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公開番号
2025089028
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2023203954
出願日
2023-12-01
発明の名称
クレーン
出願人
株式会社タダノ
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
B60L
7/12 20060101AFI20250605BHJP(車両一般)
要約
【課題】電力により走行可能なクレーンを提供する。
【解決手段】クレーンは、電源部により駆動される走行用モータを有する走行車体と、電源部により駆動され、作動油を被駆動部に供給する作動油供給装置と、走行車体の減速時に、走行用モータが発電する回生電力を電源部に供給して制動力を生成する回生ブレーキ制御を行う回生ブレーキ装置と、を備え、回生ブレーキ装置は、回生ブレーキ制御において、電源部の充電可能電力に応じて、回生電力を作動油供給装置に分配し、且つ、作動油供給装置で消費される電力を変更する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電源部により駆動される走行用モータを有する走行車体と、
前記電源部により駆動され、作動油を被駆動部に供給する作動油供給装置と、
前記走行車体の減速時に、前記走行用モータが発電する回生電力を前記電源部に供給して制動力を生成する回生ブレーキ制御を行う回生ブレーキ装置と、を備え、
前記回生ブレーキ装置は、前記回生ブレーキ制御において、前記電源部の充電可能電力に応じて、前記回生電力を前記作動油供給装置に分配し、且つ、前記作動油供給装置で消費される電力を変更する、
クレーン。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記充電可能電力は、前記電源部のバッテリー残量に応じて決定される、前記電源部が受け入れ可能な電力であり、
前記回生ブレーキ装置は、前記回生ブレーキ制御において、前記電源部のバッテリー残量が所定値よりも大きい場合に、前記回生電力を前記作動油供給装置に分配し、且つ、前記バッテリー残量に応じて、前記作動油供給装置で消費される電力を変更する、
請求項1に記載のクレーン。
【請求項3】
前記充電可能電力は、前記電源部の温度に応じて決定される、前記電源部が受け入れ可能な電力であり、
前記回生ブレーキ装置は、前記回生ブレーキ制御において、前記電源部の温度が所定条件を満たす場合に、前記回生電力を前記作動油供給装置に分配し、且つ、前記作動油供給装置で消費される電力を変更する、
請求項1に記載のクレーン。
【請求項4】
前記作動油供給装置は、
前記電源部により駆動するポンプ用モータと、
前記ポンプ用モータにより駆動される第一ポンプ部と、を有し、
前記回生ブレーキ装置は、前記バッテリー残量に応じて、前記ポンプ用モータの回転数を変更することにより、前記作動油供給装置で消費される電力を変更する、
請求項1に記載のクレーン。
【請求項5】
前記回生ブレーキ装置は、前記バッテリー残量が多いほど、前記ポンプ用モータの回転数を大きくして、前記作動油供給装置で消費可能な電力を大きくする、
請求項4に記載のクレーン。
【請求項6】
前記回生ブレーキ装置は、前記回生電力を前記作動油供給装置に分配する際、前記第一ポンプ部の吐出容量を最小から最大に切り換える、
請求項4に記載のクレーン。
【請求項7】
前記回生ブレーキ装置は、前記回生電力を前記作動油供給装置に分配する際、前記作動油が通る油圧回路を、前記第一ポンプ部に作用する負荷トルクが低い油圧回路から、前記負荷トルクが高い油圧回路に切り換える、
請求項4に記載のクレーン。
【請求項8】
前記作動油供給装置は、
クレーン作業状態において、前記第一ポンプ部を常時駆動して、前記作動油を前記被駆動部に供給し、
走行状態において、前記第一ポンプ部を常時駆動して、作動油を前記被駆動部に供給せず、作動油タンクに戻す、
請求項4に記載のクレーン。
【請求項9】
走行状態において、前記作動油の温度が所定温度を超えた場合に、前記作動油を冷却する冷却装置を、更に備える、
請求項1に記載のクレーン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クレーンに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、走行機能を有する下部走行体、及び、下部走行体の上部に旋回可能な状態で設けられた上部旋回体を備えた移動式のクレーンが開示されている。下部走行体は、エンジンを有しており、エンジンの動力に基づいて走行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-96928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、環境保護等の観点から、上述のようなクレーンの電動化が求められている。
【0005】
本発明の目的は、電力により走行可能なクレーンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るクレーンの一態様は、
電源部により駆動される走行用モータを有する走行車体と、
電源部により駆動され、作動油を被駆動部に供給する作動油供給装置と、
走行車体の減速時に、走行用モータが発電する回生電力を電源部に供給して制動力を生成する回生ブレーキ制御を行う回生ブレーキ装置と、を備え、
回生ブレーキ装置は、回生ブレーキ制御において、電源部の充電可能電力に応じて、回生電力を作動油供給装置に分配し、且つ、作動油供給装置で消費される電力を変更する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電力により走行可能なクレーンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1に係る移動式クレーンの模式図である。
図2は、移動式クレーンのシステム構成を模式的に示すブロック図である。
図3は、一部の構成を省略したクレーンの斜視図である。
図4は、伝達部材、タンク、及び作動油供給装置の配置を説明するための図である。
図5は、回生電力補償制御のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係るクレーンの実施形態の一例を図面に基づいて詳細に説明する。尚、後述の実施形態に係るクレーンは、本発明に係るクレーンの一例であり、本発明は後述の実施形態により限定されない。
【0010】
[実施形態]
図1~図5を参照して、本実施形態に係る移動式クレーン1について説明する。図1は、本実施形態に係る移動式クレーン1(図示の場合、ラフテレーンクレーン)の模式図である。移動式クレーンは、例えば、オールテレーンクレーン、トラッククレーン、又は積載形トラッククレーン(カーゴクレーンとも称する。)である。但し、本発明に係るクレーンは、種々のクレーンであってよい。
(【0011】以降は省略されています)
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