一部に樹脂層を備える空気入りタイヤであって、
前記樹脂層が、共役ジエン単位及び非共役オレフィン単位を有する共重合体を含有する接着層を介して配置されている、ことを特徴とする、空気入りタイヤ。
続きを表示（約 720 文字）【請求項２】
前記共重合体は、融点が５０～１２０℃である、請求項１に記載の空気入りタイヤ。
【請求項３】
前記共重合体は、前記共役ジエン単位の含有量が０ｍｏｌ％超５０ｍｏｌ％以下であり、前記非共役オレフィン単位の含有量が５０ｍｏｌ％以上１００ｍｏｌ％未満である、請求項１に記載の空気入りタイヤ。
【請求項４】
前記共重合体が、更に芳香族ビニル単位を有する、請求項１に記載の空気入りタイヤ。
【請求項５】
前記共重合体は、前記共役ジエン単位の含有量が１～５０ｍｏｌ％であり、前記非共役オレフィン単位の含有量が４０～９７ｍｏｌ％であり、前記芳香族ビニル単位の含有量が２～３５ｍｏｌ％である、請求項４に記載の空気入りタイヤ。
【請求項６】
前記接着層の厚みが、１０μｍ以上２ｍｍ以下である、請求項１に記載の空気入りタイヤ。
【請求項７】
前記樹脂層の厚みが、１０μｍ以上５０ｍｍ以下である、請求項１に記載の空気入りタイヤ。
【請求項８】
前記樹脂層が、融点が２５℃以上２５０℃以下である熱可塑性樹脂を含有する、請求項１に記載の空気入りタイヤ。
【請求項９】
前記熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、及びポリビニルアルコール系樹脂から選択される１種又は２種以上である、請求項８に記載の空気入りタイヤ。
【請求項１０】
前記樹脂層が配置される外表面が、タイヤのトレッド部及び／又はサイドウォール部の外表面の少なくとも一部である、請求項１に記載の空気入りタイヤ。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、空気入りタイヤ及びその製造方法に関するものである。
続きを表示（約 930 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、タイヤの外表面に樹脂層を設け、性能向上を目指す検討がなされている。
【０００３】
例えば特許文献１は、タイヤ外表面の少なくとも一部の領域に、ゴム層と、該ゴム層の表面を被覆するウレタン樹脂層とを形成することで、タイヤの耐クラック性を向上させることを開示している。
また、例えば特許文献２は、タイヤトレッドの酸素侵入防止特性を高めるために、該トレッドの溝底の少なくとも一部に、酸素バリア性樹脂層を含む樹脂フィルムを配置する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１９－０８９４４６号公報
特開２０１２－２５０５７４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
タイヤは、主としてゴム成分から構成されているところ、上述した技術のようにゴム部材上に樹脂層を直接配置した場合には、ゴム部材と樹脂層との接着性が不十分となり得る。
【０００６】
そこで、本発明は、外表面に樹脂層が強固に接着された空気入りタイヤ、及びかかる空気入りタイヤの製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
即ち、上記課題を解決する本発明の要旨構成は、以下の通りである。
【０００８】
［１］外表面の少なくとも一部に樹脂層を備える空気入りタイヤであって、
前記樹脂層が、共役ジエン単位及び非共役オレフィン単位を有する共重合体を含有する接着層を介して配置されている、ことを特徴とする、空気入りタイヤ。
【０００９】
［２］前記共重合体は、融点が５０～１２０℃である、［１］に記載の空気入りタイヤ。
【００１０】
［３］前記共重合体は、前記共役ジエン単位の含有量が０ｍｏｌ％超５０ｍｏｌ％以下であり、前記非共役オレフィン単位の含有量が５０ｍｏｌ％以上１００ｍｏｌ％未満である、［１］又は［２］に記載の空気入りタイヤ。
（【００１１】以降は省略されています）

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